自らの意思でエントリーするチカチカパフォーマンスは集客ノルマもなく、参加費も不要。仮に失敗しても誰かに迷惑をかけるわけでなく、全て自己責任である。
つまりは大半が自分のペースでやれるので、ストレス度は極めて低い。来年はライブ数を大幅にセーブするつもりだが、チカチカパフォーマンスに限っては、例年通り月2回ペースでやりたいと思っている。
当初エントリーしたのは17~20時の夜の枠だったが、直前に昼の枠にキャンセルが出て、急きょスライドさせてもらった。第5期からメンバーが急増し、以前よりも枠の割当てが相対的に減っている。空きがない場合は夜の枠もやむを得ないが、なるべくなら平日の昼間に歌いたい。
事務局に行ったら、会場が北4条広場から北3条広場に変更になっていた。この日は3組の共演だったが、すでにアコースティック男女ユニットのミチカムさんが会場入りしていた。
広場到着が13時50分で、この日もPAはマイクスタンドに直接吊るす簡易方式。スタンバイは数分で可能だったが、トップは先着の新メンバーであるミチカムさん(何と、はるばる旭川から参加している)に譲った。
14時30分から私のステージ開始。ミチカムさんがいい気分を場に作ってくれていたので、その余韻が消えぬうち、素早くセットして歌い始めた。第1ステージではおよそ25分で以下の7曲を歌った。
「ダンシング・オールナイト」「さりげない夜」「レット・イット・ビー(オリジナル訳詞)」「夜が明けたら」「誰も知らない夜(オリジナル)」「グッドナイト・ベイビー」「きよしこの夜」
第1ステージの切り口は「夜」。最初予定していた枠が夜の時間帯だったので、それに合わせたもの。直前に昼時間に変更になったが、構わずそのまま歌った。
集客のピークは「レット・イット・ビー」あたりで、15名ほど。この日は穏やかな天候にも関わらず、人の流れは悪かった。年末を控えて皆忙しのか、足取りも早く、立ち止まる人もごく少ない。
術後3度目のライブで、位置づけとしてはまだまだリハビリの段階である。集客は気にせず、自分のペースで淡々と歌い継ぐ。それでもCDが1枚売れた。
ミチカムさんのステージをはさんで、15時30分から第2ステージを始める。およそ20分で6曲を歌った。
「グッド・バイ・マイ・ラブ」「河のほとりに」「夜が明けたら」「二人の世界(初披露)」「独り(オリジナル)」「雪が降る」
第2ステージの切り口は「語りのある歌」である。「雪が降る」や「二人の世界」を歌いたくて、何か共通点がないか?と探したら、双方ともに曲中に「語り」が入っていることに気づく。冒頭に語りが入っている「夜が明けたら」が、結果として重複した。
我ながらいいアイデアと自画自賛していたが、いざ歌いだすと夕方に差し掛かる魔の時間帯だったこともあって、集客は期待はずれ。まあ、それでも自分のリハビリには充分になった。
歌い終えたころに、3組目の共演者であるジャグリングのミスターきくちさんが現れる。穏やかな曲調の歌を意識的に選んだこともあって、身をかばわずに歌えるメドがつき、この日の目的は充分に達成された。あとの時間は他の共演者に譲って撤収。
人前で歌うレベルとしては、だいたい70~80%程度まで回復できた気がする。来月もすでに3つのライブが決まっているが、神経の使う依頼型のライブは、現時点で一つのみ。こんな調子で、無理せずにやっていけたらいい。