2014年2月25日火曜日

慣らし運転的チカチカ

 およそ1ヶ月ぶりにチカチカパフォーマンスに参加。2月は雪まつり系イベントで立て込んでいて、会場の割当て枠が普段の月よりも少なかった。「広場の空き時間を有効利用」というのがチカチカパフォーマンス本来の姿なので、これはやむを得ない。
 会場は北4条広場。JR札幌駅への連絡口の真横にあり、いつもなら寒風にさらされて、非常に寒い場所だが、この日は3月中旬の暖かな陽気。出かける際もタイツははかず、用心して持参した携帯カイロの出番もなかった。
 制限いっぱいの3組のパフォーマーがエントリーしていたが、一番乗りは私。13時35分には会場に入り、ゆっくりセットアップしていたら、ほどなくして、即興ダンスの宮脇さんが現れた。
 まとめて長い時間を演りたいという宮脇さんの意向だったので、私がトップで少し長めに演ることになる。14時ちょうどから歌い始め、昭和歌謡系の曲を中心に、およそ30分で9曲を歌った。

「サボテンの花」「池上線」「青春II」「白い想い出」「赤いスイートピー」「抱きしめて(オリジナル)」「男と女のお話」「年下の男の子」


 冬から春に移り変わる微妙な時期なので、曲の構成もそれに準じたものでまとめた。リストでは8曲だが、オリジナルの「抱きしめて」を途中から聴き始めた中年女性が、「いまの歌、もう一回聞かせて」と、再度のリクエスト。初めてのことに戸惑いつつも、続けて2度歌った。
 かの女性、「心に染みる声」と喜んでくれ、お年はいくつですかとか、プロですかとか、普段どこで歌ってますかとか、絶対売れますよとか、話が止まらない。その都度丁寧に応対すると、最後にCDも買ってくれた。
 急ぐので、とその場をいったん離れたが、続けて歌った「男と女のお話」で足を止め、また戻ってきて「この歌、好きよ~」と熱心に聴き始めた。
 結局最後まで聴きとどけてくれたが、何とも不思議な出会いである。
 この日の人通りは多かったが、25日ということで皆忙しいのか、足を止める人は先月末に比べて格段に少なかった。聴いてくれる方も、1~2曲で去ってゆくという感じである。それでも売上げはまずまずといったところ。

 ラスト近くで見覚えのある顔があると思ったら、以前に2度もCDを買ってくださった女性ではないか。終了後に声をかけたら、「覚えていてくれましたか」と、喜んでくれた。不思議なことに、3度ともたまたま通りかかったという。
「新しいCD出ました?」と、陳列棚を目で追うので、「以前と同じです」と応じたが、そろそろ2枚目のCDを作るべき時期なのかもしれない。

 3組目のパフォーマー、ジャグリングの弥勒さんも現れたので、この日はワンステージのみで撤収することにした。デジカメ撮影ポールや看板など、改良を加えた機材はスムーズに機能した。先日自分で染めた手編みのハンチングも、この日が初披露。
 まずは慣らし運転的なチカチカパフォーマンスである。