ICレコーダーつまりは録音機で、つい最近まで録音といえばテープかMDによるラジカセが主流だったが、いまは多くがICレコーダー(デジタルレコーダー)である。
最近、録音設備はもちろん、PAすらない場所でのライブが増えつつあって、以前はライブ録音にそうこだわりはなかったが、還暦を過ぎてから、少し考えが変わった。
調べてみると、以前は高価だったICレコーダーも、いまでは1万円を切る高性能な製品がある。熟慮の結果、1万円以下に予算を限定し、調達することにした。
今回買ったのは「サンヨー ICR-PS501RM」という製品。アマゾンで9,500円弱だった。安い割には「PCM、44.1kHz録音」という、CDなみの高音質。
重さわずか53gで、非常に軽くて小さい。2Gのメモリを内蔵しているので、高音質設定で3時間強の録音ができる。過去の例から、3時間あれば充分だが、別にmicroSDカードも使えるので、いつでも増設可能。録音時間に関しては心配ない。
さっそく録音してみる。ひとまずマイクの指向性を全方向に設定し、普通に机の上に置いて弾き語ってみた。
音源はパソコンにつないで、ファイルとして簡単に取り込める。説明書にはwindows限定でマックの動作は保証しない、とあったが、マックでも普通に認識して取り込めた。
音楽ソフトで加工調整し、PAからとった音源と比べてみたが、音質に関しては遜色ない。これは使える。明日以降、いろいろ条件や設定を変え、試してみたい。
仕事の合間に、ICレコーダー専用のホルダを木材で作った。いろいろ考えるうちに構想が広がり、5通りの使い方が可能なマルチホルダが首尾よく完成した。
このICレコーダー、mp3音源を取込み、ウォークマンのようなデジタルプレーヤーとしても使える。さらには、普通のUSBメモリとしても使用可能。どちらも欲しいと思った時期があったが、ずっと買わずにいた。しかし、今回で全部が一度に手に入ってしまった。待ったかいがあった。
今後、音源の監理はMDではなく、HD内メモリですることになりそうで、いやはや時代の足取りは実に急である。取りあえずついていきますけど。