2008年11月3日月曜日

雑食嗜好

_雨や風が吹き荒れ、カミナリが鳴ったり時に陽もさしたりと、忙しい一日だった。午後は外に出ず、終日ライブ用の歌詞譜(コード譜)の整理にいそしむ。
 コード譜管理はマックでいつもやっている。データーベースソフトを使っているが、今年になってOSを変えた関係でレイアウトを全面変更し、一部表記のズレが出ている。使用度の高い楽譜はその都度修正しているが、古い楽譜はそのまま放ってあった。雑事の一段落したいまが、やるべき時だろう。

 整理ついでに、コードの修正や不要な楽譜そのものを消したりもしている。演奏時間が空欄の曲は実際に歌い、時間を確認してデータを追記する。
 データは全部で500曲を軽く超えるが、今日は40曲ほど済ませたところで息切れ。そのうち半分以上は実際に歌ったので、いいトレーニングとリハビリにはなった。
 私の歌詞譜には、曲毎に以下のデータを記載してある。

・歌詞(パートのある場合は、青と緑で区別)
・ギターコード(赤で表示→前奏や間奏は紫)
・作詞者、作曲者、歌手
・ギターカポの位置
・ギター奏法の注釈(リズムパターンなど)
・曲の出来た西暦年
・演奏時間
・ジャンル(オリジナル、フォーク、演歌、唱歌、GS、ポップス、洋楽、他)
・対 象(Y:若い、M:中年、O:高齢者、A:万人むけ)


 どれもライブやその事前の準備に必要なデータばかりで、情報収集はすべてネット検索に頼っている。そのほか、「ゆっくり」「ミュート」「ハイコード」など、演奏に必要な情報も歌詞やコードの間に小さい文字で打ち込んである。
 データベースソフトには検索機能もあって、たとえば「涙がタイトルに含まれる曲」「唱歌をすべて」「井上陽水の曲をすべて」などといった絞り込み検索も瞬時。データの更新さえマメにやっていれば、非常に重宝する。
_今回、データを作って何度か歌い込み、確かにレパートリーに加えたのに、何年も歌ってなく、今後歌う可能性もない曲はバッサリ消去した。作った当時は何らかの思い入れがあり、熱心に作ったデータでも、時とともに色あせる。そういうこともある。
 反対に数年ぶりに歌ってみて、(やっぱりいい曲だ)と見直した曲もあった。具体的には、「僕は泣いちっち」「廃虚の鳩」「桃色吐息」あたり。これらの曲は今月後半に予定されているいずれかのライブで、もしかすると歌うかもしれない。

 私の曲の嗜好は食べ物でいうなら「雑食」で、ジャンルは雑多。いわば「なんでもあり」状態で、唯一無二の基準は、「自分が歌って気分がいいか?」だけである。
「~じゃなきゃダメ」という方には受け入れられにくいが、待ちは広いほうが、人生楽しい。