その間のチカチカパフォーマンスはできなくなりそうで、代替会場も現段階では未定。枠に余裕のあるいまのうちに、せいぜい演っておこうというのだ。
この日も共演は小樽のギタリスト、浜田隆史さん。いつものように私の第1ステージは14時半からで、「世界の歌」を切り口に、25分で以下の8曲を歌う。
「サンタルチア」「ナポリは恋人」「愛の讃歌」「オー・シャンゼリゼ」「End Of The World(初披露)」「End Of The World(オリジナル訳詞)」「夕凪ワルツ(オリジナル作詞)」「Godfather 愛のテーマ」
1〜2曲目がカンツォーネ(イタリア)、3〜4曲目がシャンソン(フランス)、5〜6曲目とラストがアメリカ、7曲目がルーマニアという内訳で、徹底して洋楽で攻めた。
普段は手応えが弱いジャンルなので、あまり期待はしてなかったが、「愛の賛歌」で立ち止まる人が続出。そのままじわじわと増え続け、「夕凪ワルツ」でピークに達した。この構成でこれほどの反応があるとは、オドロキ。なにごとも決めつけは禁物で、まさにやってみるまで分からない。
「End Of The World」は共演の浜田隆史さんが先日、チカホで弾いていた曲。すごくいい感じだったので、自分も演ってみたくなった。得意のオリジナル訳詞をまず作ったが、韻を踏んだ美しい歌詞が捨て難く、英語版も同時に歌うことに。居合わせた浜田さんにも気に入っていただけた。
予想外の反応に気をよくし、さぞや昭和歌謡系でも…、と勇んで第2ステージに臨んだ。15時半から25分で7曲を歌う。
「ジョニィへの伝言」「真夏の出来事」「ウナ・セラ・ディ東京」「ハナミズキ」「ラヴ・イズ・オーヴァー」「誰も知らない夜(オリジナル)」「どうにもとまらない」
期待に反し、立ち止まる人はほとんどいない。後半の昭和歌謡が受けた前回とは、全く逆転した現象だった。これがストリートライブの不可思議で、不確かな部分である。
喉の調子は悪くなかったので、あまり気にせず、いつものように風になって淡々と歌い紡ぐ。あとで思ったが、曲目がちょっと地味だったかもしれない。
喉の調子は悪くなかったので、あまり気にせず、いつものように風になって淡々と歌い紡ぐ。あとで思ったが、曲目がちょっと地味だったかもしれない。
ラストの「どうにもとまらない」で数人が集まってくれたが、やや遅かりし…、といった感。共演の浜田さんが気配を察して、(延長して歌っていいですよ)とのサインを出してくれたが、この日も外はかなり暑く、夏日突破の28.7度。用心して久々に汗止めとしてのバンダナを巻いたほどで、体力面を考慮し、ここで打ち切りとした。
月曜にしては売上げはまずまずで、思いがけず洋楽が受けたということで、この日の収穫としたい。