携帯電話を買い替えてからちょうど一年が過ぎた。取引先の倒産でかなりの負債を背負ったのもちょうど一年前。このブログの開始と、PHSから携帯への切替えは、事態を前向きに何とか打開したいとの、悪アガキのような行動だった。
ブログは設計業務展開への一助にでもなればと淡い期待をかけたが、具体的な効果はほとんどなく、いまや単なる生活報告&日常雑感コラムのようになってしまった。たかがブログに、多大な期待は禁物だ。
そして携帯電話のほうは、通話範囲が多少広がっただけで、こちらも事業の新展開としての大きな効果はない。
そもそも携帯に替えた大きな理由が、それまで使っていたPHSの液晶に寿命がきたからだ。調べてみたら、一年続けて使えば月々の料金もPHSと大差なく、本体の値段はタダ。結局はコスト面の理由で替えたことになる。
一年使ったゴホウビで、今月から月使用料が300円安くなった。通話はほとんど受けるだけなので、無料通話分の1,400円は半分ほどしか使わない。余った通話料は、子供の家族割共有へと消える。
インターネット契約はしていないので、月々の料金は2,300円強。あまり外出もしないので、ネットは自宅のパソコンで特に不自由はなく、せわしなくメールをよこすような友人もいない。写真は古いデジタルカメラで用が足りている。
つまり、私のいまの生活では、この携帯のごく一部の機能だけで充分過ぎるくらいなのだ。
洗浄機つき便器や、自動食洗器、全自動乾燥洗濯機、調理機能つき電子レンジなど、多機能で一見ものすごく便利そうに見える機器が世にあふれているが、それらが本当に生活に必要なものかどうかは、極めてウタガワシイ。
欲望にかられたら、「そんなもん、本当にいるのか?」の視点でまず考え直す。多くのものは不要であることに気づくはずだが。