長さ1820のヌキ板を、上下で各2本、中央で1本のビスで止めてあったが、19年に及ぶ時の流れにより、半分以上のビスが錆びついてしまい、電動ドライバーではビクともしない。
撤去すべき壁は風に最もさらされる東半分の14枚だが、全部で70本あるネジの全てが古いタイプのいわゆる「木ネジ」という代物だった。
最近は締結力が強く、経年劣化が少なくて解体もしやすいコーススレッドと呼ばれる木材専用ネジに変えたが、施工当時は大量の在庫があり、問題があるのは分かっていたが、捨てるのはもったいないので負荷の少ない場所に使った。
可能な限り電動ドライバーで外し、残った箇所は大型ハンマーとバールで強制撤去することに。板は傷んで再利用は難しくなりそうだが、やむを得ない。
かなり手間取って、ようやく終了。支えに使った38×70の横材は雨の落下する部分の腐食が激しく、こちらも半分を切り捨てることにする。
下側1/3に張ってあったポリカ波板はすでに撤去済みで、壁が一切なくなった東半分は、風が気持ちよく吹き抜ける。台風に対する負荷も半減することを期待しよう。
壁がなくなったので、北東側の一角に方杖を設置することにした。ウッドデッキの手すりに使った残材で、見てくれは悪いが、あるとないとでは大違い。
かなり長めのツーバイ材を使ったせいか、押してもびくともしないほど強固になった。
かなり長めのツーバイ材を使ったせいか、押してもびくともしないほど強固になった。
ついでに、同じ北東角の基礎束石のさらなる補強を試みる。
主に砂利の突固めに使っている太い角材を北側から基礎上に斜めにあてがい、上端を柱に固定した補助材で押さえた。下端は砂利の一部を掘り起こして埋め込み、キャンプ用のペグ2本を深く打ち込んで動かなくする。
南からの強風に備えたもので、台風シーズンが終われば外すつもり。
16時くらいまでに全作業が終了。前回の台風で弱点となった箇所は全て対処したつもりだが、これで大丈夫かどうかは分からない。問題が起きないことをひたすら天に願う。