2008年11月22日土曜日

心地よい疲れ

 札幌市手稲区にあるグループホーム「笑顔の村」で、1年半ぶりに歌ってきた。複数の施設を運営している会社なので、ホーム長さんは前回とは変わっていたが、入居の方々が私のことをずっと覚えてくれていて、再度のお呼びがかかったという次第。歌い手としては、大変うれしくてありがたい話である。
 前回の反応もふまえ、にぎやか系の曲を多めに用意したが、予定していた15曲を40分で一気に全部歌い終えても、場の空気はなかなか収まらない。とにかく、多くの歌に即興で「踊り」がつくのである。あの「ポニョ」ももちろん歌ったが、その「ポニョ」にまで…。実に珍しいことで、施設によって場の雰囲気は実にさまざまだ。

 前回も同じことがあったので、アンコールに準備していた「ソーラン節」をとりあえず歌ったが、それでもまだ場は盛り上がったまま。もしかすると、「火に油」だったか?


 その後、いろいろリクエストなど出たが、あいにくどれも歌えず、我がレパートリーの狭さを思い知る。やむなく無難な「上を向いて歩こう」を歌い、どうにか終わらせていただいた。

 結局50分強で17曲を歌ったことになる。短めの曲を選んだせいもあるが、もしかすると新記録かもしれない。


 終わると私も含めて全員での記念写真撮影、そして入居者代表の方から花束をいただく。これまたどちらも初めての経験で、感激した。

 軽自動車に換えてから訪問ライブでのフル装備移動は初めてだが、後部トランクに全てがぴったりコンパクトに収まった。なかなか使えるヤツだ。
 かなりの遠方だったが、雪は完全に解け、車の流れはスムーズだった。力の入る曲が多く、少し疲れたが、心地よい疲れである。