明日も二つ採れそうな色をしているので、しばらくはトマト攻め。いい酒のツマミになるので、緊縮家計にとっては大歓迎。
月並みだが、「サッカーはパスを回すスポーツでなく、シュートを打ってゴールに叩き込むスポーツだ」ということ。その基本に忠実なプレーを随所で見た。
戦術的には、澤選手と阪口選手のダブルポランチが相当効いている。阪口選手は以前にこのブログでも絶賛したが、攻撃的位置からボランチにコンバートされて、ようやくレギュラーをつかんだ。
あとは宮間選手の成長が大きい。この1年で見違えるほどうまくなった。攻めて守れて作れる。将来の全日本を支えてくれるだろう。
試合とは無関係だが、もうひとついいシーンを見た。終了間際、ノルウェーの選手が交錯プレーでグラウンドに倒れたとき、近くにいた原選手(交代直後に5点目をとった選手)が、倒れている相手選手にすっと近寄り、めくれあがったユニフォームの裾をさり気なくおろして、丸見えだった肌をカメラから隠してやっていた。
勝ち負けは別にし、相手を尊重する思いやりの心をそこに見た。交代直後にワンチャンスを逃さずに得点したことと、あの行為とは、決して無縁ではない。いわゆる「サッカーの神」が優しく微笑んだのだ。
日本の女子にとってサッカーはまだまだマイナースポーツだが、技も心も確実に育っている。