2008年11月1日土曜日

いまでも小林君

 天気がいいので、昨日買った大根をヒモでしばり、さっそくテラスに干した。去年より少し早いが、見慣れたいつもの晩秋風景である。
 大根は10本で580円の洗い大根を30本購入。去年よりもやや太いので10本少なくし、総費用はやや安く済んだ。大根を干さないと何となく気が落ち着かないが、これで冬の準備も大きく前進した。

 外に出た勢いのまま、夏に食卓をにぎわしてくれたトマトの残骸を一気に処分。支柱やヒモも全部外して物置にしまい、来年に備える。最後に残っていた枝豆(大豆)の種も採取し、菜園はきれいさっぱり。残っているのは大葉だけとなった。
 鈴なり状態の大葉(シソ)の実は、もしかすると使い道があるかもしれない。可能性としては漬物だが、ネットでよく調べてみたい。


 全部終わって道具の片づけをやっていたら、「小林君が出てるよ!」と、妻が窓から呼んでいる。

 今日はサッカーのナビスコ杯決勝で、大分VS清水の対戦だが、大分トリニータのDF、小林宏之選手は小学校時代からよく知っている選手だ。その小林君が交代要員だったが、優勝間近のフィールドに立っている。
 地元サッカー少年団の指導に携わっていた10数年前、小林君の所属する近隣のチームとよく練習試合をやった。弱小チームの中で当時から秀でた才気を発揮していて、将来はプロ確実と言われていた。
 グランドで出会うといつも「こんにちわ」とキビキビ挨拶をくれるキモチのよい選手で、その後サッカーの名門清水商業高校~筑波大学と進み、筑波大では主将まで務めた逸材だ。

 卒業後はJ1の浦和レッズに入団し、当初はストッパーとしてスタメン起用されていたが、その後次第に出番が少なくなり、複数の地方チームを渡り歩いたあと、ようやく今日の栄光を得た。
 テレビ画面の中での小林君はとてもうれしそうで、その表情は最初に出会った18年前と、ちっとも変わっていない。人間、クサらずに努力と辛抱を続ければ、いつかは実を結ぶ。