2011年4月19日火曜日

続・手製水盛管

 ゴールデンウィークが間近となり、今年は作ってから11年になる車庫&物置屋根の大改修を連休中にやるべく、いろいろと準備し始めた。
 構想にあるのは、屋根の雨水の流れを入口正面側ではなく、真横の南側に変更すること。母屋に直接付属する車庫なので、雨水を母屋から速やかに分離するべく、これまでは母屋反対の通路正面側に雨水勾配をとってきた。
 しかし、雨天時には雨水が通路側に落ちるという弊害がある。対策としてつけた雨樋も、梁の腐食という問題にぶち当たって、いまは完全撤去した。

 いろいろ考えたが、単純に通路横の南側に雨水勾配をとり、冬の落雪対策としてつけている雪止めもとってしまえば、雨も雪も管理がより楽になるような気がしてきた。


 まずは屋根に昇って現状の把握である。屋根材として使っているポリカーボネート波板の性能は非常によく、傷みはほとんどないので、張り替えてそのまま使いたい。
 屋根梁の上に敷いてあるスノコ板の一部張り替えや、波板の不足分などをチェック。固定はこれまでの屋根梁からスノコ板に変わるが、止める短いビスも200本は必要であることが分かった。
 今日は手製の水盛り管で屋根の各点レベルを計測した。「水盛り管」はパスカルの原理を利用して水平レベルを測る道具で、市販もされているが、高いのでかなり前に自分で作った。
 材料はペットボトルと径5ミリの透明ビニールホース10m、壊れたスケールなど。ペットボトルの蓋に穴を開け、ボンド(又はコーキング材)で周囲を固めたが、ネットで調べると、熱帯魚用の水槽で使うパーツを使えば、もっと簡単にできるようだ。

 私の場合はレベル差を具体的な数値で知りたいので、ホースの端部はスケールに固定してあり、水を入れたペットボトルの高さもフックとひもで任意に調節できるよう工夫してある。
(水はペットボトル底に開けた穴から入れる)


 調査の結果、南東角は北東角よりも17ミリ低いことが判明。束基礎の下には杭が打ってあるが、軟弱地盤なので経年により沈下したか、最初からズレがあったと思われる。
 建物側はもともと30ミリ高く作ってあるので、波板の方向を変更しても、理論的にはうまく南側に雨水が落ちてくれるはず。

 作業工程を描いたスケッチに従い、夕方に必要な材料をホームセンターで調達してきた。一番面倒な作業は屋根波板と母屋壁波板との接点処理で、これが終われば下地のスノコ板の貼り方を修正しつつ、波板を張り替える単純作業だけ。延べ3日で終わるとみるが、どうなるか?