CM-30はコンパクトな割に出力が安定していて使いやすいが、難点はリバーブが内蔵されてないこと。自主企画ライブでは手持ちのエフェクター「RFX-300(ZOOM)」を使っているが、電源やコード接続の煩わしさから、介護施設系ではミキサーのみを使い、効果ナシの生音でずっと歌っていた。
このRFX-300にはミキサー機能がないので、マイクだけをつなぎ、出力をCM-30のチャンネル1に接続。エレアコのシールドはCM-30のチャンネル2に直接つないで、音のバランスがどうなるかを試してみた。
CM-30には3系統のラインが接続可能で、独立して制御可能。つまりは簡単なミキサー機能内蔵と考えてよい。
結果は「合格」である。音量はミキサー使用時と同等以上で、エレアコとのバランスも問題なし。リバーブは程よくて、ハウリングやノイズもない。各種ツマミの適正値をさっそくテープでマーキングした。
この組み合わせを使えば、音量レベルの都合で常に使っていたミキサーが不要になり、機材としては大差ない。RFX-300には単3電池6本が必要なのが難点だが、介護施設系ライブでは使わない乾電池式PA内のエネループを、その都度取り外して使うことにしよう。
実戦デビューは1週間後となりそう。モノは極力増やしたくないので、手持ちの機材はごく少ないが、工夫次第でまだまだやれることが残っている。