2013年12月21日土曜日

復帰ライブ第1弾

 長いおつき合いのある近隣のグループホームでのクリスマスライブに出演。入院手術後初めてのライブで、大腸ポリープ発覚前から依頼されていたが、力を入れて歌うことをようやく許されたのが、わずか3日前。懸命の調整で、どうにか間に合った。

 昨年は12月に7本のライブをこなしている。施設訪問系を中心に活動している私にとって、9月に並んで12月はイベントの多い月。しかし、今年は思わぬポリープ騒動で、これが2本目である。我が身と相談し、無理ないペースでやっていこうと思う。
 開始時間は早めの11時。いつもは最初からごちそうが並んでいるが、今年は椅子だけが会場に並べられていて、普通のコンサートふう。聞けば、まずは飲食ナシで1時間のコンサートを実施し、その後に食事するという段取りだった。
 聴き手が歌に集中できる環境なので、歌い手としては歓迎である。
(空腹状態ではなく、食後にゆっくり聴いていただくのが理想だが、それは難しそう)


 いつも通り、1番手は私。11時5分くらいに始まり、およそ20分で以下の6曲を歌った。

「函館の女 」「雨のち晴レルヤ(初披露)」「人生いろいろ」「宗谷岬」「浪花節だよ人生は」「ウィンター・ワンダーランド」
 聴き手は職員を含めて50名弱。椅子席横に食事準備用のテーブルが並んでいる関係でスペースに余裕がなく、ステージの前後スペースはかなり狭かった。
 狭いスペースで最前列の方がうるさく感じてしまう問題が別施設で秋にあったばかり。この日は移動時のフットワークを考慮して乾電池式の小型PAを持参したが、それでも音が大きすぎる心配があった。

 歌う位置を慎重に検討し、聴き手に対して少し斜めに立った。さらにボリュームを普段の80%ほどに絞る。この日は手製の木製吊り下げユニットを使い、乾電池PAを初めてマイクスタンド中央に吊るして歌ったが、事前に何度も調整をしたので、何ら問題なく歌えた。狭い場なら充分に使える。


 最初に水を一口飲むのを忘れたせいか、単なる調整不足か、はたまた3週間近い実戦でのブランクのせいか、1曲目の出だし高音部で声が充分に出なかった。一瞬歌い直そうかと迷ったが、声量を少し下げることで、どうにか回避。2曲目からはようやく普段のペースに戻る。
 9月の同じ場でのライブで男女フォークユニット・エイプリルさんと2曲重なった経験から、今回は事前に予定曲を互いにメールで打ち合わせて臨んだ。
 唱歌系の曲は珍しく「宗谷岬」1曲のみ。演歌系中心の構成にしたが、これが最近のこの施設の嗜好である。

 最初は大人しい印象だった場も、後半2曲で一気に手拍子で盛り上がる。だいたい思惑通りに運び、無事に復帰最初のステージを終えた。
 その後、エイプリルさんのステージが20分あり、さらには入居者全員で「北国の春」「知床旅情」を伴奏なしで斉唱。出だしは職員さんの号令から入ったが、伴奏がなくとも、それなりに歌は楽しめるものだと再認識させられた。
 余興終了後に食堂の椅子やテーブルを配置換えし、食事がテーブル上に並べられた。この時間が15分ほどあって、やや間延びした印象。場の段取りとは難しいものである。

 花束やプレゼントなどいただいて、13時過ぎにお開き。家族のような仲間と、今年も楽しい時間を過ごせた。