2007年7月10日火曜日

私が煮詰まる時

 いちおう創造的な仕事をずっと続けていて、趣味でも雑文を書いたり、ギター弾き語りで曲を作ったりの「無から有を生み出す作業」をしている。つまりは広い意味での「クリエーター」であるので、イメージが煮詰まったときの対策は、いろいろと準備してある。
 以下、いまだ実施していないものも含め、割と簡単に出来そうなものから順に列記してみる。
1)掃除
 汚れた机の上をふいたり、部屋を掃除したりなど。他愛ないことだが、気分がスッキリし、結構な気分転換になる。時に家事もかねていて、妻にも喜ばれる。

2)歩く
 そこらをただ歩くだけだが、これが案外馬鹿にならない。(この項、何か忘れていた気がして、一日たってから追加)いわゆる「散歩」、今風に言うなら「ウォーキング」とやらだが、もしかすると掃除なんぞよりもお手軽か。
 健康によく、車を使わないのでエコロジーという余禄もある。

3)事務所の名を変える
 10年くらい前、何となく仕事に行き詰まりを感じたときに思いきって実施。役所への届け出変更はもちろん、看板や名刺、封筒なども全て作り直しになるので、かなりの変化が訪れる。面倒だが、よいカンフル剤となった。

4)引越しをする
 独立開業以後、2度実施。これまた相当わずらわしいが、それに見合った物は間違いなく得られる。作家や画家でやたら引越しを繰り返す人がいるが、おそらく同様の理由と思われる。

5)離婚する(あるいは恋人と別れる)
 これだけはいまだ実施せず。願わくば、実行せずにこのまま死ぬまで創造的な活動を続けていたい。
 最も大きな代償となるはずだが、果たしてそれに見合うものが得られるものなのか、私には分からない。大芸術家はおしなべて多くの恋を繰り返すが、新しいイメージの開拓と、おそらく無縁ではあるまい。
 市井のクリエーターに過ぎない私などが、真似をする必要もないだろうよ。
 ちなみに、「思いきり食べる」だとか、「パッと散財する」とか、「ベロベロになるまで飲む」だとかの不健康で、アンエコロジーな気分転換は一切しない。
 したくてもお金がなくて出来ないだけなんだけどね。