2007年7月4日水曜日

窓を開ければ

 少し前に予備マシンとして、Windowsパソコンを買ったことを書いた。仕事の合間にずっとセットアップ作業に励んでいたが、昨日ようやく完全に終えることができた。購入してから、およそ2週間近くもかけたことになる。
 グラフィックとサウンドの不備はドライバー(ねじ回し道具ではなく、パソコンを正常に動かすためのソフトのようなもの)をマックを使ってネットからダウンロードし、すぐに解決した。問題はインターネット接続だ。

 ネット接続はせずに、USBメモリでマックからのデータ転送をやろうかとも一時は考えたが、やはり直接転送したくなった。Windowsからでないと、正常に閲覧できないサイトも結構ある。せっかく投資したのに、ネット接続できないのは何だかシャクだった。
_そこでメーカーに直接相談することにした。中古ショップでは単に販売するだけで、OSのセットアップは保障対象外である。
 幸い、中古品でもシリアル番号を通知すれば、サービスは受けられた。ユーザー登録し、メールで相談すると翌日に連絡がきた。素早い対応だ。
 いくつかの手法が書いてあり、いろいろ試したが、うまくいかない。症状を再度メールにしたため、また連絡。次なる手段が、すぐにまた届く。このやりとりが3度繰り返された。

 ハードディスクを合計4回も初期化したが、ねばったかいあってようやく無事に開通。ネット接続はもちろん、ハブを介してメインマシンであるマックともLANでつながり、相互のファイル交換もスムーズだ。
 相手も私もかなりねばり強く、しつこい(よい意味で)性格だったのが幸いした。どちらかが諦めるかフテクサレルかしていれば、あわれ中古パソコンは片肺飛行のままでいただろう。
_メーカーはHP(Compaq)である。私はメーカーのマワシモノではないが、単なる中古品のトラブルに過ぎないのに、実に好感のもてる対応だった。解決後にお礼のメールを送ると、先方からも「とても励みになりました」と、感謝のメールが届いた。
 単なる金モウケ主義以外の何かをそこに感じた。窓がちょっとだけ開いたらしい。