2008年11月6日木曜日

ペン型消しゴム

 時代遅れかもしれないが、いまだに消しゴムをよく使う。つまりは鉛筆やシャープペンなどの筆記用具を使っているということで、柔らかい書き味と、何度でも修正可能な特質はなかなか捨てがたい。
 仕事場にはもちろん、居間のあちこちにも鉛筆が置いてあり、何か閃くとすぐにメモするクセがついている。このブログはもちろん、HPやDIYに関するさまざまなアイデアは、大半がこの鉛筆とメモ用紙から生まれている。

 常用している超小型のシステム手帳にも、100円ショップで入手した細いシャープペンがささっていて、こちらのメモや住所録もすべて鉛筆書き。この習慣からは当分抜け出せそうにない。
 消しゴムはトンボのMONO-LIGHTで、仕事が手描きだった時代の図面の下書きにも、ずっとこれを使ってきた。安い割によく消える。こちらも手放せない。


 消しゴムで最近困っていたのが、置く場所。これまで入れてあった引き出しは、パソコンの台頭で仕事場の片隅に追いやられてしまい、いまでは単に予備を入れてあるだけ。やむなくペン立ての中に1個ずつ入れてあったが、これがいざ使うときに取り出すのが面倒くさい。うまく取れずにペン立てを全部ひっくり返すことも多く、困っていた。
 例によってアイデアはずっと頭の中で発酵させていると、あるとき不意に解決策にたどり着く。
 以前にドイツ製の「ペン型消しゴム」という文具を買い、結構重宝していた。(写真中央の水色の製品)消えが悪いのでいまは使ってないが、「長い消しゴム」というのが、実は一番使いやすく、転がってなくす可能性も少ない。

 あれこれ思案するうち、棒などに消しゴムを固定させ、他のペンと同じ長さにしてペン立てにたてておけば見つけやすく、使いやすいことに気づいた。
 最初は古い編み針の先端を削り、消しゴムを突き刺して使っていた。(写真奥のペン立てに入っている物)なかなか使い勝手がいいので、本格的に作ったのが写真手前の物。10センチほどの木棒の先端に釘を打ち、ニッパーで頭を切ったあと、消しゴムを突き刺せば完成。
 もしかすると同じタイプの文具が市場にあるかもしれないが、安価な手作り品であるところがミソ。