2023年9月30日土曜日

ドア隙間シールで失敗

 玄関ドア下端に、わずかな隙間を発見したのが厳寒の1月下旬。ドア枠の内側に貼ってあるゴムシールが経年劣化でつぶれてしまったのが原因だった。気密の欠損は住宅性能に大きく影響する。
 その後雨水侵入によるドア枠の腐食なども発覚し、時間をかけて自力修復。部分断裂したゴムシール(隙間シール)をようやく交換できる状態になった。

新しい隙間シール

 新たな隙間シールは、耐候性の強いシリコンゴム製を3月上旬にアマゾンで購入してある。幅10×厚さ10で6Mあり、2,199円。1M×2Mの玄関ドアにちょうど足りる。

 まず既存のゴムシールを外す。枠下端の靴摺りから作業したが、汚れがひどかった。対して側面と上端部の汚れはほとんどなく、単に経年でゴムがつぶれているだけ。
 隙間シールには裏に接着剤がついていて、テープをはがすだけで貼れる。少し長めに切り、端部は現物合わせで調整した。貼る際にゴムを引っ張ると、伸びて収まりにズレが発生するので注意が必要。


 慎重に作業して全周を交換し、いざドアを閉めてみると、なんとしたことか微妙に閉まらない。上端と下端の隙間シールを交換した状態では、問題なく閉まった。上下と側面とでは、隙間の状態に違いがあったようだ。
 実は隙間シールを注文する際、サイズにかなり迷った。経年でつぶれることを考慮して厚めの製品にしたが、大きな判断ミス。1ランク下の幅10×厚さ6にすべきだった。

左が古いシールで右が新しいシール

 古い隙間シールに貼り戻し、新たに注文し直すことも一瞬考えたが、買った隙間シールが結局無駄になる。そこで貼り終えた左右の隙間シールをそぎ取り、薄くすることにした。

 断面が2段になっている中央部をカッターで切断。結果的に厚さは6ミリとなった。見映えがやや悪くなったが、ドアは固く閉まるようになり、隙間も解消されている。外気温が下がって気密性に問題があれば、隙間シールを再度買って貼り直すしかない。
 慎重に吟味したつもりでも、予期せぬトラブルは発生する。いい勉強になった。