2010年1月25日月曜日

メモリ領域解放

 メインパソコンのメモリを1Gに増強してから、メモリの動作がやたら気になってきた。去年、多忙時に複数のソフトを同時起動した際、動作が不安定になり、予備パソコンのメモリを一時的に移動し、1Gにしたことがある。
 しかし、それでもファイル保存などで動作不良は起きた。メモリ監理に、根本的な問題があるのではないか…。もしそうなら、いくらメモリを増やしたとしても、問題は解決しない。

 そこで、いろいろと調べてみた。以下、非常にマニアックな内容で、関心のない方は読み飛ばしてください。
_マックの場合、メモリの使用状況を知るには、「アプリケーション」→「ユーティリティ」とフォルダを開き、「ターミナル」という標準ソフトを起動し、「top」と入力すれば、メモリの使用状況がリアルタイムで表示されることが分かった。(OS10.3)

 リストの5行目「PhysMem」の右端2つのデータがそれで、一目瞭然。しかし「ターミナル」を起動するたびに、いちいち「top」と入力するのは、いかにも面倒だ。
「環境設定」から、「新規ウィンドウ時にこのコマンドを実行」にチェックを入れ、文字に「top」と入れておけば、起動時に瞬時にメモリ状況が表示される。
(画像の上端、赤線部)


 さて、この「ターミナル」を表示させたまま、さまざまなソフトを開いたり閉じたりしてみた。
 使用頻度が非常に高い画像処理ソフトは、やはりかなりのメモリを消費する。しかし、画像を閉じて終了してしまえば、メモリはそれなりに解放され、そう大きな問題にはならない。
 予想外だったのが、ネット接続で必ず使うFireFox、Opera、Safariなどのブラウザで、いろいろなサイトを閲覧するごとに、メモリ使用域はぐんぐん増え、その増え方は画像処理ソフトにひけをとらないほど。
 最大の問題はソフトを終了しても、メモリの使用域は元には戻らないことだった。これではその後の動作が不安定になってもおかしくない。メモリをいくら増やしても、焼け石に水。

 ブラウザを起動してサイトを閲覧すると、読込んだ画像をメモリにいつまでも残し、次回閲覧時の時間を短縮する、という方策がとられているとか。これを消すには、パソコンを再起動するか、メモリを解放する別の専用ソフトが必要らしい。
 画像処理ソフトはネット閲覧と併行して使うことが大半なので、いちいち再起動をする手間は非常に煩わしい。やはり専用ソフトだろう。
_調査の結果、「Libera Memory」というフリーソフトを探し出してインストールした。
 試してみると、わずか数秒でメモリ領域が、ほぼ起動時の状態に戻る。ネット閲覧後はいったんブラウザを終了し、この「Libera Memory」でメモリをお掃除し、次の仕事にかかるという手順を踏めば、おそらく動作不安定問題は解決されるはず。
 パソコンにはかなり詳しい気でいたが、まだまだ知らないことだらけ。勉強になった。