ウッドデッキの修復作業は一段落したが、実はまだ傷みのあるスノコ板(床板)が一部残っている。緊急性は低かったが、時の経過と共に気になってきて、4枚を追加で交換することに。
前回同様に安価な構造用ヌキ板を購入。電動グラインダーに回転式の紙ヤスリを装着してバリを除去したが、今回はこれまでの#60から、より細かい#120の紙ヤスリを使った。
交換直後ということもあって、作業は前回よりもはるかにスムーズ。あっという間に終わり、仕上がりも電動カンナをかけたように美しかった。
作業には危険防止のため、電動草刈機に付属していた防護ゴーグルをメガネの上から装着する。長年の酷使でゴム紐がよれよれ状態のため、端切れの箱を見繕ったら、長男の名前が入ったゴム製のサスペンダーを見つけた。
確か幼稚園の遊戯でミュージカルを踊った際に買ったもの。解体して半分に切り、古いゴムと差し替えた。金具の一部が錆びているが、充分使える。
交換したスノコ板の塗装には前回、木酢液を原液で使ったが、ホルムアルデヒドの存在が気になる。屋外なのでリスクは低いが、直接肌にふれる可能性がある部位の場合、避けるのが無難かもしれない。
今回は手持ちの柿渋を2倍に薄めて塗った。耐候性には劣るが、防腐防虫効果のある柿渋は安全無害。デッキ床板には向いている。
(裏側はこれまで通り木酢液を塗装)
前回塗装した7枚のスノコ板にも、表側限定で柿渋を塗り直した。柿渋タンニンには30分で99%のホルムアルデヒド吸着力があるという。効果に期待しよう。
交換を終えたスノコ板は細断して市指定のゴミ袋に収納する。
施工後22年が経過した材料で、もはや薪くらいしか使い道はないが、BBQ用の薪には充分なストックがある。貴重な木材資源でも、廃棄するしかないのだ。