最高気温が28度という時期外れの陽気に誘われて、近隣の百合が原公園へ妻と散策に出かけた。
平日だが、まだ連休中の人もいるのか、園内は人で溢れていた。駐車場も大混雑していたが、運良く1台だけ空きを見つけた。
汗ばむほどの暑さで、私はセーターを妻はジャンパーを脱いで歩く。
中央にあるサイロ展望台周辺には、ムスカリの青い花とチューリップが盛り。その横をゆっくりとリリートレインが通り過ぎてゆく。コロナ禍やウクライナ紛争も忘れる束の間の平穏だ。
ぐるり一周し、温室でスターチスの花の種を165円で買う。南側の窓下に2年続けて百日草を植えたが、今年は気分を変えて以前に育てたシナノナデシコを植えるつもりでいた。
ところが、妻が「シナノナデシコは飽きたわ」という。スターチスは仏花によく入っているが、あでやかな割に長持ちする。宿根草なので、何年か続けて咲いてくれるかもしれない。
自販機でアイスクリームを買い、木陰の誰もいないベンチで食べる。4千歩近く歩いて、DIY作業とは質の違う運動になった。
家に戻ると、家庭菜園の水仙とムスカリも満開。特にムスカリは公園の花に負けない勢いがある。