2011年4月4日月曜日

カエル茶碗

 東日本大震災を挟んで、続けざまに5個の茶碗やグラスが欠けた。妻と私の飯茶碗、私のマグカップ、盛り合わせ皿、ウィスキーグラスで、いつかは割れるのが定めだが、こうも続けざまだと気味が悪くなってしまう。

 大地震の前兆として、その地域のFM放送の聞こえが極端に良くなる、という情報があり、今回も地震のひと月ほど前から、FM岩手の放送が相当遠くでも聞こえたそうである。科学的裏付けはまだないらしいが、ひょっとすると地磁気の影響なのか。
「大地震の直前には、セトモノが割れる」という事象も関連があるのかもしれない。
 割れた食器類はやむなく大半は捨ててしまったが、お気に入りだった私のマグカップだけは欠けた場所が取手の反対側で、飲むのに大きな支障がなく、いまだに使っている。
 欠けに気づいたのは、夜に洗って乾いた分を翌日に棚にしまうとき。原則として食器洗いは私の担当なので、たぶん私の不注意なのだろう。それにしても…。


 毎日使う飯茶碗は、ほどなくして妻が代わりの品を買ってきた。妻の分は年相応に落ち着いたデザインだったが、私の分は写真のようなカエル柄。自他共に許すカエル狂なので、基本的にカエルグッズはうれしいのだが、それにしてもカンレキオヤジには、ちぃと可愛いすぎないか?

 糸底にまでカエルが笑っている念の入れようだが、容量がかなり小さく、どうもみても子供用。最初は抵抗があったが、箸置きにも妻が買ってきたカエルグッズを使っていることもあり、まあいいかと使い続けるうち、不思議になじんでしまった。
 飯は夕食時に軽く一杯食べるだけなので、子供用でも少し多めに盛れば、足りることは足りる。それでも普通に働いて普通に遊ぶ、フツーの生活を続けている。住んでいる家や乗っている車と同じく、住人の燃費も非常によいのでアル。