2007年7月13日金曜日

万年中級者

 最近このブログでよくふれているWindowsパソコンとの奮闘ぶりを読んだ知人から、「菊地さんはパソコンの格闘レベルが高い」と言われた。
 多くのパソコンユーザーは、LANのドライバーをネットから探してインストールすることはおろか、ドライバーの意味すら理解していないそうである。

 そう言われてみると、そんな気もする。新しいパソコンを買ったはいいが、設定がどうにもうまくいかず、結局はお金を払ってプロの人に依頼した、という話もよく聞く。地球に優しいはずの中古パソコンのリサイクルが、いまひとつ進まない理由もこのあたりだろうか。
 自慢話になりそうだが、これまでパソコンの設定やソフトの使い方などを外注したことはない。解説書やネット情報を頼りに、あくまで独力でやる。独学で得た知識を、自分よりもはるかに若い人に「伝授」することもたびたび。

 一番弱いのはハード面だが、それでもメモリの増設や、キーの具合がおかしくなったキーボードをバラして修理したり、誤作動の頻発するCDドライブをクリーナーで修復したりは自分でやる。
 還暦を間近に控えた年齢の割には、いろいろ知っているほうだと思う。レベルで言えば、中級者あたりに位置しているか。

収穫の始まったカモミールとラズベリー

 先に書いた知人は私よりも少し若いが、自分でパソコンのパーツを買って自在に組立て、OSもすべて自分でインストールしている。年齢の割には途方もない上級者で、上には上があるということ。

 何の分野でもそうだが、世間のレベルよりも少しばかり自分の居場所が高いからといって、「オレは上級者だ」などと意識の隅でオゴっていると、たちまち足元をすくわれる。
「私は万年中級レベルです」と思っていたほうが、いくつになっても上に伸びる余地があるというもの。謙虚でいれば、天はいつか忘れずに微笑んでくれる。