車庫&物置にはこの時期、かなりのツタが繁っているが、先日それを剪定した。その折にも同じ場所に小さなスズメバチの巣を発見し、除去したばかり。今回のはそれより幾分大きい。
ちょっとイヤな予感がしたが、除雪用の長いスコップを使い、下から丸ごと削ぎ落とした。前回は特に何も起きなかったが、今回は中から5センチほどもある大型のスズメバチが飛び出してきた。
あわてて飛び退き、遠くから様子を見る。強風のせいかハチの動きは鈍いが、少しだけ残った巣の一部にすがりつき、未練たらしく補修でもしようというのか、いつまでも立ち去ろうとしない。
赤マル部分に卵くらいの巣があった |
タイミングを見計らい、素早くドアを開けて中に逃げ込む。刺されると命に関わるので、ネットでいろいろ情報を集めた。どうやら昼間は活動していて巣にはいないらしい。夕方になると戻って巣作りに励むが、初夏の段階では女王蜂1匹のみが、その作業にあたるという。
「黒い衣装は襲われやすい」とあるので、白い服と白い帽子で武装し、ベランダ側から回りこんで様子をうかがった。すると、諦めたのか、ハチの姿が見えない。いまがチャンスと、残っていた巣の一部を完全に取り去る。これでひとまずは安心か。
スズメバチは同じ場所に何度も巣を作る習性があるらしい。風や直射日光の影響を受けず、うっそうとした雰囲気の場所を好むとか。まさに車庫天井は絶好の条件だ。
せめて「うっそうとした雰囲気」を軽減するべく、ツタをもっと大胆に剪定しようと思う。女王蜂が一匹だけで、作り始めの時期であれば、留守の隙をねらって素人でも除去可能とか。
(実際に私は2度も成功したが、真似される方は慎重に。不安のある方は、プロに任せるのが無難です)
大型化し、中で卵を産んで働き蜂が発生すると、もはや素人の手には負えない。そうなる前に、こまめなチェックが必要のようだ。夏を越すまで油断できない。
今年は自らのガン検診や父の七回忌を始め、何かと忙しい日々が延々続いているが、まさかスズメバチにまで振り回されるとは。