2008年11月14日金曜日

独学PA

 終日明日の自宅コンサートの準備に追われた。「内輪のプチ・コン」などと言ってはいるが、いざやるとなると夫婦とも力が入る。二人とも根がマジメだからね。だからナカヨシで一緒にいられる。
 昨夜のうちにメモ用紙に「やるべき準備」をリストアップしてあったが、これが結構な数。昨日のうちにできたのは、「靴の洗濯」(外用デッキシューズをライブ用に使う)だけだった。

 一夜明けて、さあ、まずは家の掃除からだと張り切っていると、休暇で家にいた妻が風邪気味で体調が優れない。それはイカンと薬を飲ませて2階の暖かい部屋でしばし寝かせた。掃除機の音はたてられないので、まずは去年のPA設定値資料をパソコンで調べる。
 PA一式は普通の市販品をバラで使っているが、本格的なエフェクターを買った去年からは、音が格段に向上した。そのときの各種設定値はデジカメで写して保存してある。


 左がオーディオテクニカのミキサーで、4本の入力、2本の出力が可能。右がZOOMのエフェクターで、入力2本、出力2本である。このように最適値やケーブル接続の様子を記録しておけば、いつでも同じ音が得られる仕組み。単純だが、安全確実な手段である。
 PAは素人だが、見よう見まねでそれなりに覚えた。高価な機器はないが、聴き手の評判は非常にいい。

 ただ自宅ライブの場合、企画~構成~弾き語り~PA、これらをすべて一人でやらねばならない。特に演奏して歌いながら曲毎にPAの設定を微調整するのは、事実上不可能。ボーカルはマイクの使い方や歌唱法で調整できるが、ギターは音量を手元で調整可能なエレアコが必須となる。
 つまり、アルペジオ系の静かな音の場合はギターのボリュームを上げ、ストローク系の激しい曲調では、ギターのボリュームを落とすということ。欲を言うとキリがないが、素人レベルとしては満足の出来る音にようやくたどり着いた。
 家中の大掃除とPAのセッティング、ライトの設営までが終わったところで、妻と二人で買物に行くことにした。妻の手元を見ると、何やらメモを握りしめている。何かと思ったら、何と明日のための買物リスト。いやはや、実にマジメですな。
 必要なものを買いそろえ、家に戻ってまたまたリハーサル。普段は移動用の簡易PAでしか練習していないので、本格PAだと随分感じが変わって一瞬戸惑う。しかし、じょじょに勘を取り戻した。

 残るはギター弦の張り換えと、終了後茶話会のための、居間設定変更(床の堀コタツをフラットにする)くらいか。準備は整った。