2010年1月15日金曜日

DIY手紙メジャー

 以前から手紙の重さを計る道具を欲しいと思っていた。100円ショップあたりにあるだろうと調べたが、ない。ホームセンターに行くとあるにはあるが、1,000円前後の高級品のみ。
 私が欲しいのはごく簡単に料金の目安がつくもので、極端に言うと、手紙料金の変わり目となる、25gと50gを越えるかが分かればいいのだ。

 ネットで検索してみると、最安値で630円。100gまで計測可能で、人間を模したなかなか愛らしいデザインではあるが、感覚的にはちょっと高く、二の足を踏んだ。

 例によって、(もしかして自分で作れるのでは?)と考え、昨夜メモ用紙の前であれこれ頭をひねる。市販品と同じく、天秤ばかりの理屈を使えばよいと思ったが、天秤棒に何を使うかがまず問題で、25gと50gという重さを正確に示す分銅も必須だ。


 文具箱を漁るうち、天秤棒には使わなくなった定規が代用できそうな感じがした。支点になる穴をいくつか開け、作用点には対象となる郵便物をクリップで吊るす。
 分銅は水か硬貨だろうな、と思った。水は入れる容器が最終的に邪魔になりそうで、候補から脱落。1円硬貨が1gなのは知っていたが、50個も集めるのはいかにも面倒。そこで他の硬貨の重さを造幣局のサイトで調べた。
 以下、その結果である。

・1円玉=1g  ・5円玉=3.75g  ・10円玉=4.5g
・50円玉=4g  ・500円玉=7g
 これらの硬貨を幾つか組み合わせ、擬似的に25gと50gの分銅を作り、それぞれが均等に釣り合う場所に支点となる穴を開けてやればよい。
(例:5円4個+10円2個+1円1個=25g)
 以降子細は省略するが、かなりの手間暇をかけて、写真のような手紙メジャーが首尾よく完成した。定規が左に傾いていれば25g以内で、右ならアウトということ。
 同じ理屈で、少し右の釣り合い点に、50g用の穴が開いている。50gを調べたいときは、画鋲をその穴に差し直せばよい。