「宅地手前にある公園の雰囲気を入れつつ、2棟の住宅を同時に見せる」という、ちょっとやっかいな注文だったが、ほぼイメージ通りに仕上がった。
北海道の住宅の場合、主流である無落雪屋根の高さはせいぜい7メートル強。箱形なので外観の面白さがあまりなく、予想図(パース)としてダイナミックに見せるには、視点の設定が非常に重要である。
このあたりは長年の経験値がモノをいうが、問題は今回のように手前に何か別のものがあり、そちらも見せなくてはならないケースで、視点の位置や高さには、もうひと工夫が必要なのでアル。
ライン仕事の第一段階は終わったので、今日は同じく年初めに依頼されていた、ライブハウスのポスター作成をやった。仕事としての優先順位を綿密に計算すると、順序としてはこうなる。
ここ数年でおよそのひな形はできているので、そのひとつを使ってサクサク作業。こちらもただちにメール送信して、納品終了である。
(印刷はお店でやってくれる)
続いて明日が締切のデザインコンペのプレゼンに取りかかる。これまた順序としては、こうなる。
案は頭の中にでき上がっていて、それを形にするだけだ。あるマークの作成なので、作業は単純。しかし、印刷でイメージ通りの色がなかなかでず、数回やり直した。
同時にコンセプト説明文を400字ほどにまとめ、一晩ねかす。明日になって文章を再度見直し、こちらもただちに郵送である。
帰宅後、夕食をはさんでデザインコンペ案の修正をする。マーク全体に白枠をつけ、さらにその周囲を細い黒枠で囲むことを思いついた。
デザインコンペは最近打率が低い。以前は入選率50%を軽く越えていたが、音楽関連の創作に頭をとられているせいだろうか。ちょっと引出しの中身が枯れてきた感じだ。お金をいただく仕事ではないので、流れに任せているが。