車庫&物置は吹きさらしだから、ツララ発生に内部の熱は一切関わっていない。おそらく屋根に残った雪が日射で解け、そのまま凍ったのだろう。これまでこの屋根にこれほどのツララが発生した記憶はないが、もしかすると夏に改修して全面交換した新しい波板のせいかもしれない。
母屋の屋根を調べると、割り箸ほどのツララが北側にだけ発生していた。ツララ出現には気温や日当たり、風や周囲の建物状況、建物の断熱や通気、屋根の材質や形状などの要素が相互に複雑にからんでいて、発生メカニズムは非常に難しい。三角屋根(落雪屋根)には、ある程度発生するものと考えておいたほうが間違いない。
北海道の屋根で主流のフラットな無落雪屋根は、雪を屋根上にためて内部熱や日射で解かし、建物内部の樋から下水に流す仕組みなので、ツララは外部には発生しない。
しかし、こちらも条件次第で、樋の中にツララかそれに近い氷塊が発生し、樋全体が凍結するなど、大問題になることがある。外から見えないから目立たないだけで、見えないその分、気づくのが遅れる。
建物の立場から見ると、雪や雨はすんなり外に落とすか流すのがごく自然で、長い目で見ると落雪屋根のほうが負担は少ない。内部で暖房をする場合は熱が屋根に逃げないよう、断熱と屋根の通気に気を配ればツララ発生は最小限で済むが、それでも外部要因がからんできた場合は、ゼロにはならないだろう。
写真のツララは、このあと専用の「ツララ落とし棒」で素早く撤去した。ひょっとして新聞配達の方などに落ちて当たる可能性がゼロではないからで、いわゆる「施主責任」である。
_かねてから手がけていたホームページの改変作業が、かなり進んだ。サブメニュー画像を全面変更し、見た目でもそれと気づく。
今回、画像に初めてPNG画像を使った。JPG画像のように圧縮劣化がなく、その割には軽い。小さめの画像にはお勧め。
このPNG画像は「透過処理」といって、背景などを透明に抜くことができる。うまく使うと、ホームページ構成の幅が広がる。
今回のサブメニューにもそれを使っているが、テストしてみると、WindowsのIE6以下だけがうまく動作しない。(つまり、透明に抜けない)調べてみると、これがIE6の大きな欠点らしい。
WindowsのIE6を使っている閲覧者はかなりの比重を占めるので、何とかしようと悪戦苦闘し、JavaScriptを使うと対応可能なことが分かった。さっそく修正してみると、サブページではうまく抜けるが、トップページでは駄目。
トップではJavaScriptを使った別のイベント(サブメニューにマウスをあてがうと、画像が変化する)をやっているので、どうやらこの2つがコンフリクトしているらしく、片方を動作させると、もう片方が動作しないというジレンマ。
結局、現段階ではトップページの透過処理を断念。画像の一部に薄く色違いの部分が残ってしまった。よく見ないと分からないが、作った側としては気になる。