2008年8月13日水曜日

初トマト

 ありがちなネタだが、庭で栽培しているトマトが二つ採れた。いわゆる今年の「初トマト」で、調べてみたら去年より5日遅い。しかし、味は抜群にいい。甘くて、市販品にはない独特のうまみがある。これぞ「無農薬有機農法」の成果だと、勝手に思っている。
 明日も二つ採れそうな色をしているので、しばらくはトマト攻め。いい酒のツマミになるので、緊縮家計にとっては大歓迎。


「オリンピックにはたいして興味がない」などといいつつ、昨日の女子サッカーはしっかり見た。いい試合だった。「勝つ」という強い執念を、選手全員から感じた。
 月並みだが、「サッカーはパスを回すスポーツでなく、シュートを打ってゴールに叩き込むスポーツだ」ということ。その基本に忠実なプレーを随所で見た。

 戦術的には、澤選手と阪口選手のダブルポランチが相当効いている。阪口選手は以前にこのブログでも絶賛したが、攻撃的位置からボランチにコンバートされて、ようやくレギュラーをつかんだ。
 あとは宮間選手の成長が大きい。この1年で見違えるほどうまくなった。攻めて守れて作れる。将来の全日本を支えてくれるだろう。
 試合とは無関係だが、もうひとついいシーンを見た。終了間際、ノルウェーの選手が交錯プレーでグラウンドに倒れたとき、近くにいた原選手(交代直後に5点目をとった選手)が、倒れている相手選手にすっと近寄り、めくれあがったユニフォームの裾をさり気なくおろして、丸見えだった肌をカメラから隠してやっていた。

 勝ち負けは別にし、相手を尊重する思いやりの心をそこに見た。交代直後にワンチャンスを逃さずに得点したことと、あの行為とは、決して無縁ではない。いわゆる「サッカーの神」が優しく微笑んだのだ。
 日本の女子にとってサッカーはまだまだマイナースポーツだが、技も心も確実に育っている。