2013年12月25日水曜日

自分のペースで歌う

 今年最後となる58本目のライブをチカチカパフォーマンスで締めくくった。思わぬ入院手術で、12月は4本のライブをお断りせざるを得なかった。それでも年間累計ライブ数は、過去最高だった去年の46本を軽く抜き去った。
 自らの意思でエントリーするチカチカパフォーマンスは集客ノルマもなく、参加費も不要。仮に失敗しても誰かに迷惑をかけるわけでなく、全て自己責任である。
 つまりは大半が自分のペースでやれるので、ストレス度は極めて低い。来年はライブ数を大幅にセーブするつもりだが、チカチカパフォーマンスに限っては、例年通り月2回ペースでやりたいと思っている。
 当初エントリーしたのは17~20時の夜の枠だったが、直前に昼の枠にキャンセルが出て、急きょスライドさせてもらった。第5期からメンバーが急増し、以前よりも枠の割当てが相対的に減っている。空きがない場合は夜の枠もやむを得ないが、なるべくなら平日の昼間に歌いたい。


 事務局に行ったら、会場が北4条広場から北3条広場に変更になっていた。この日は3組の共演だったが、すでにアコースティック男女ユニットのミチカムさんが会場入りしていた。
 広場到着が13時50分で、この日もPAはマイクスタンドに直接吊るす簡易方式。スタンバイは数分で可能だったが、トップは先着の新メンバーであるミチカムさん(何と、はるばる旭川から参加している)に譲った。

 14時30分から私のステージ開始。ミチカムさんがいい気分を場に作ってくれていたので、その余韻が消えぬうち、素早くセットして歌い始めた。第1ステージではおよそ25分で以下の7曲を歌った。

「ダンシング・オールナイト」「さりげない夜」「レット・イット・ビー(オリジナル訳詞)」「夜が明けたら」「誰も知らない夜(オリジナル)」「グッドナイト・ベイビー」「きよしこの夜」

 第1ステージの切り口は「夜」。最初予定していた枠が夜の時間帯だったので、それに合わせたもの。直前に昼時間に変更になったが、構わずそのまま歌った。
 集客のピークは「レット・イット・ビー」あたりで、15名ほど。この日は穏やかな天候にも関わらず、人の流れは悪かった。年末を控えて皆忙しのか、足取りも早く、立ち止まる人もごく少ない。
 術後3度目のライブで、位置づけとしてはまだまだリハビリの段階である。集客は気にせず、自分のペースで淡々と歌い継ぐ。それでもCDが1枚売れた。
 ミチカムさんのステージをはさんで、15時30分から第2ステージを始める。およそ20分で6曲を歌った。

「グッド・バイ・マイ・ラブ」「河のほとりに」「夜が明けたら」「二人の世界(初披露)」「独り(オリジナル)」「雪が降る」

 第2ステージの切り口は「語りのある歌」である。「雪が降る」や「二人の世界」を歌いたくて、何か共通点がないか?と探したら、双方ともに曲中に「語り」が入っていることに気づく。冒頭に語りが入っている「夜が明けたら」が、結果として重複した。
 我ながらいいアイデアと自画自賛していたが、いざ歌いだすと夕方に差し掛かる魔の時間帯だったこともあって、集客は期待はずれ。まあ、それでも自分のリハビリには充分になった。

 歌い終えたころに、3組目の共演者であるジャグリングのミスターきくちさんが現れる。穏やかな曲調の歌を意識的に選んだこともあって、身をかばわずに歌えるメドがつき、この日の目的は充分に達成された。あとの時間は他の共演者に譲って撤収。
 人前で歌うレベルとしては、だいたい70~80%程度まで回復できた気がする。来月もすでに3つのライブが決まっているが、神経の使う依頼型のライブは、現時点で一つのみ。こんな調子で、無理せずにやっていけたらいい。