・完全充電時容量:3,265mAh
・電圧数:11,336mV
・充放電回数:686回
この条件下でのバッテリ容量を試算すると、3.265×11.336=37Wh。出荷時のバッテリ容量は60Whなので、60%強まで能力が落ちている。
使っているMacBookの最大充放電回数は1,000回とApple公式サイトに記載されており、発売後9年を経て一度も交換した形跡がない。使い続けるうち、30分くらいで警告なしで電源が落ちるようになった。いよいよ寿命である。
これでは大事な作業ができないので、しばし電源ケーブルをつないで使っていたが、やはり不便である。各種収入が減っている昨今なので、無用な買物は極力控えていたが、調べるとアマゾンで互換品のバッテリが5,300円で買える。
PC自体に問題はなく、最新OSもインストール可能な機種なので、熟慮のすえに買うことにした。
今日それが届き、さっそく交換作業を実施。ネットに各種情報があり、参考しつつやったので、特に難しいところはなかった。バッテリの型番はA1331で中国製だが、そもそも最初についていたバッテリも中国製であることを交換時に知った。
まず裏返して上下に計8本あるプラスビスを外す。製品にプラスとY字のドライバーが付属していて、それぞれビスにぴったり合うので、非常に便利だ。
裏蓋を開け、バッテリ上端にあるコネクタを手持ちのマイナスドライバーで外す。次にY字ドライバーでバッテリ上端のビス2本を外し、プラスドライバーで下端のビス3本を外した。
これで既存のバッテリは外れるはずが、左上に引っかかりがあり、どうしても外れない。ネット情報を再確認したら、シールの裏に隠れたビスがあるという。突起部分のシールをめくると、確かにあった。
ここのY字ビスを外して、ようやく取り外しに成功。ビスはすべて同じ場所に戻せるよう、離れた位置に同じ配置で並べた。
シールに隠れている左上のY字ビス |
逆の順で新しいバッテリを装着。互換品なので心配していたサイズやビス位置に狂いはなく、ぴったりと収まった。
裏蓋を含めて計14本のビスは一気に固定せず、対角の位置で仮固定しながら進め、うまく収まってから本締めするのが賢明だ。
裏蓋を含めて計14本のビスは一気に固定せず、対角の位置で仮固定しながら進め、うまく収まってから本締めするのが賢明だ。
全て終わって起動させると、問題なく動く。完全充電時容量は5,972mAhで、製品情報にあった6,000mAhとほぼ同じ数値。電圧数は交換前と変わらず、計算上のバッテリ容量は67Whとなって、ひとまず購入時の状態に戻った。
取説に「最初は3〜5回ほど完全放電と満充電を繰り返すこと」とあり、当面は使用に注意が必要だ。
購入後にアマゾンの対象サイトを再訪問したら、なぜか製品情報が消えていた。おそらく私が最後の購入者だったのではないか。
しかし、「MacBook late2009 バッテリ」で検索すると、同性能の別製品がまだ買えるようだ。2度目の交換はたぶんないと思うが。