ずっと仕事をくれていたクライアントから、ある日突然仕事がこなくなるという事例はよくあることで、この不安定さこそが自由業の宿命。それに耐えられる太い神経と対応の柔軟さが、この世界で生き残るための大きなキーワードなのだった。
午前中、先方に打合わせに行ってみて驚いた。建物は北海道にしては珍しい瓦屋根で、南欧風の豪邸。モデルハウスとしてメーカーが力を入れて売り出す予定だという。
駐車場は2台で、車も2台置いて欲しいという要望。しかも建物に似合っていて、2台の雰囲気が少し違っているもの…。出来たての外車のデータに、まさにぴったりの話ではないか。さっそく使うことがその場で決まった。
まるで待っていたかのような依頼で、タイミングが良過ぎて気味が悪いほど。調子に乗らないように気を引き締めなくては。
打合わせ後、たまたま休暇で家にいて、途中まで車に乗せてきた妻と駅前デパートで合流。バーゲンの食器をあれこれ見繕ったあと、イノダ珈琲の出店で軽い昼食をとる。
久し振りの都心だったこともあり、職場でのトラブル続きで身も心も疲れていた妻は、よいストレス解消になったようだ。
帰宅後、山のように採れる庭のラズベリー(木いちご)を果実酒にするべく、漬け込む。初めての試みなので新しい瓶を買いたがる妻を説得し、あまりお金はかけずにあり合わせの空き瓶を使った。
ホワイトリカーは900ml入を買い、半分の450mlを使った。ラズベリーは250g、氷砂糖は25gで、すべてレシピ通り。2日後にも同じ量を別の空き瓶に漬け込む予定。もしかすると、それでもまだ余るかもしれない。今年は本当によく採れる。何かと当たり年ですか。