2011年4月27日水曜日

またひとつ前進

 昨日引き合いがあった仕事の進展はその後なく、天気もまずまずなので、予定通り墓参りに出かけた。休暇で家にいた妻も急きょ同乗。
 まずは区役所に行き、社会福祉協議会で今年度のボランティア保険の更新手続を済ませる。掛け捨て300円の最低額だが、弾き語りに限れば、これで1年間全国どこへ出向いても、活動中の事故が補償される。

 次に母の暮らす施設に行く。震災後の1ヶ月前にも行ったが、なるべく毎月顔を出すよう心掛けている。いつものように、行くとすぐに私の名前を呼んでくれた。すでに90歳を過ぎているが、願わくば命ある限り、我が子の顔と名前は覚えていて欲しい。
 前回、散髪を頼んでおいたので、さっぱりとした髪型に変身していた。着ている服もこざっぱりとした春らしい服に変わっている。本人は「タンスの奥から出した」と言っていたが、おそらくは姉が実家のタンスから持ち出し、届けてくれたのであろう。
 最後に、最も遠方(自宅から片道30キロほど)にある父の墓参りに行く。夕方4時を回っていたが、日が長くなったので霊園は充分に明るい。雨にも降られず、半年ぶりに墓参りを済ませる。都心や主要道路から遠く離れた山中にあるので、一冬を越しても墓はほとんど汚れていず、掃除は楽だった。
 全部で500はある同じ区画の墓参者は、わずか一人。連休前に墓参を済ませたかった大きな理由がこれ。

 帰路、一度も行ったことがない真駒内六花亭ホール店に寄ってお茶を飲む。私はワッフルと珈琲を、妻はイチゴパフェを頼んだ。随分斬新な建物と思い、食べた後に興味深くあちこ回ってみたら、出口付近で「北海道赤レンガ建築賞受賞作品」との銘板を発見する。どうりでね。