最近、そのパターンに新顔が登場した。北海道では馴染みの薄いインスタントのタンメンである。その名も「鹿児島タンメン亭/塩とんこつ味」。
見つけたのは週末だけ開く近所のディスカウントスーパー。街の専門店ではタンメンをよく食べるが、即席麺では初めて見る。恐る恐る1袋(2食入)だけ試しに買ってみたが、これが予想を越える美味。
写真のように一般的な四角い袋ではなく、乾ソバのように、縦長の袋に入っていて、麺も縮れていない直線形。どちらかというと素麺や冷や麦の体裁に似ている。
タンメンなのでいっしょにキャベツやホウレンソウ、ネギなどの野菜を投入して煮るが、個人的にはキャベツは必須。
これらの野菜を、包丁ではなく、100円ショップダイソーで入手した台所専用のハサミを使って切る。干しエビと胡椒を入れて完成。とんこつ味といいつつ、あっさり味の中高年むきなのだ。
普段から包丁を使わずにハサミでよく調理をするが、マナ板不要で洗う手間が省け、しかもスピーディ。サバイバル生活にもむいている。
自分の専売特許かと思っていたら、NHK盛岡放送局のサイトにある「被災人の知恵」というコーナーで、同様の簡易調理法が掲載されていた。
ハサミとナントカは、使いようで切れるのだ。