2011年10月20日木曜日

片思い的関係

 先日のブログに書いた廃品利用のカエルのオブジェ、イメージにある分をちょっとだけ形にしてみた。いわゆるプロトタイプ。パーツは全部廃品だけど、何を使っているか分かります?
 以前に壊れたBSアンテナを使って大型のカエルオブジェを作ったことがあるが、それよりずっと小さい。今回のを仮に「エコガエル」とでも名付けるとして、残るは石を使った「石ガエル」、そして木材を使った「ウッディガエル」の3種類を作る予定。

 私の好みは目玉がペプシの渦を巻いたサイバーカエルだが、妻は顔が黒くて目が白い忍者カエルがお好み。どちらもアヤシゲであることに変わりなし。


 この種の廃品利用のデザインはプロも含めて多数見られるが、流木や錆びた金物を拾い集め、楽器も含めた自在なデザインワークを展開しているのが、PAGIRU-STUDIOの井上リエさん。
 ネットでシャンソンの検索をしていて偶然知ったが、(ご主人がシャンソンを修行中だったはず)そのデザインセンスの素晴らしさに惹かれ、以降ほぼ隔日更新されるブログを、ほぼ毎日のぞいている。

 ブログにはコメント欄もトラックバック欄もなく、ただ一方通行で読むのみ。私のブログも全く同じスタンスだが、それでいいのです。
 しかし、デザイナーとしての実績は私の比ではなく、よく利用するカルディコーヒーファームのデザインはすべて井上さんによるものだし、あのユーミンのコンサートポスターも井上さんが何度か手がけている。来年2月の苗場コンサートのポスターも、難関のコンペを勝ち抜いたと最近のブログでふれていた。
 無駄を排除したナチュラルでシンプルなデザインと、落ち着いたカラーセンスが好きで、けっこう影響を受けているかもしれない。
 カエルが大好きで自らもチェロを奏で、デザインと音楽がコラボした個展を定期開催し、ご主人がシャンソン嗜好。何かと共通点が多いが、連絡をとったことは一度もない。まあ、ずっと片思い的関係も悪くはないと思っている。