2014年4月29日火曜日

ブログ移行ハイペース

 一昨日あたりから、オニのような勢いで新ブログへの移行作業中。閉鎖までの日数から逆算して、当初は1日100記事くらいのペースでやるつもりが、いざ始めると元来の凝り性の気質がムクムクと頭をもたげ、1日200記事を超えるハイペース。この分だと、5月上旬には完全移行可能となる。

 当初はBloggerのインポート機能が不調で、1記事ずつ完全手作業でやっていた。ところが50記事を超えたあたりで、「あなたは1日の限度を超えて記事を書いている。人の操作である証しに、以下の文字を入力しなさい」などと、厄介なメッセージが出るようになった。


 ブログを記すロボットがいるとは驚きだが、このグニャグニャ文字メッセージが、いかにもウザい。読み取って入力するのが大変な手間で、移行ペースが極端に落ちた。
 たまらずに「インポートがうまく出来ません」と、画像つきのクレームをBloggerに送信したら、程なくして問題が解決された。
 インポート時にもグニャグニャ文字は表示されるが、1回で350記事(約1年分)前後が一気に移行されるので、かなり楽。いまやっているのは記事毎に画像を表示させ、日付を修正する作業。さらには新機能であるカテゴリ分類も同時にやっている。

 まだ使えるジオログの過去記事からコピペしているが、だいたい1記事1分のスピードでやれる。手作業で全2500記事移行など、期限までやれるかどうか不安だったが、ヤル気次第で何とかなるものだ。

2014年4月26日土曜日

延べ5時間で37曲

 4月4度目となるチカチカパフォーマンスに参加。今回は休日の2枠を通してエントリー。以前にも2度やっているが、いずれも開始は遅めの午後からで、開始早々の午前11時から始めるのは初体験である。
 休日枠は11~18時までと、平日よりも1時間長い。4日前の平日2枠通しのエントリー経験をふまえ、微修正して長丁場に備えた。

 30曲を超えると喉に限界がやってくることを再認識したので、今回は事前の自宅リハを軽めの5曲程度に抑えた。腰への負担を考慮し、作ったばかりの小型椅子を持参。10時50分に会場入りしたら、共演の2組はまだ誰も来ていない。
 最初は座って歌うことに決めていたので、電子譜面台をローポジションに設定。11時10分くらいから「内外の叙情歌」をテーマに歌い始めた。

「翼をください」「思い出のグリーングラス」「ハナミズキ」「エーデルワイス」「赤い花白い花」「青葉城恋唄」「サンタルチア」「花は咲く」


 この日は初夏のような陽気だが、地下はひんやりと肌寒いほど。歩く人は少なめで、立ち止まる人も少数。
 それでも2曲目あたりで、以前に別のコンサートで私を聴いた、という中年女性から声をかけられた。一昨年の復興支援コンサートらしかったが、隣区で街づくり活動をやっているが、中高年対象の叙情歌を歌ってくれる人を探している。ぜひご協力を、と打診された。
 最近、札幌市が力を入れている街づくりサロン活動の一環らしく、他の組織からの依頼で、過去に数回出ている。一も二もなく協力を申し出た。

 11時半くらいに共演のアコースティック・ユニット、ミチカムさんが現れる。曲間で声をかけ、予定通り11時40分で場を引き継いだ。
 12時15分から第2ステージ開始。「昭和歌謡」を切り口に、およそ25分で7曲を歌う。

「パープルタウン」「バス・ストップ」「どうぞこのまま」「夜明けのスキャット」「赤いスイートピー」「木綿のハンカチーフ」「青春時代」

 いわゆる「昼休み時間帯」だが、立ち止まってくれる人はそれなりにいて、売上げもまずまず。このステージも椅子に座って歌ったが、電子譜面の位置はいい感じで、非常に歌いやすかった。目の前に遮るものがないので、聴き手とのコミュニケーションが取りやすい。
 座高47センチにした椅子の使い勝手もまずまずで、今後使えるメドがついた。椅子は地下鉄の階段移動時に重さがやや負担になる問題はあるが、休憩時にも座っていられるので重宝する。活動時間が長くなりそうなときは、常に持参するべきかもしれない。

 この日は3組の共演だったが、ジャグリングのはなえださんが、なかなか現れない。やむなくミチカムさんと交互に場をつなぐことになったが、13時過ぎにようやくはなえださん登場。さっそく演ってもらおうとすると、準備が必要ということで、結局13時20分から私が歌うことになる。
 第3ステージから、転換時間が早い立って歌うスタイルに変更。休憩時も含めてずっと座りっぱなしでは、かえって疲れるというもの。4日前にも演った「「洋楽のオリジナル訳詞」を切り口に、25分で7曲を歌う。
(◎=オリジナル訳詞、※=オリジナル)

「Without You◎」「虹に消えた恋 」「オブラディ・オブラダ◎」「イエスタディ◎」「誰も知らない夜※(リクエスト)」「惜恋歌※(リクエスト)」「アメイジング・グレイス◎(リクエスト)」
 3曲目あたりで、通りから会釈する見覚えのある顔がある。以前にチカチカパフォーマンスで3度も聴いてくださった「常連」のような女性で、CDも2枚買ってくださった方。今回で4度目だが、告知は特にしていないので、4度とも全くの偶然。よほどご縁があるとみえる。

 CDに入っているオリジナルの「誰も知らない夜」が大好きな方なので、さっそく歌ってさしあげた。続いて出来立ての新曲「惜恋歌」、ラストにオリジナル訳詞の「アメイジング・グレイス」を請われるままに歌う。
 ほとんどその女性一人のためのミニライブとなったが、大変喜んでくださって、お菓子の差し入れなど過分にいただく。ありがたいことである。

 第3ステージ終了後、13時45分から、はなえださんのジャグリングステージが始まる。椅子に座って軽食を食べつつ、邪魔にならない場所から見物。休日の昼枠は14時30分まで続くので、一気に3ステージも演ってしまったのは、全くの想定外だった。
 その後、ミチカムさんのステージをはさんで、再び私の出番となったが、気力体力面での不安から、ちょっと躊躇した。しかし、話し合いのすえ、結局は順番通りに演ることに。
 構成のネタが一巡したので、何を歌うかちょっと迷ったが、休日枠での演歌構成はリスクが多すぎる。第1ステージの「内外の叙情歌」に、少し変化をつけて演ることにする。
 14時45分から第4ステージ開始。およそ25分で8曲を歌った。
(◎=オリジナル訳詞、※=オリジナル)

「カントリー・ロード」「涙そうそう」「レット・イット・ビー◎」「月の沙漠」「サンタルチア」「北の旅人」「サクラ咲く※」「ケ・セラ・セラ」


 すでに22曲を歌っているので、歌い始めると、さすがにやや疲労感を覚えた。しかし、左手がつることはなく、喉の不調もない。歌い進むうち、むしろ喉の調子は上向いてくるようにも感じた。
 聴き手の集まりは芳しくない。平日の同じ時間帯なら抜群の手応えのはずだが、曜日や天候によって聴き手の流れは激しく変わる。結果として、この日最も寂しいステージとなってしまった。

 2組のステージをはさんで、16時15分から全く予定になかった第5ステージ開始。実はジャグリングのはなえださんが、都合で2ステージのみで撤収してしまった。帰るきっかけを失ってしまい、自分の限界を見極めたい好奇心も重なって、結局はもう1ステージ演ることに。
 第2ステージで演った昭和歌謡を切り口に、少し変化を加えて7曲を歌った。

「時の過ぎゆくままに」「桃色吐息」「ブルーライト・ヨコハマ」「バラ色の人生(リクエスト)」「恋心」「わかっているよ」「ろくでなし」
 実は「昭和歌謡」は3曲目までである。「桃色吐息」のあたりで熱心に聴き始めた女性が、突然近寄ってきて看板を見つつ、「シャンソンを歌われるんですか?」と尋ねる。
 ええ、歌いますが、お好きなんですか?と返すと、大好きだそう。何か歌いましょうか、何がお好きでしょう?と応ずると、「ラビアンローズ」が最も好きという。一瞬考えたが、レパートリーにはないな…、と思った。
 そこで、それは歌えませんが、「バラ色の人生」なら歌えますと電子譜面を繰って譜面を探す。ほどなく見つかって歌い終えると、大変喜んでくださった。その後求められるままに、3曲のシャンソンを歌う。
(その後の調べで、「ラビアンローズ」の和訳が「バラ色の人生」であるらしいことを知る。結果として、ちゃんとリクエストに応えていたのだ)

 以前にはよく歌っていたシャンソンだが、最近は反応が弱いのでずっと封印していた。まさかこんな場面がやってこようとは。人の嗜好はさまざまということで、奇しくも後半は第3ステージ同様、一人の女性のためだけに歌う感じとなったが、長く歌っているとこんなこともある。

 16時45分に全ステージ終了。この日はどのパフォーマーもきっちり持ち時間を守ってくれたので、ロスタイムはほとんどなく、いいペースで進められた。予想外の5ステージ消化の背景は、そのあたりにもある。
 数えてみたら延べ6時間、全部で37曲も歌っていた。リハの在り方や装備に工夫した効果もあって、4日前に作ったばかりの記録を簡単に更新した。重複曲は「サンタルチア」1曲のみという奇跡。
 余力は残っていたので、機会があれば40曲にもぜひ挑戦してみたい。まだ限界には達していない。

2014年4月24日木曜日

路上ライブ用椅子の改良

 来客の接待やら歯の治療など、多忙な一日を過ごす。週末には再度のチカチカパフォーマンスが控えているので、午後からウッドデッキに出て、路上ライブ用小型椅子の改良を試みた。
 一昨日の5時間を越える長いチカチカパフォーマンスの問題点として、休憩時に座る椅子があればよいな、と感じた。立って歌うのが通常のスタイルなので、あれだけ長いと、さすがに後半には腰に疲れがたまる。
 広場には座る場所が一切なく、軽食などは床に座ってとらざるを得ない。折畳み椅子を持参しているパフォーマーも少なくないが、どうせならライブにも使えるものが望ましい。

 路上ライブ用の小型椅子は以前から自作したものを時折使っているが、高さが59センチもあって、ギターは弾きやすいが、座って休憩するには高すぎる。これを改良し、何とかライブと休憩の妥協点を探りたい。


 いろいろ調べてみると、市販品で高さ47センチの折畳み椅子がいくつかあった。この高さを目安に、既存の椅子を改良することにした。
 現状の椅子が1260gあるので、重さはこれ以下にし、安定性と運搬のしやすさを重点とする。折畳み式は技術的に難しいので、単純な無垢材の組立て型を作ることにした。
 基本材料は昨年秋にDIYで張り替えた自宅外壁の余り材料であるヌキ板。幅が10.5センチでやや安定性に欠けるが、その分スリムで軽い。構造は自宅のウッドデッキを中心に使っている椅子をベースにした。
 だいたいイメージ通りに完成。量ってみたら1,230gで、目標をクリア。実際に座って歌ってみたが、改良前よりもグラつきがなく、抜群に歌いやすくなった。もちろん休憩用としても充分使える。

 作業と併行し、座って歌う場合の電子譜面ホルダーの改良も試みた。こちらはまだ試行錯誤の真っ最中だが、いちおうの方向性は出たので、明日作業する予定。路上ライブ用椅子のスタイルは猫の目のように変わるが、少しずつでもよい方向に向かっていると信じたい。

2014年4月22日火曜日

2枠連続エントリー

 4月3度目のチカチカパフォーマンスに参加。今回は過去に経験のない、平日の午後から夕方にかけての2枠連続エントリーである。(休日の2枠連続は過去に2度経験)本業であるデザイン系業務が落ち着き、夕方の枠に空きがあったので、前日になって急きょ追加エントリーした。
 一回の手間で数多く歌えるのが魅力だが、問題は気力体力面。14~20時までの長い活動時間となるが、自分の限界点を見極めてみたいという好奇心もあった。夕食時にかかるので、途中のスーパーでサンドイッチを調達。飲物も2種類準備した。
 14時10分前に会場の北4条広場に着くと、午後枠共演の即興ダンス宮脇さんがすでにスタンバイ中。てっきり私は2番目に演るものと思っていたら、アップに時間がかかるというので、最初に演ることになる。
 機材のセットにやや手間取り、14時10分から開始。およそ30分で8曲を歌った。

「釜山港へ帰れ」「夜霧よ今夜も有難う」「よこはま・たそがれ(初披露)」「宗右衛門町ブルース」「つぐない」「青葉城恋唄(リクエスト)」「おふくろさん」「ラブユー東京」


 平日の午後ということもあって、構成は久しぶりに「演歌」とした。この日は外の陽気がうららかで、地下歩道を歩くより春の陽光を楽しみたい人が多かったようで、人通りは少なめ。
 それでも中高年を中心に人の集まりはまずまず。1曲ごとに「チカチカパフォーマーの菊地です。札幌北区に住んでいます。今日は演歌を中心に30分ほどお騒がせしています」とMCを入れる。以前は曲紹介のみで淡々と歌い続けていたが、聴き手とのコミュニケーションを積極的に図ろうというのが今期の目標である。

 最初から熱心に聴いていた中年女性が曲間で近づいてきて、「あの~、《青葉城恋唄》が聴きたいんですけど、ダメですか?」と突然のリクエスト。演歌中心と明言しているはずが、なぜか希望は叙情歌である。
 一瞬たじろいだが、青葉城恋唄は叙情歌ファイルに入っていて、いつでも引き出せる状態。「分かりました」とすぐに応じた。それにしても、なぜ青葉城恋唄だったのかナゾだ。私の声があの歌に向いていると判断したのだろうか?
 宮脇さんの長いステージをはさんで、16時から第2ステージ開始。場所は正面から南側の壁際に移動した。活動開始当初は好んで歌っていた場所で、通りからはややブラインドとなるが、他のパフォーマーの設置や撤収に無関係に歌えるというのが最大の利点。
 歌の途中で宮脇さんが帰ったので、ここからは一人で自由に演れる。内外の叙情歌を切り口に、およそ45分で13曲を歌った。

「カントリー・ロード」「翼をください」「ビリーヴ」「赤い花白い花」「涙そうそう」「思い出のグリーングラス」「サンタルチア」「エーデルワイス」「帰れソレントへ(リクエスト)」「かなりや」「野ばら」「雨ニモマケズ(オリジナル)」「いい日旅立ち」

 16時からの1時間は人々が帰宅を急ぐ「魔の時間帯」と仲間内では言われている。覚悟して歌い進んだが、なぜか4曲目あたりから立ち止まる人が増え始める。通りに斜めに向かっているステージ位置も関係していたかもしれない。
「エーデルワイス」を歌い終えると、熱心に聴いていた中年女性の一人が近づいてきて、「《帰れソレントへ》がぜひ聴きたい」と、これまた突然のリクエスト。1日に2度目のリクエストとは驚きで、しかも最近はほとんど歌っていないカンツォーネである。「内外の叙情歌を歌っています」と、コマメに曲間で告知していたのが伏線だろうか。

 リクエストを積極的に受けてステージを構成したいという願望はかねてからあって、水面下では準備を重ねている。しかし、その手法に関して迷いがあり、具体的には何もやっていないし、MCでも一切告知していない。それでもこうしてリクエストが出る。
 推測だが、曲間のMCでコミュニケーションを図ろうとしている姿勢が、自然に聴き手に伝わっているのかもしれない。だとすると、特にリクエスト専用カードなど作らなくとも、現状の流れに任せていいことになる。
 ともかくも、リクエストは無難にこなした。「野ばら」を歌っているころに、夕方枠の共演、小樽のギタリスト浜田隆史さんが現れる。広場の中央はガラリ空いているので、「どうぞ構わずに準備なさってください」と声をかけた。
 浜田さんとは1月の休日午後枠で一度共演している。同じ音楽系なので、ちょっとしたミニライブの様相である。

 17時30分くらいから、この日3度目のステージ開始。浜田さんのステージが全曲洋楽系なのが分かっていたので、その傾向に合わせるべく、「洋楽のオリジナル訳詞」を切り口に構成した。
およそ25分で7曲を歌う。(「虹に消えた恋 」以外は全てオリジナル訳詞)

「Without You」「虹に消えた恋 」「オブラディ・オブラダ」「イエスタディ」「コンドルは飛んで行く」「アメイジング・グレイス」「レット・イット・ビー」
 3月上旬にも似た構成で一度歌っているが、内容がマニアックなので、立ち止まる人はほとんどいなかった。今回も似た傾向になる覚悟はあったが、少なくとも共演の浜田さんには喜んでもらえるはずだった。
 ところが浜田さん以外にも、立ち止まる人がけっこういて驚いた。17時台に歌った記憶自体があまりないが、意外にいい時間帯なのかもしれない。

 終わると中年女性が近寄ってきて、「《アメイジング・グレイス》が素晴らしかった。楽譜をお持ちでしたら、譲っていただけませんか?」と言う。しかし、譜面は残念ながらタブレットPCの中で、持ち出し不可能である。

 音楽系パフォーマーの入れ替わり時間は素早い。広場の位置を重複しない位置に互いが設定したせいもあり、1分ほどで浜田さんとステージ交代。
 18時くらいから人通りがめっきり減り、立ち止まる人も少なくなった。浜田さんいわく、「夕食の時間帯は厳しいんですよ」。なるほど16時台が「帰宅時間帯」とするなら、18時台は「夕食時間帯」というわけか。
18時30分からこの日4度目のステージ。実は第3ステージまでで、すでに28曲を歌っている。この日は喉の調子が万全でなく、出掛けの自宅リハでも、かなり歌っていた。気力体力面では限界に近く、打ち切ることも頭にあったが、浜田さんがMCで「次は菊地さんのステージとなります」と、派手に告知してしまい、引っ込みがつかなくなった。
 歌の構成には迷ったが、力の入る昭和歌謡は避け、第2ステージで歌った内外の叙情歌をもう一度歌うことにした。

「カントリー・ロード」「赤い花白い花」「思い出のグリーングラス」「涙そうそう」「サンタルチア」「サクラ咲く(オリジナル)」

 この日ちょうど30曲目となる「赤い花白い花」のラストで、声が少し割れてしまった。過去の経験から、30曲あたりが危険であると分かっていたが、いつもは弦を押さえる左手がつるのが常。しかし、水分補給をスポーツドリンクに変えてから、その問題は起きていない。
 声が割れるのは午前中のライブで数回あったように思うが、歌い進むなかでは初めてのこと。立ち止まる人は皆無に近く、このあたりが限界と悟って、早めの20分で打ち切りとした。

 浜田さんのギターを聴きながら、ゆっくり撤収。事務局で売上げ金の精算をし、19時45分に会場をあとにする。少し疲れたが、1日34曲の記録更新も叶い、長丁場を乗り切る自信がついた。

2014年4月21日月曜日

ブログの方向性に迷う

 ジオログからヤフーブログへの移行手続きが完了したとの連絡があった。手続きしたのが17日午後なので、丸4日かかったことになる。
 記事総数ははきりしないが、2006年7月から8年間、80%くらいの頻度で日々書き綴っているので、軽く2000記事は越える。時間がかかるのはやむを得ない。

 新しいブログを確認してみたが、作業中の画像URL変更は反映されてなかった。しかし、記事のソースを分析してみると、画像は全てヤフーの別のURLに保存されている。記事内で画像URLを変更する作業は、あまり意味がない気がしてきた。


_今後の方針をどうすべきか、考えあぐねている。過去の全記事と画像はすでに移行されているので、たとえば昨年までの8年分をアーカイブとしてヤフーブログにそのまま保存しておき、今年1月からの分のみを新規のBloggerに移転する考えもある。
 いろいろ調べているが、ヤフーブログの全内容をそっくりBloggerに移行するのは、可能かどうかはっきりしない。最悪の場合、画像ナシの文章のみ移行、という可能性もある。

 今週はいろいろと予定が詰まっているので、少し時間を置いて考えてみたい。いま書いているジオログ自体は6/8まで有効なので、当面の記事はここに書くことにします。
 妻の誘いで、遅めの昼食は上旬に行ったサイバー回転寿司に行くことになった。平日で給料日前、年金支給日も過ぎたせいか、前回よりも空いていた。
 マグロ、イカ、蒸しエビ、ホッキなど、いつもの好物を一気に注文。飲物は前回同様、アルコールなしのお茶だけだ。相変わらず早くて美味い。数えてみたら、2人で14皿(26個)も食べていた。

 今回の支払いは妻の担当で、1,300円強。前回より1皿分増えたが、大きな違いはない。こうして支払いは交互に分担すると公平なので、今後はツキイチペースで食べに来ることになりそう。

2014年4月19日土曜日

休日午前のチカチカ

 4月2度目のチカチカパフォーマンスに参加。実は休日午前から歌うのは初めての経験で、声がちゃんと出るかどうか不安があり、開始予定の3時間前から起きて備えた。
 リハは軽めに済ませ、10時過ぎに家を出る。途中、スーパーで昼食用のサンドイッチを買った。お昼をまたぐので、昼食の準備もこれまた必須。

 休日の場合、広場の開放時間は11時からだが、やや遅れて11時15分ころに会場に着くと、すでに共演のトイシアターさんと似顔絵のマツミさんがスタンバイ中だった。
 パフォーマンスの順序は先着順が原則。まずトイシアターさんのステージが11時30分から始まる。事務局で手続きを済ませたあと、ゆっくりスタンバイして、早めのサンドイッチをひとつ食べる。
 12時ちょうどから第1ステージ開始。内外の叙情歌を切り口に、およそ30分で以下の10曲を歌った。内外の比率は程よく50%。

「カントリー・ロード」「赤い花白い花」「宗谷岬」「涙そうそう」「思い出のグリーングラス」「野ばら」「エーデルワイス」「いい日旅立ち」「誰も知らない夜(オリジナル)」「時代(コラボ)」

未知の時間帯で歌うので、かなりの不安があったが、最初の数曲で熱心に聴いてくれる方が現れた。ただ、その数は少なく、「ゆっくり聴きたいけど、用事があるから」と、そそくさと立ち去る人が多かった。
 そもそも昼食の時間帯のせいか、人通り自体が少ない。昼食や午後一番の約束などがあるのか、みな忙しそうな足取りだった。


 それでもCDはそれなりにさばけて、売上げはまずまず。短めの曲が多いのでトントンと歌い進んだが、7曲目あたりで共演の互久楽さんが現れ、横でスタンバイを始めた。さりげなくMCで、「あと2曲で終わります」と告知。すると互久楽さんが、「もっと歌っていいですよ」と応じたが、持ち時間30分の超過は好ましくない。

 ふと思いついて、予定にはなかった「時代」を互久楽さんとコラボしてみたくなった。パフォーマーの入れ替わりをコラボ演奏でスムーズにつなごうというのだ。
 声をかけると、すぐに応じてくれた。全くの打合せなしだったが、得意の鼻笛で巧みに合わせていただいた。通りかかる人も物珍しいのか、けっこう集まってくる。あとでトイシアターさんからも、「あのコラボ、面白かったですね」と声をかけられた。
 他ジャンルのパフォーマーとの突発コラボは、以前に読み語りのまっつさんとも試みて成功している。双方のアドリブ力が要求され、難しいが、うまくさばくと新しい自分を発見できる。今後も機会があれば積極的にやってみたい。チカチカパフォーマンスは、またとない場である。
 互久楽さんとトイシアターさんのステージをはさみ、13時40分くらいから第2ステージ開始。実は開始直前に、音楽仲間のOさんが突然広場に現れ、声をかけられた。ツイッターで相互フォローしているので、てっきり出掛けのツイートを読んだのかと思いきや、全くの偶然らしい。直後に歌い始めたので、数曲を聴いていただいた。
 第2ステージでは昭和歌謡を切り口に、およそ25分で以下の8曲を歌った。

「桃色吐息」「空港」「ブルーライト・ヨコハマ」「花の首飾り」「赤いスイートピー」「木綿のハンカチーフ」「寂しくなんかない(オリジナル)」「グッドナイト・ベイビー」

 前半よりも人の動きが穏やかになり、それに伴って立ち止まる人もぐんと増えた。1曲目から最後までずっと熱心に聴いてくれる方もいて、大きな手応えを感じた。結果として、売上げも前回の平日なみの記録。
 反省は「桃色吐息」の途中でピックが割れたこと。間奏と2番の間隙を使って咄嗟に予備ピックに持ち替えたが、力の入る本番では、新しいピックで望むべきだった。

 初体験だった休日午前からのチカチカパフォーマンス、強いて言えば昼休みあたりが「魔の時間帯」ともいえそうだが、平日にも16時過ぎに似たような時間帯があるので、結局は大差ないことになる。
 休日しか活動できないパフォーマーもいるので、これまで休日枠は積極的にエントリーしてこなかったが、今後は候補に入れてみようと思う。

2014年4月18日金曜日

ブログ移転先模索中

 ジオログの閉鎖に伴い、移行すべき新しいブログの調査に終日追われる。普段、定期閲覧している他のブログのうち、デザインがすっきりしているものを中心に、ヤフーブログからの移行が可能かどうかも併せて調査。
 ヤフーブログにはインポートは可能だが、エクスポートは原則できない。だが、専用アプリケーションを使えば、不可能ではないようだ。
 移転先の最有力候補はBloggerである。グーグルの提供するブログで、無料でしかも広告がない。ディスク容量もG-mailこみで15Gと、ほとんど気にせず使える量。
 グーグルのアカウントはすでに持っているので、早めにブログ枠だけは確保しておこうと手続きしたら、まずはGoogle+に加入しないとダメだとか。SNS系はツイッターのみにしておきたかったが、やむなく加入した。
 幸いに「tomtombox」というアカウントは空いていて、ひとまず権利を確保。テスト記事を適当に書いて、あれこれ体裁を整えたが、まずまず使えそう。あとは何とかして現状の全記事を転送させることだ。


 Bloggerにはジオログにはなかった「ラベル」という概念がある。一般には「カテゴリ分類」と呼ばれるもので、記事ごとに「DIY」「音楽」「デザイン」などのラベルを付けておけば、まとめて検索表示が可能となる。
 記事一覧やリンク設定、ブログ内部検索機能や訪問カウンタ(閲覧状況)なども標準でついている。本格移行は5月あたりからになりそうだ。

2014年4月17日木曜日

ブログ打切り通告

 あれこれと忙しく、ズルズルと先延ばしにしてあったが、天気もよいので町内街路灯の番号確認をやった。前年度に札幌市に移管した街路灯が、4/1付で市の登録番号表示板がつけられている。それを確認し、基本台帳を修正する必要がある。

 町内をぐるり一巡し、新しくなった5基の番号をメモ。家に戻ってPC内にある台帳を修正し、ついでに他の書類も最新情報に更新した。いわば町内会防犯部長としての、最後の役目のようなもの。
 残った作業は新役員の修正記入だけで、これは来週の総会後に決まる。気になっていた作業がやっと終わり、ようやくスッキリした。


_夕方にヤフーから突然の連絡があり、常用しているこのブログ(ジオログ)が6/8で完全打ち切りになるという。その他、カウンターや掲示板、HPのアクセス解析なども同時に打ち切りとなるらしい。
 ブログはシンプルで重宝していたし、他のサービスも掲示板以外は常用していた。ブログは希望すれば丸ごと「ヤフーブログ」に移行されるというので、ひとまず手続きだけは済ませた。それにしても、あまりに唐突すぎる。
 推測だが、これまで同じヤフー内に2つあったブログを、ひとつに統一してコストダウンを図ろうというのが背景にあるのではないか。つまりは消費税率アップ対策の一環である。
 目下調査中だが、移行先のヤフーブログにはCMが強制表示されるらしい。レイアウトもこれまでよりゴチャゴチャしている印象で、あらゆる面でシンプルを好む私のスタイルには、合わない感じがする。
 移行には数日かかりそうだが、設定でどうしても不満があるようなら、ブログ移行も考えておく必要がある。やるべきこと、やりたいこと満載のなかで、面倒な作業が加わってしまった。

2014年4月16日水曜日

最も強い2度目の依頼

 隣区にある介護施設誕生会余興に出演。昨夏にネット経由で依頼され、やはり誕生会で歌っている。自分としては、やや不本意な出来だったので、2度目の依頼があったときは正直うれしかった。
 当時のライブレポを読み返し、反省点を慎重に修正して準備した。

 場所は自宅から車で25分。先方の指定通り、14時ちょうどに着いた。ステージが設けられた専用ホールがある恵まれた施設だが、特別養護老人ホームとデイサービスの利用者が半々という構成で、対象の絞り込みが難しい。


 予定ぴったりの14時30分に開始。最初に施設側のイベントがあり、生ピアノ演奏での「誕生日の歌」を全員で歌う。14時36分から私のステージが始まった。

 聴き手はおよそ100人。前回、音が届きにくい印象がしていたので、この日は機材を一部変え、ミキサーの代りにエフェクター(ZOOMのRFX-300)を経由して、メインPA(ローランドCM-30)につないだ。
 自宅で充分にテストを重ねてはいたが、実戦で使うのは初めて。しかし、前回よりは音の響きが優っているように感じ、歌いやすかった。
「アンコールを含めて、演奏時間は30分を厳守してください」と、事前に念を押されていたので、電子譜面内蔵の時計を確認してからスタート。ぴったり30分で以下の11曲を歌った。

「北国の春」「花(滝廉太郎)」「真室川音頭」「リンゴの唄」「瀬戸の花嫁」「幸せなら手をたたこう」「みかんの花咲く丘」「おかあさん(森昌子)」「ここに幸あり」「花 ~すべての人の心に花を」「丘を越えて(アンコール)」


 前回は慣れないステージと予想外の大空間、30度近い暑さ、難しい聴き手の構成などの悪条件下で、かなりの苦戦を強いられたが、今回は2度目ということもあってか、ステージに立ってみると会場が狭く、そして明るく感じられた。気持ちに余裕があった証しであろう。
 全体的に場が大人しい印象が前回したので、無理に盛り上げようとせず、淡々と誠実に歌うよう努めた。

 今回のプログラムは1週間前にFAXで送信し、事前了解を得たもの。曲目と曲順は印刷されて会場に配られている。進行時間の件といい、緻密な運営姿勢を感じる。
 4曲目の「リンゴの唄」はプログラムの裏に歌詞が印刷されていて、全員で歌うという趣向。5曲目の「瀬戸の花嫁」と7曲目の「みかんの花咲く丘」は前回と重複しているが、手応えがよかったので、あえて歌った。


 最初は大人しかった場も、順に会場を見回しつつ歌い進むうち、じょじょに反応がよくなってきた。「幸せなら手をたたこう」は時に外してしまうこともある歌だが、予想外にみなさんが乗ってくれた。

 ラストの「花」では、後奏の部分で「本日はありがとうございます、みなさま、これからもどうぞお元気でお過ごしください」と、ギター音に重ねて挨拶。ここで場が一気に湧いた。
 以前に自主企画ライブのラストで、「ヘイ・ジュード」の曲に重ねてやった技だが、介護施設では初めての試み。前日にふと思いついたものだが、これは使える。
 前半で少しMCを入れすぎたせいか、後半で時間が押してきた。間奏などでうまく調整し、ラストの「花」を歌い終えた時点で時計は15時3分。開始27分が経過していて、打合せ通り「アンコール3分」を残した。
 終わって舞台袖にいた進行のNさんを見ると、期せずして会場から「アンコール!」の声。打合せでは、Nさんからアンコールを出すことになっていたが、予想外の展開である。しかし、アンコールには違いないので、準備してあった「丘を越えて」をありがたく歌わせていただく。

 周到な準備のかいあって、出来は前回を凌いでいたと思う。全員とは言いがたいが、喜んでくださった方も多数いて、手応えを感じた。「最も強い2度目の依頼」を無事に乗り切ったので、「高くて険しい3度目の依頼」も夢ではない気がする。

2014年4月13日日曜日

キッチンタイマー

 妻が職場の同僚から、奇妙なキッチンタイマーをもらってきた。ネスカフェのロゴが入っているので、たぶんインスタント珈琲のオマケか景品の類い。
 これまでは、以前に仕事の作業時間を計測するために買ったストップウォッチをタイマー代りに使っていたが、エラく接触が悪い。100円ショップで代替品を探そうと考えていた矢先だったので、好都合である。
(ちなみに、仕事用ストップウォッチは、パソコンでCGパースを描くようになってから、全てPC内蔵のストップウォッチにとって変わってしまい、無用の長物と化した)


 新品なので動作は正確だが、いまいち使い勝手が悪い。通常のカウントアップ(加算)方式以外にカウントダウン方式もあって、操作が複雑。最も分かりづらいのは、ゼロにリセットする手段で、「分」と「秒」のボタンを同時に押す、というもの。
 この種のタイマーのリセット方式は、だいたいはスタートボタンの2度押しと相場が決まっているものだが、そうではない。妻も操作法が分からず、しばし使ったままの状態に放置してあった。

 タマゴ型の本体の一部に、なぜか液体が入っているのも不可思議。立てかけるスタンドの脚が、かなりチャチで転びやすい。タダなのでやむを得ないが、もっと工夫の余地があった気がする。

2014年4月10日木曜日

時に素で歌う

_昨日試したエフェクターRFX-300とCM-30の組み合わせ、なかなかいい感じで、まるで自分の歌がうまくなったように感じるから不思議。単に生音にリバーブの効果をかけたに過ぎないが、これほどまでに違うとはオドロキ。
「銭湯で歌うと誰でもうまく聞こえる」という話が昔あったが、つまりはナチュラルリバーブのことであって、実際にうまくなっているわけではない。
 高価なPAの前で歌っても時に同じ現象が起きるが、こちらも単に「うまくなったように錯覚している」だけで、自分のテクニックが向上しているわけではない。勘違いしないことだ。

 勘違いを積み重ねていると、どこかに落とし穴が待ち受けているかもしれない。これを避けるには、ときどき自分を素の状態にし、エフェクターなしのPAで歌うか、いっそPAなしで練習すること。
 ごまかしが一切効かないので、ちょっとした音程のズレなど、丸ごとそのまま耳に届いて自分の下手さ加減がよく分かる。酔うことなく、冷静に修正が叶う。
 過度の便利さは、ときに人を温くさせる。

2014年4月9日水曜日

CM-30にリバーブ

 いつも介護施設で使っている交流電源式のPA、「ローランドCM-30」の使い方に関し、ちょっと閃いたことがあったので、歌の練習がてらさっそく試した。

 CM-30はコンパクトな割に出力が安定していて使いやすいが、難点はリバーブが内蔵されてないこと。自主企画ライブでは手持ちのエフェクター「RFX-300(ZOOM)」を使っているが、電源やコード接続の煩わしさから、介護施設系ではミキサーのみを使い、効果ナシの生音でずっと歌っていた。


 このRFX-300にはミキサー機能がないので、マイクだけをつなぎ、出力をCM-30のチャンネル1に接続。エレアコのシールドはCM-30のチャンネル2に直接つないで、音のバランスがどうなるかを試してみた。
 CM-30には3系統のラインが接続可能で、独立して制御可能。つまりは簡単なミキサー機能内蔵と考えてよい。
 結果は「合格」である。音量はミキサー使用時と同等以上で、エレアコとのバランスも問題なし。リバーブは程よくて、ハウリングやノイズもない。各種ツマミの適正値をさっそくテープでマーキングした。
 この組み合わせを使えば、音量レベルの都合で常に使っていたミキサーが不要になり、機材としては大差ない。RFX-300には単3電池6本が必要なのが難点だが、介護施設系ライブでは使わない乾電池式PA内のエネループを、その都度取り外して使うことにしよう。

 実戦デビューは1週間後となりそう。モノは極力増やしたくないので、手持ちの機材はごく少ないが、工夫次第でまだまだやれることが残っている。

2014年4月8日火曜日

抗不安薬の効果

 先月末に処方された心臓用抗不安薬の効果を報告に、昨日再度循環器科に行った。「もし10日間のうちに1錠も飲まなかった場合は、その旨電話で連絡してください」と言われていたが、4日目の深夜に少し不整脈が発生したので、言われた通りに1錠飲んだら、すぐに治まった。
 その後不整脈や動悸は発生せず、思っていたよりも薬が効いていることが判明。昨日はその経緯の報告だけのつもりでいたら、「もう7回分出しておきましょう」との医師のツルの一声で、同じ薬(ワイパックス)が合計21錠も処方された。

 医師の話によると、症状の激しい人は1錠飲んでも治まらず、続けて3錠飲むらしい。つまりは3錠×7回=21錠である。
 私の場合はいまのところ1錠で効いている。ちょっともらいすぎの気もするが、これで当分は循環器科に行く必要がなくなった。


 私の不整脈には2種類あって、心臓の一部がピクリと震え、動悸が一瞬強くなる(飛ぶ)ような感じ。これが時に日中でも、数分おきに続く。
 もうひとつは雪かきなどの激しい運動後や、布団に入った直後、あるいは明け方近くに、動悸が突然倍くらいのペースで早くなるもの。この症状が出ると深呼吸や心臓マッサージをするが、だいたい10回くらいで自然に収まる。

 過去に3度精密検査を受けたが、いずれも心臓そのものには何ら問題がない。それでも不整脈は出る。要はストレスによって引き起こる心因性の不整脈であるということで、やむなく市販の「救心」という薬をこれまで飲んでいた。
 救心は今回病院でもらった薬、ワイパックスと効果は似ているが、ワイパックスが飲んで10分くらいで症状が治まるのに比べ、救心は効くまでにやや時間がかかる。漢方系の薬なので、やむを得ないか。
 価格は救心のほうがやや高め。1粒50円程度で、これを1回に2粒、1日に3回飲む。つまり、1日300円という計算になる。
 循環器科で医師の診断の元で処方されるワイパックスは、診断料こみで1錠50円ほど。私の場合、1日に3錠も飲むとは考えにくいが、その条件でも1日150円で済む。

「軽い症状でもすぐに飲むこと」と念を押されたので、今日の明け方にも1錠飲んだ。残りは28錠。症状が出るたびに繰返し飲むことで、完治する例も数多いそうなので、期待してみよう。

2014年4月7日月曜日

リクエストで交流

 4月最初、そして第6期初のチカチカパフォーマンスに参加。3週間ほどライブから遠ざかっている間に雪もほぼ解け、まだ風は冷たいが、気分はすでに春である。オーディション前後はチカホの割当て枠がどうしても少なくなる傾向にあり、満を持してのエントリーだった。

 今日のエントリーは2組のみで、それぞれが2つの広場に分かれた。私が選んだのは北4条広場。共演者がいないので少し遅めに家を出たが、会場でスタンバイを終えたのは、開始時間ちょうどの14時。
 新年度が始まったばかりで、しかも月曜。何かと忙しいのか、通りを往く人の足取りは一様に速い。何となく苦戦しそうな予感がしたが、ともかくも歌い始める。
 第1ステージでは「ジャンルを越えた叙情歌」を切り口に、およそ40分で以下の10曲を歌った。(※はオリジナル)

「カントリー・ロード」「花(滝廉太郎)」「荒城の月」「さくら(直太朗)」「僕の胸でおやすみ」「青葉城恋唄」「サクラ咲く※(リクエスト)」「雨ニモマケズ※」「惜恋歌※(初披露)」「花~すべての人の心に花を」
 人の集まりは早かったが、数は多くない。しかし、立ち止まった方は熱心に聴いてくれる。ライブの手応えとしては悪くない。
 オリジナルも含めて桜系の歌を4曲歌ったが、「サクラ咲く」は「CDの中のオリジナルを何か」という中年女性2人からのリクエスト。続けて「雨ニモマケズ」を歌い終えると、その女性は場を去った。

 ラスト2曲では誰もいなくなったが、初披露の「惜恋歌」では、かなり遠い柱の陰で中年男性がじっと耳を傾けてくれた。ストリートで歌ってみた感触は悪くないので、次回は別のシチュエーションで歌ってみたい。


 聴き手が少ない割に売上げはまずまずで、10分休憩したのち、14時50分から第2ステージ開始。16時までに切り上げたかったので、休憩なしの1時間5分で、以下の15曲を一気に歌う。構成は無難な昭和歌謡を選択した。

「桃色吐息」「空港」「ブルーライト・ヨコハマ」「花の首飾り」「男と女のお話」「木綿のハンカチーフ」「抱きしめて※」「天使のウインク」
《ここから大きく転換し、第3ステージのイメージで演歌を中心に歌う》
「釜山港へ帰れ」「夜霧よ今夜も有難う」「独り※(リクエスト)」「つぐない」「宗右衛門町ブルース」「黒い花びら」「ラブユー東京」
 第2ステージではいろいろな動きがあった。人の集まり具合は前半と似ていたが、時が進むに連れて、場の定着時間が短くなる傾向にあった。
 チカホは本来、単なる通路である。基本的に用事のある人が歩いているので、長時間留まって聴いてくれる人は稀。そんな条件下で、ふと立ち止まって耳を傾け、時にはCDまで買ってくれる行きずりの人を歌で探し当てる。そこに路上ライブの捨て難い魅力がある。

 3曲目あたりから8曲目の「天使のウインク」まで熱心に聴いてくれる中年男性がいたので、キリのいいところで声をかけた。
「足を止めていただいて、ありがとうございます。何か聴きたい曲があれば歌いますが…」
 聴き手からのリクエストは過去に多数あるが、自分から申し出たのは初。活動を初めて3年目に差し掛かり、特別枠認定も受けたので、これまでとは違う色を何か打ち出してみたいと、かねてから考えていた。
 その男性、用事があるのでもう行かねばならないが、とても良かった。「花の首飾り」は元祖タイガースとは異なる味で、特に印象に残った、と感想をくれた。最近は女性歌手の曲を好んで歌うなど、自分なりの味つけで歌うよう工夫しているので、こうした評価は大変うれしい。
「釜山港へ帰れ」から構成を大きく変え、演歌中心に歌い進めたが、それなりの反応があった。途中、40歳くらいの男性が熱心に聴き始め、案内状を手にとって食い入るように眺めている。曲の合間に、向こうから声をかけてきた。

「クロスロードライブに出てらしたんですか?実は私もバンドの一員ですが、出てました」と、信じがたい話。JRの出発時間が迫っているのですが、ぜひオリジナルを何か1曲だけ歌ってください、と請われた。
 いろんなジャンルがありますが、お好みは?と問うと、案内状を見ながら、シャンソン系のオリジナルがあればぜひに、と言う。クロスロードライブでも歌って、CDにも入っている「独り」を歌うと、大変喜んでくれた。

 このあと、「魔の時間帯」と呼ばれる16時が近づくにつれ、人の集まりはパタリと途絶えた。しかし、終わってみると売上げは今年3番目。25曲という曲数も、過去のベスト3に迫る記録である。リクエストを使った聴き手との積極的なコミュニケーションという新しい方向性も見いだせた、収穫の多いライブである。

2014年4月6日日曜日

宅飲み珈琲

 最近、カフェで珈琲を飲む機会がパタリと減った。理由はいろいろあって、持病の不整脈に珈琲がよくないらしい、という理由がまずある。しかし最も切実なのは「高い」から。
 私の知る限り、最も安い店で1杯400円。他は450~500円といったところ。まずくはないが、抜群の味というほどでもない。店の雰囲気はまずまずだが、飲んでいて至福な気分に浸れる、というほどでもない。
 つまり、わざわざ交通費をかけて飲みに行くより、自然素材に囲まれた我が家の堀りゴタツに座って、オリジナルTOMブレンドの珈琲を自分で入れて飲むほうが面倒がなく、雰囲気もそれなりで、味もカフェに決して引けをとらない、ということなのだ。

 何かのついでに定期的に立ち寄るカフェもあるにはあったが、こちらもその「ついで」の状況が相次いで変化してしまい、足が遠のく別の要因になってしまった。
 近ごろ外で飲む珈琲は、ケーキ等を頼めば無料で何杯でも飲める近所の六花亭か、イオン系のスーパー内などで安く飲めるテナント珈琲くらい。やはり決め手は価格ということに落ち着くが、これくらいシビアに暮らしていないと、厳しい経済環境下で年間100万円生活など、とても無理な相談だ。
 珈琲の不作と新興国の需要が重なり、珈琲豆の価格が一気に培近くになり、街のカフェの珈琲が軒並み50円ほど値上がりしたのは、3年前のこと。
 この時期、スーパー店頭の珈琲豆も一斉に値上がりしたが、私がよく行くトライアルやイオンでは、価格はずっと据え置きだった。このあたり、両者が消費税増税分を消費者に転嫁せず、実質的値下げに踏み切った背景に通じている。

 気になって最近の珈琲価格を調べてみた。すると、ほぼ元に戻っているではないか。(参考:「世界経済のネタ帳~コーヒー豆価格の推移」→カフェの珈琲豆は大半がアラビカ種)
 しかし、珈琲豆高騰を理由に一斉値上げに踏み切ったカフェの珈琲が値下げした、という話は耳にしない。上げる時は自らの都合で素早く上げ、原料が下がったときは知らぬふり、では通用しない。
(その後調べてみたら、値下げした店を首都圏でいくつか発見)

 ありがたいことに、消費者が選べる状況が、かろうじて日本社会には残っている。当分は1杯10円強で飲める宅飲み珈琲がメインになりそうだ。

2014年4月5日土曜日

本棚断捨離

 外は2月下旬なみの寒い陽気で、5センチほどの雪が積もった。まだまだ油断はできない。明日は月に一度の町内会資源ゴミの日なので、夕方までに不要になった本の選定をすることにした。つまりは、本棚の断捨離である。


 妻も私も本を読むほうなので、かなりの蔵書があるが、思い出としての価値もなくなった本は、時折処分している。今日は主に建築関連の不要本を見繕い、本棚の大幅入替えをやった。
 長く保存してあった建築士試験関連の本や、古くて役に立たない旅行関連本、建築関連のカタログ類など、けっこうな量になった。ついでに本棚の奥にたまったホコリも大掃除。

 さらには、ライブ関連の資料も整理した。紙の譜面で不要になったものを透明ファイルから取り出して処分。空いたファイルに介護施設や地区センター関連の依頼ライブ資料を年月順に整理し、「ライブ記録」とタイトルを入れて独立させた。


 事業や趣味の形態が変わると、いつしか不要になる資料も多くなる。ネットの普及により、分厚いカタログを大事に並べておくより、必要な情報はネットから最新のものを随時検索するのが合理的だ。
 ふとしたきっかけで始めた本棚断捨離、今日の作業分はほんの序章に過ぎず、今後定期的に進める予定である。

2014年4月4日金曜日

第6期チカチカMTG

 第6期チカチカパフォーマンスのMTG(ミーティング)が夜に都心であるので、夕方にオニギリを1個だけ食べて家を出る。途中にイオン系のスーパー、ビッグに寄って、いつもここで買う冷凍ウドンと珈琲を調達。
 消費税率アップ後に初めて行ったが、価格表示は本体と税込の2つに分かれていても、税込価格そのものは先月までと変わっていない。つまりはトライアルと同様、実質的値下げである。消費者の味方を、ここでもまた見つけた。

 19時半から始まった会議は1時間強で終わったが、その後事務局に頼まれ、新メンバーに対してネットからのエントリー法やパフォーマンスの事務手続きなどを伝授。第1期からの古株で、今期から特別枠認定を受けたこともあって、運営には協力すべき立場になりつつある。


 今期の活動パフォーマー内訳は、パフォーマンス部門が19組、展示部門が3組、合計22組で、前期より少し減った。去る人、来る人、それぞれに事情がある。それが人生だろう。
 音楽系に絞ると、弾き語り系3組、インスト系2組、合計5組である。音楽系が2組だけだった第1期から比べると、かなり増えた。

 音楽系は合格率そのものが低いうえ、なおかつパフォーマーの持続性が低い傾向にある。チカチカパフォーマンスはあくまで「パフォーマンス」であり、聴き手に対する、ある種のサービス精神が欠かせない。そこが一般的な路上ライブや箱ライブと異なるところ。自己主張や自己陶酔が強すぎてはつまずく。合格や継続のポイントがあるとするなら、おそらくそのあたりだ。
 22時少し前にようやく終わって、帰路はスーパー・イオンに寄って偵察。こちらも消費税率アップ後に初めて行ったが、ビッグと同系列なので、最終価格は全く上がってなかった。

 今回の増税では、事業者によって価格転嫁に対する対応が分かれたように感じる。「ドサクサ便乗値上げ」「3%分のみ上乗せ」「価格据え置き(実質値下げ)」の3つで、いろいろ事情はあろうが、消費者としては価格据え置き業者を応援したいのは当然の論理である。
 まだ全ての事業者を調べたわけではないので、今後も逐次情報を公開したいと思う。

2014年4月3日木曜日

DIYピック

 先日アマゾンで買ったテレビ用の手元スピーカーを梱包してきたプラスチックケースが、久々に手頃な厚さである。何が「手頃」かといえば、ピックとして再利用するのに、絶好な厚さ、ということ。
 以前にもこのブログでふれたが、ギターのストローク奏法に必須のアイテムであるピックには、かなりの遍歴を重ねてきた。市販品ではしなやかさや耐用度で満足できず、さまざまなプラズチック素材を使って手作りピックを試行錯誤してきたが、たどり着いたのが梱包用のプラスチック。

 もちろんピック専用の素材ではなく、ただの廃品利用に過ぎないが、下敷きやフォルダファイル、ビデオケースなどに比べると、しなやかさと耐用度、そして音の響きの部分で格段の違いがある。以来、ずっとこの素材を使い続けてきた。


 梱包用のプラスチックにもさまざまな厚さがあり、薄すぎても厚すぎてもダメ。柔らかな響きを好む私の場合、0.4~0.5ミリ厚の範囲に限られ、最近は手でふれただけで(これは使える…)と、直感的に判断がつく。
 今回は最初にさわった上下の部分は使えたが、サイドの部分は薄すぎて使えなかった。結局型取りできたのは、6枚のみ。一体成型品でも場所によって厚みが異なるから、要注意である。

 型取りは、市販品で最も使い勝手の良かったCole Clarkのピックでいつもやっている。一辺が35ミリあって握りやすく、激しいストロークでも落とすことがない。角の尖り具合もほどよい。
 厚みのチェックは5枚分を重ね、製図用の1/2スケールで測る。2~2.5ミリの範囲(4~5目盛)であればOK。この範囲を外れたものはボツである。
 手製ピックの最も優れたところは、1枚で軽く100曲は弾けること。1日10曲練習するとして、半分の5曲ほどをストローク奏法で歌う。1枚でだいたい1ヶ月は持つから、予想耐用曲数100~150曲となる。
 廃品利用なので、タダであるのも大きな魅力。以前に使っていたGibsonの0.5ミリ厚ピックが送料込みで10枚800円。1枚80円だが、時に20曲くらいで割れてしまう。単純計算で月に5~6枚は必要になり、500円前後の出費を強いられる。年間100万円生活を目指す身にとって、これは大きい。

 欠点は透明なので失くしやすいこと。対策として、8ミリ角程に切った色ビニールテープを中心からやや外れた位置に貼っている。(中心に貼ると握った際の感覚が変わるので、不可)
 厚みがぴったりくるプラスチックケースは案外少ないので、小型電気機器を買ったときなど、常に目を光らせている。

2014年4月1日火曜日

サイバー回転寿司

 近くに美味い回転寿司の店を見つけた、と妻がいうので、39回目の結婚記念日間近ということもあり、ささやかなお祝いをかねて食べに行ってきた。
 平日なら一皿税込97円が基本で、このご時世にかなりの割安感。ご飯が美味しく、ネタもまずまずだという。何よりの特徴は、注文が全てデジタル方式であること。意味がよく分からなかったが、「やってみれば分かる」という妻の言葉に従った。
 入口での予約もデジタル方式で、順番がくると座席番号の入ったカードが手渡され、自分で探して席につく。印刷されたメニュー表は見当たらず、7インチほどのタッチパネル式液晶を操作して自分で探すシステム。

「メニュー表示」→「好きなネタを選んで数とワサビの有無を指定し、注文」→「注文の状況は随時閲覧可能」→「注文したネタが運ばれてくると、座席のメロディとアナウンス、さらには液晶のフラッシュで告知される」
 といった一連の流れで、まるで見たこともないようなサイバー回転寿司だ。デジタルに疎い高齢者には、ちょっと対応が難しい気がしないでもない。


 消費税率アップ直後にも関わらず、店は混雑していた。職人の姿が全く見えず、回っているのは注文された寿司だけなので、ネタの無駄がない。安くて早い所以。
 大きなかけ声が時にウルサイほど店内を駆け巡る回転寿司にありがちなシーンは皆無で、その静かさがいいと妻はいう。確かに。
 チラシに同封のクーポンを持参したので、アオサ汁2杯がサービスでついてきた。13皿食べて、会計は1,261円。車で行ったので、ビール類はナシ。この値段なら、ツキイチで行ってもいいような気がした。
 帰路、いつも行くディスカウントスーパー「トライアル篠路店」に寄る。補充すべき常備品が溜まっていたこともあったが、消費税率アップ直後の様子をぜひ確認したかった。
 回転寿司と違って、こちらはさすがに閑散としていた。いつもは停める場所に苦労する駐車スペースも、スカスカ状態。ところが店内を回って値札を順に確かめると、いつも買う定番品の値段が、全く変わっていない。全商品を確かめてはいないが、どうやらトライアルでは3%分の消費税を上乗せしていないようだ。
 今朝の折込チラシで確認した限りでは、3%分を単純に上乗せする業者が大半。トライアルだけが実質3%の値下げである。

 ちょっと嬉しくなって、あれこれとまとめ買い。価格表示も全て税込みで分かりやすく、消費者の立場に立った経営姿勢を感じる。トライアルとは縁もゆかりもないが、生活防衛のためには、このような店を優先的に利用し、消費者として経営を支えてやることだ。