2011年10月5日水曜日

女性的視点

 日が暮れて写せなかったので、昨日修理の終えたウッドデッキ物干しの拡大写真を本日掲載。梁は9本のパーゴラを受けつつ、ヒートンを等間隔で10本ネジこんで、洗濯ハンガーを吊るすようにもしてある。
 これまではドリルで直接穴を開けてハンガーを引っ掛けていたが、雨水が溜まりやすく、腐食の元凶となってしまった。そこで今回はステンレス製ヒートンを使った。右はじのピンチ付大型ハンガーは、ヒートンに事務用のリングをはめて吊るす。

 この間隔でハンガーを吊るしてやると風の通りがよく、陽もよく当たって早く乾く。単純に奥の物干し竿にかける方法もあるが、風で動きやすく、互いに重なってしまって乾きにくい。落下することもある。自分で実際にいろいろやってみて、たどり着いた最適の手段が目下これ。


 建築家に設計を頼んでも、なかなかここまではやってくれない。ディティールが細かすぎるのだ。結局自分で工夫してやってしまうのが手っ取り早い。電気を貪る全自動乾燥機など所有しているリッチな方には、無用の長物であるが。

 これに限らず、住宅設計には女性的視点が不可欠な部分が多々ある。ロボットのデザインをする会社が、男性新入社員に毎日の昼メシを仕事として強制的に作らせるシーンをテレビで観たが、同様に建築設計士の卵には、事務所の家事全般を1年くらい徹底してやらせるのもよいかもしれない。