2014年2月23日日曜日

妻の髪を切る

「髪を切って」と妻が言うので、素直に応じる。実は昨日も頼まれていたが、夕方に差し掛かって部屋が暗く、一日延ばした。
 はっきりしないが、妻の髪を切り始めてから10年以上は経つ。美容院に行くのが面倒ということもあるが、「やれることは自分でやって、生活費を安くあげる」というのが最大の理由。髪専用のハサミだけを使った見よう見まねだが、プロのカットと大差ない、と周囲では言ってくれる。

 カット代は特に貰わないが、今日はバーゲンの生寿司を奢ってくれるという。ただし、買いにゆくのは私だ。


 夕方5時近くに歩いて家を出たが、随分と日が長くなった。雪はよく降るが日差しが強く、気温も零度前後と温暖。この一日で10センチ近くも解けた。こうしてじわじわと春が近づいてくる。
 生寿司だけ買って帰るつもりが、タイムバーゲンでピーマンとバナナが安い。昨日の買い出しで値段がやや高く、どちらもパスしたもの。迷わず買った。マメにスーパーに通っているとモノの値段がよく分かり、お買い得品の見分けも知らず知らずに身につく。
 帰宅後、ニョッキを作ることにした。妻の体調がまだ万全でなく、カット代を口実に寿司を奢ってくれたのは、夕食の準備が億劫だからとみた。寿司だけでは一品足りないので、先日初めて作って好評だったニョッキの野菜スープ風を試す。

 手で丸める作業をパスし、ネタを直接スプーンでお湯に投入したせいか、今回は30分で出来上がった。スープは大根、人参、キャベツ、ブロッコリーをコンソメと塩で味つけた。
 出来はまずまず。すいとんに似ているが、ちょっと違う。肉も魚も入れてないが、独特のうま味がある。上にかけるソースがないときの変化技として使えそう。