2022年5月30日月曜日

本の修繕道具

 近隣地区センター図書館で実施の本修繕ボランティアに参加した。2度目となる今回は、前回より20分早い10時20分に到着。すでに5名のボランティアが作業に励んでいた。
 最初の修繕作業は、百科事典のように分厚くて重い郷土史の本。背の一部が大きく剥がれている。難易度は高そうだ。

 まず持参のプラ容器に修理用のボンドを瓶容器からスプーンで移し、水を少し加えて柔らかくした。
 前回の経験から、ボンドをつける作業は筆ではなく、先端の尖ったプラ容器から直接流し込むのがやりやすいと判断した。

 ネット情報を参考にし、手頃な蜂蜜の空容器に不要になった細マーカーの先端部を差し込む。周囲は電気コテで溶かして固定。穴の径が2ミリと手頃で、キャップも装着できる。事前に係員の了解も得た。


 やってみると、予想以上のやりやすさ。隙間に流したボンドを菜箸で均し、太い輪ゴムで締めて1冊目の作業を無難に終えた。

 続けて2冊目と3冊目に取り掛かる。どちらも単行本で、「のど」と呼ばれるページとページの谷間にあたる部分の剥離を直す。難易度は高くなく、前述の自作ボンド容器で簡単に終えた。
 この日、修繕を終えた本を固定する目玉クリップが不足していて、代替え策として固定には太い輪ゴムを二重にして使った。


 前回の経験ふまえ、今回は各種道具を持参した。前述の自作ボンド注入器のほか、作業台となるA3カッティングボード、汚れや繊維飛散防止用としてエプロン、本来は牡蠣むき用のスクレイパー、汚れをぬぐうおしぼり等々。
 透明カバーを貼る際に使うフェルトを接着した定規も持参したが、今回は出番なし。
 12時過ぎから4冊目の「鬼子」の修繕に取り掛かる。この本は過去に何度も修繕を繰り返した痕跡があり、最初の35ページ分が本体から脱落寸前の状態だった。難易度は非常に高いが、誰かがやらなくてはならず、係員と共に修繕方針を入念に調整した。

 4ヶ所ある透明テープ補修跡は剥離液ではがしてしまうのが仕上がりが美しいが、テストでやってみると、本文も一緒にはがれてしまう。
 作業中にページの一部を誤って切ってしまい、文字の一部もかすれた。2ヶ所やってあきらめ、残りは単純にのど部で切り離すことに。

この日修繕した4冊

 剥離液が乾いたのち、かすれた文字をペンで修復。切れたページは図書用の透明テープで貼った。
 体裁を整えた35ページ分を本体の背にあて、収まり具合をみるが、微妙にずれる。背についた過去の余分なボンドを切りはがし、ページをわずかに切り落とすなどし、調整を繰り返す。
 どうにか収まりがつき、他に2ヶ所あったのど部の剥離修理と共に、一気にボンドを流して接着した。輪ゴムで厳重に止めて終えたが、乾燥後にページの剥離がないか、再度見直す必要がありそうだ。

 終了時刻の13時になり、3時間弱の作業を終えた。古い接着テープの取り外しがうまく運ばず、結果として文字かすれやページ切れをやってしまい、悔いが残る。修繕の方針決定は難しいと思い知った。

2022年5月29日日曜日

遅れて種蒔き

 27度を超す陽気が続いたと思ったら、一転して冷たい雨の降る肌寒い日々。この2日間、寝る前には数時間、暖房を点けている。関東では35度を超す猛暑日を記録したと聞くが、日本は広い。

 雨の合間に散歩に出ると、近隣の自然公園では藤の大木が満開だった。我が家の裏庭でも、アイリスがひとつだけ開花。スズランも咲き始めたが、豪雪の影響か今年は花が小さくて数も少なめ。


 雨で家庭菜園がほどよく湿っているため、いいタイミングと判断し、花や野菜の種の第一弾を蒔いた。種まきの基準となるカッコウの初鳴きは1週間ほど前に聞いていたが、いまひとつ踏ん切りがつかずにいた。

 まず鍬で菜園全体を均したのち、軒下のブロック通路沿いにスターチスの種を蒔く。
 2年続けて百日草を育てた場所で、妻の求めで今年は別の花にした。一年草か宿根草かは不明だが、切り花、特に仏花に向いていることは間違いない。


 続けて菜園東端に山東菜の種を蒔く。種は昨年買って余った分だ。芽を出せばもうけもの。
 アブラナ科の山東菜は免疫力を高める効果があり、春蒔き秋蒔きどちらもOK。12月まで採れ続けて、いまや我が家には欠かせない貴重な自家製食材になっている。
 輪作にも強いが、昨年は菜園の西端で育てたので、今年は逆の位置に変えた。まだ種は買ってないが、枝豆は西端に蒔く。


 今日はそのほか、敷地南西角で自生していたタチアオイを居間の前に移植し、昨年採取した種を周囲に蒔いた。
 河畔で自生していた白い花の咲く木(エゾノコリンゴ?)も移植。遅れていた屋外の園芸作業、ようやく動き出す。

2022年5月26日木曜日

展望カフェの非日常

  2年前の秋、墓参りのあとに遠回りして立ち寄った小樽市張碓の展望カフェに妻がまた行きたいというので、求めに応じた。
 前回はコロナ禍対応で客数制限があったため、事前に電話で確認。マスクや消毒等の対策は必須だが、入店制限は解除されていた。席の予約が可能というので、念のため予約する。


 13時35分に家を出て、40分後に到着。自宅から30キロ弱あるが、平均燃費29km/Lで快調に走り、ガソリン代は往復で300円ほどか。
 平日の割に店内は混んでいて、常に満席状態。予約しておいて正解だった。

 席は前回よりも眺めがよい窓際のカウンター席。ワッフルをワンプレートだけ注文し、妻と二人で食べる。2つ頼んだ珈琲は芳醇で抜群の美味さだった。支払いは妻で1,550円。


 混雑のせいでオーダーが届くまで30分待たされたが、自宅帰着までの計2時間半、束の間の非日常を味わって、いい気分転換になった。

2022年5月25日水曜日

敷きマットレスの洗濯

 最高気温が27度に達し、日中の湿度は30%台まで下がった。洗濯には絶好の条件で、懸案事項のひとつである敷きマットレスの汚れを落とすことにする。

 敷布団の下に敷くマットレスはニトリの廉価品を使っている。価格の割に寝心地はまずまずだが、色が生成りの一色限定で、汚れやすいのが欠点。
 布カバーはファスナーで着脱可能だったが、「マット部を取り出して洗ってはいけません」と取説にある。カバーが非常に薄く、製品としての体裁を保つ保証ができないのだろう。


 これまで自己責任でマット部を取り外して洗ってきたが、手洗いならば問題なく洗えた。しかし、布カバーがキチキチに作られていて、取り出しと再装填が非常に面倒。昨年からマット部はそのままにし、汚れだけをブラシで擦り落とす手法に変えた。
 作業は簡単になったが、汚れが薄く広がってしまい、丸洗いに比べて仕上がりはよくない。

 今回は以下のような工程に変えて作業した。
1)ブラシに液体石鹸をつけ、汚れた部分を集中的にこする。
2)続けて水をスプレーし、乾いたタオルでただちに拭き取る。
3)汚れが残っていたら、ブラシに水だけをつけて再度こする。


 工程2)の水スプレーが効いて、シミの広がりはなくなった。
 物干しポールに3時間干して終了。丸洗いよりは劣るが、昨年に比べると仕上がりはきれいだ。

2022年5月23日月曜日

柿渋の効果

 ウッドデッキの修復作業は一段落したが、実はまだ傷みのあるスノコ板(床板)が一部残っている。緊急性は低かったが、時の経過と共に気になってきて、4枚を追加で交換することに。
 前回同様に安価な構造用ヌキ板を購入。電動グラインダーに回転式の紙ヤスリを装着してバリを除去したが、今回はこれまでの#60から、より細かい#120の紙ヤスリを使った。

 交換直後ということもあって、作業は前回よりもはるかにスムーズ。あっという間に終わり、仕上がりも電動カンナをかけたように美しかった。


 作業には危険防止のため、電動草刈機に付属していた防護ゴーグルをメガネの上から装着する。長年の酷使でゴム紐がよれよれ状態のため、端切れの箱を見繕ったら、長男の名前が入ったゴム製のサスペンダーを見つけた。
 確か幼稚園の遊戯でミュージカルを踊った際に買ったもの。解体して半分に切り、古いゴムと差し替えた。金具の一部が錆びているが、充分使える。


 交換したスノコ板の塗装には前回、木酢液を原液で使ったが、ホルムアルデヒドの存在が気になる。屋外なのでリスクは低いが、直接肌にふれる可能性がある部位の場合、避けるのが無難かもしれない。
 今回は手持ちの柿渋を2倍に薄めて塗った。耐候性には劣るが、防腐防虫効果のある柿渋は安全無害。デッキ床板には向いている。
(裏側はこれまで通り木酢液を塗装)

 前回塗装した7枚のスノコ板にも、表側限定で柿渋を塗り直した。柿渋タンニンには30分で99%のホルムアルデヒド吸着力があるという。効果に期待しよう。


 交換を終えたスノコ板は細断して市指定のゴミ袋に収納する。
 施工後22年が経過した材料で、もはや薪くらいしか使い道はないが、BBQ用の薪には充分なストックがある。貴重な木材資源でも、廃棄するしかないのだ。

2022年5月20日金曜日

アリの巣撲滅に成功?

 豪雪に関係あるかどうか分からないが、今年はアリの登場が例年になく早く、1/18に早くも1匹が出現。2018年春から使い始め、かなりの効果を確認している超音波式の害虫駆除機を早めに設置した。

 その後はしばらく顔を見せなかったが、2月末に一気に10匹以上が出現。3月に入ると1〜5匹が散発的に現れるようになったが、以前のような100匹を超す大量出現はなく、10匹を越えたのは3月で3日間だけ。
 4月に入るとジワジワ増え始め、10匹以上は計8日に達した。
(アリの出現数は日々カレンダーに記録している)


 今年は台所シンク周りの出没が特に多く、台所床下に根城があるに違いないと目星をつけ、点検口から床下に潜り込んで、シンク真下あたりを入念に調べた。これが4/25のハナシ。
 すると、シンク下の土間コンクリート上と壁内部にアリの巣らしきものを発見。壁内部の巣は防湿シートと断熱材の間にあり、防湿シートを切って除去する必要があった。
 いったん床上に出て各種道具を準備し、再度床下に潜る。土間コンクリート上の巣は量が多く、小型掃除機のパックが一杯になるほど。掃除機を屋外車庫まで持ち出し、パックを交換して口をガムテープで封印した。
 壁内部の巣はカッターで防湿シートを切り、穴から掃除機先端を差し込んで吸い取る。2ヶ所あって、こちらも掃除機パックがいっぱいになった。
 車庫内で再度パックを交換した際、中から大型のアリが現れたので指でつぶしたが、もしかすると女王アリだったかも?

防湿シート内に見えるアリの巣らしきもの

 念のためヤカンに熱湯を沸かし、床下に潜って巣のあった辺りの土間と壁の隙間に注入する。
 狭い床下で不自然な姿勢で作業を繰り返し、疲労困憊。しかし、以降アリの姿をピタリ見かけなくなった。

 忘れたころの5/2に10数匹出現したが、その後は3週間近くを経ても全く見かけない。昨年は5/3以降も断続的にかなりのアリを確認しているので、もしかするとアリの巣撲滅に成功したかもしれない。
 今日は再度床下に潜って調査。新たな巣の気配はなく、防湿シートに開けた穴も塞いだ。2つ設置してある超音波式害虫駆除機は、シンク周辺の1つを残して片づけた。(5/31にこれも撤去)
 まだ予断を許さないが、このまま終息することを願う。

2022年5月19日木曜日

鶏ふん蒔きと草掘り

 3週間ぶりに皮膚科に出かけた。共同ビルの駐車場に車を停め、エレベーターで上って医院の前に立ったら、「午前中臨時休診」の貼り紙が。いつもなら用心して事前に電話したり、HPでの確認を怠らないが、油断したときに限ってこれだった。
 問題は駐車券の処理。駐車料金を精算する機械はなく、ビルに入居する医院の認証を受けないと出せない仕組み。非常時の連絡先は書いてあったが、思いついて1階にある薬局に事情を話したら、認証してくれて事なきを得た。


 出たついでに、軽自動車税を最寄りの郵便局で支払う。今年から税額がこれまでの7,200円から10,800円に上った。
 調べてみたら2015年に増税になったそうで、以前の車には適用されてなかっただけのこと。4/1時点で所有の車に対して適用されると知って納得。


 珈琲タイム後、家庭菜園に鶏ふんを蒔き、鍬ですきこんだ。掘り起こして石灰を蒔き、すきこんでから約1週間が経過している。
 これまで石灰と鶏ふんを同時に蒔いてきたが、ずらしたほうがよいと知った。菜園作りに関しては、まだまだ学ぶべきことが多い。

 その後、西側隣地に繁茂し始めた雑草を鍬で刈り取る。いわゆる「草掘り」という作業だ。
 刈ったあとの見栄えは悪いが、鎌を使うより効率がよく、腰の負担も少ない。電動草刈機よりも手軽にやれて、電気代もかからない。
 コロナ禍に加え、原油高、円安、ウクライナ侵攻と、諸物価高騰の要素が目白押しだ。生活の無駄を少しでも省く工夫を、今後とも地道に重ねなくては。

2022年5月18日水曜日

塗装日和

 天気がよく、湿度も50%を切って大気は乾いている。塗装作業をするには絶好の日和だった。雪解け後の課題のひとつだった屋外木部の塗装補修にとりかかる。
 使うのは長年使っているプラネットカラーウッドコートのマホガニー色。有害成分がないエコ塗料で、屋内外で使用可能だが、車庫や物置の木部、木製玄関ドアの外側など、もっぱら屋外で使っている。

 似た効果のある柿渋も使ってみたが、防腐効果に優れていても、直射日光には弱く、すぐに退色してしまう。長期の耐候性を考えると、やはりプラネットカラーだった。(防腐は木酢液で対応)


 いつものように0.75L缶を5,460円で購入済み。送料込みでは最安値の通販サイトを利用したが、システム上のトラブルで、代金引換決済による到着まで2週間を要した。急ぎの場合は利用しないのが賢明か。

 まず、6月に施工を予定している2回寝室窓外の遮光ネット用設置バーを塗装する。窓枠に合わせた木材の購入と加工は昨日までに済ませていて、単純に塗るだけだ。


 続けて、補修を終えたばかりのウッドデッキの外枠や風力計などを塗装する。2本ある柱もざっと補修した。
 床板は木酢液塗装をすでに終えていて、これ以上のエコ塗装は必要ないことが分かっているため、何もしない。パーゴラ部分はずっと補修していないが、特に支障がなく、今回も保留。



 珈琲タイム休憩後、車庫側にまわって、郵便ポスト、車庫の柱下端部、物置の外壁、雨樋の支持枠など、豪雪で傷んだ箇所を重点的に塗り直す。
 3年前の建替え時に一度塗っている場所で、手間としてはそれほどでもない。一部に高所もあり、脚立から転落しないよう慎重に作業。

 夕方までに気になっていた場所はすべて終えた。記録的豪雪の後始末、またひとつ進めた。

2022年5月16日月曜日

ノーパソ3WAY作業台

 昨日改良した「立ってパソコン」の作業台に関し、別の設置方法を考えだした。場所は1階テレビ横の窓台周辺で、食事の際にパソコンを退避させるベンチの真上になる。
 当初は現状の作業台に30センチ程度の折りたたみ式架台をつける予定でいたが、デザイン的にいまひとつすっきりしない。同じ窓台に着脱式の薄い天板を設置する案も考えたが、床からの高さ99センチの維持が難しかった。

 あれこれ思案のすえ、現状の作業台に窓台厚み分の切り込みを入れ、そのまま差し込んで保持させる案を思いつく。安定性が問題だが、成功すれば新たなパーツ作成や窓台の加工をせずに済む。


 切り込みは作業台が床から99センチの適正値になる位置で、深さは実測で3センチだった。

 ノコとノミで作業し、ぴたり収まるよう慎重に加工。まずまず予定通りに収まったが、深さが3センチと少ないせいで、さすがにそのままで水平を維持するのは難しい。
 そこで作業台側に金属製のL字フックを取付け、窓枠に止めたビスにフックを引っ掛けて固定すると安定した。


 実際に使ってみると、テーブル上よりも3センチ高くなったせいか、作業性は向上した。居間テーブルを一切使わないので、食事などの邪魔にはならない。
 ただ、南西窓に面しているため、特に午前中は陽射しが強くて使いづらいかもしれない。使うなら、日が西に回る午後から夕食前まであたりか。


1)午前中は居間テーブル上に置き、立って使う。(昼食時は座る)
2)午後は窓台に差し込み、立って使う。(休憩時は座る)
3)夕食時はベンチ上に置いて座って使う。
(夕食後は使わずに椅子に座る)

 ずっと立ったままでPCに向かうつもりはなく、時に応じて上記3WAY方式で使い分けようかと考えている。

2022年5月15日日曜日

立ってパソコン復活

 腰痛の発症を避け、3日かけてやった家庭菜園の掘り起こしだったが、終わった直後に歩いて近所のスーパーに出かけたのがよくなかったのか、翌日から腰に違和感を感じた。
 明らかにギックリ腰の兆候で、あわてて湿布を貼り、久しぶりに腰コルセットを装着。無理をせずに養生に努めたら、夕方にはかなり楽になった。

2015年当時の作業台

 対策のひとつとして復活させたのが、立ってパソコン。2015年秋に腰痛を始めとする健康対策として初めて試みたが、なかなか効果的だった。
 仕事をやめてからPC前で長時間集中することもなくなり、生活の中心が1階居間周辺に切り替わったこともあって、「立ってパソコン」からはしばし遠ざかっていた。健康にいいことは間違いないので、見直すにはいい機会だった。


 7年前に作った専用作業台とモニター棚は、あくまで2階のMac-miniを対象としたもの。メインPCの座はすでに小型のMacBook Proにとって変わっており、それに応じて作業スタイルも変える必要がある。

 食事のときにPCを居間テーブル上から横のベンチへ一時退避させる木製の台(220×455)を作ってあり、それをテーブルの上に載せればいいと思った。
 ところがやってみると床からの高さが90センチしかなく、低すぎる。身長171センチの私がPC作業で使う場合、立ち机の必要高さは99センチだった。


 端材を見繕って現状の作業台に6センチのゲタをはかせることにし、結果的に床からの高さは96センチ。必要値よりも少ないが、あまり高いと目障りという事情もあり、この高さに決めた。
 昼過ぎには完成し、今日は腰の様子をみながら数時間使ったが、腰への負担が少なく、快適だった。単なるネット閲覧なら、この高さで問題なさそうだ。

 ただ、テーブルに置きっぱなしだと、やはり邪魔。使わないときは横のベンチ上に退避させているが、上にある窓台を利用する方法があるかもしれない。しばしの検討が必要。

2022年5月11日水曜日

新車の一年点検

 ワゴンR_5MTを新車で買って1年が経過したため、法定点検を実施した。この1年の走行距離は3,000キロ弱で、月換算だと250キロ程度。遠出は旭川の文学館見学に行ったくらいだった。
 特に問題はなかったが、点検ついでにオイルを交換し、リヤワイパーの動く位置調整もやってもらった。

 10時過ぎに20キロ離れた整備工場まで車を届けに行く。無料の3ヶ月点検や6ヶ月点検のようにその場で待っていても終わらず、いったん車を預けて終日かける整備だった。
 代車はダイハツのテリオスキッド。初めて乗る車だが、オートマでもやや古いタイプで、感覚的にはマニュアル車に近い。


 16時に連絡があり、車を取りに再び出かける。これまではガソリン満タンで代車を借り、返す直前に満タン給油して返す取り決めだったが、なぜか今回は燃料計が満タンではなく、車内に「使った分のガソリンの補給をお願いします」の貼り紙が。
 およその走行距離はわかるが、どうやってガソリン量を算出するのか不審に思って尋ねてみたら、何もせずにそのまま返せばよいとのこと。過去例から、3Lくらい?と踏んでいたが、先方の好意に甘えた。


 帰宅後、この1年の平均燃費をチェックする。注目の数値は23.9km/L
 購入直後は21.0km/L、1ヶ月点検時で22.3km/L、3ヶ月後には24.0km/Lと走るたびに向上し、購入6ヶ月後の11月上旬には25.7km/Lという、ハイブリッド車並みの数値を叩き出した。

 ところが、外気温の低下に伴って数値は急速に悪化。雪道では惰性走行も思うようにやれず、ついに24.0km/Lを切った。雪解け後にやや向上し、最終的には23.9km/Lに落ち着く。
 この1年、一度もリセットせずに過ごしたので、これが年間を通した平均燃費ということになる。
 当初の数値よりは悪いが、以前の車の燃費19〜20km/Lに比べると、充分満足できる数値。全車種を対象とした燃費ランキングサイトで比べても遜色ない。

2022年5月10日火曜日

家庭菜園の開始

 ウッドデッキ修復に代表される記録的豪雪の後始末に追われ、今年の家庭菜園は全くの放置状態だった。連休終盤の家族交流会も終え、遅まきながら手入れを始めることにする。

 まずは土の掘り起こし。冬の間、家庭菜園を車庫周辺に積もった雪の置き場にずっと使っていた関係で、土は例年よりも固く締まっている。
 使うのは本来は草取り用の鍬。一昨年から剣先スコップに代えて使っているが、掘り起こしと同時に土の塊も砕けるので、効率がよい。


 昨日の夕方から始め、今日の昼までに2.1M×3.8M(およそ5坪)ある菜園スペースのうち、3分の2を終えた。
 この日は風もなく、汗ばむほどの陽気。一気に片づける考えもあったが、腰痛の再発が怖い。冬の雪かきと同じく、3回くらいに分けてユルユルとやる。
(2日後にはすべて掘り起こし、土塊を砕いて石灰を蒔き終えた。1週間後に鶏ふんを蒔く)

 畑仕事と併行し、少しずつ剪定して空地に積み上げてあったアジサイとラズベリーの古い枝をヒモでしばり、ひとつにまとめた。木曜の木の枝ゴミの日(無料)に出す予定。

 気温が上がり、2ヶ所に植えたチューリップが次々と咲き始めた。
 赤や黄のチューリップは元気だが、春の強風でピンクのチューリップが4本も折れるというアクシデントが発生。カトレヤのような艶やかさの反面、ひ弱なのが弱点。分球して数で勝負させよう。

2022年5月8日日曜日

母の日家族交流会

 GWは終わったつもりでいたが、世間では5/8まで大型連休というハナシもあるようだ。その連休の最終日に、長男一家がやってきて家族交流会をやることになった。
 14時にマンションまで迎えに行く。天気がやや怪しく、外出はせずにずっと家で過ごした。
 この日はたまたま母の日でもあり、2日前に遠方の長女と次男から届いたカーネーションが華やかだった。やってきた孫娘からも、カーネーションのミニ花束が妻に渡された。


 花に囲まれながら、みんなで珈琲タイム。フルーツケーキや妻が希望した大福などが並んだ。
 孫娘には、このところ定番化しつつある知育菓子。今回は「カラフルアイスショップ」といって、三色アイスクリームをコーンも含めて作るという、やや難易度の高いものだった。

 バニラ、グレープ、ソーダのアイスを作る工程は一人でやれたが、コーンを作る段になって、「じいじ、手伝って!」とのヘルプ要請。水を加えて平に伸ばし、4分割して丸める工程は、ほぼ私がやった。
 その後、型に入れて整形し、電子レンジで固める工程は孫娘の母親が担当。出来上がったパーツにアイスを盛りつけ、クリームやアラザンで飾る楽しい工程は、孫娘が独占した。


 17時に夕食用のテイクアウト回転寿司をとりに行く。これまた最近の定番コースとなったが、加齢に伴って本格的なお接待料理はおっくうになってきたという妻に配慮したもの。
 長く続けるためには、こうした流れもやむを得ないだろう。寿司はみんなの好物なのが救い。


 あたりが暗くなり始めた19時ころ、修復を終えたウッドデッキに出て花火をする。
 この時期の花火は記憶にないが、何せ孫娘が大の花火好き。マンションや公園ではやれず、祖父母家での花火遊びを、いつも楽しみにしているという。


 花火のあと、九州の親戚から届いた金山スイカを美味しく食べつつ、全員で「レシピ」というカードゲームをやる。正月にもやっていたが、私たち夫婦は不参加だった。
 今回は次男が帰省せず、人数不足のため、私たちにも声がかかった。ルールは難しくなく、指定された料理(デザート)の材料カードを順にめくりながら集めるだけ。


 ずっとやりたがっていた孫娘が、最初のゲームで材料の見落としをやったらしく、最下位に沈んだ。まだ5歳だから、(泣くかも…)と思っていたら、案外さっぱりしている。正月にやったときは、確か負けて泣いていたはず。わずかの間に、随分と成長したものだ。
 その後は全員が勝ったり負けたりで、ゲームとしては駆け引きの要素が少なく、トランプより子供むきかもしれない。

 1時間ほど遊んで、20時半にお開き。スイカと鉢植えしたラズベリーをお土産にもたせる。
「来月は父の日交流会、7月は私の誕生会ですよ」と、帰り際に孫娘から念を押された。

2022年5月6日金曜日

陽気に誘われ花散策

 最高気温が28度という時期外れの陽気に誘われて、近隣の百合が原公園へ妻と散策に出かけた。
 平日だが、まだ連休中の人もいるのか、園内は人で溢れていた。駐車場も大混雑していたが、運良く1台だけ空きを見つけた。


 管理棟から左回りに定番コースを歩く。コブシ、木蓮、レンギョウの木々が満開。散り始めた桜も見られた。
 汗ばむほどの暑さで、私はセーターを妻はジャンパーを脱いで歩く。

 中央にあるサイロ展望台周辺には、ムスカリの青い花とチューリップが盛り。その横をゆっくりとリリートレインが通り過ぎてゆく。コロナ禍やウクライナ紛争も忘れる束の間の平穏だ。


 ぐるり一周し、温室でスターチスの花の種を165円で買う。南側の窓下に2年続けて百日草を植えたが、今年は気分を変えて以前に育てたシナノナデシコを植えるつもりでいた。
 ところが、妻が「シナノナデシコは飽きたわ」という。スターチスは仏花によく入っているが、あでやかな割に長持ちする。宿根草なので、何年か続けて咲いてくれるかもしれない。

 自販機でアイスクリームを買い、木陰の誰もいないベンチで食べる。4千歩近く歩いて、DIY作業とは質の違う運動になった。
 家に戻ると、家庭菜園の水仙とムスカリも満開。特にムスカリは公園の花に負けない勢いがある。

自宅カエデの下に咲くムスカリ

2022年5月5日木曜日

廃棄材の再利用

 ウッドデッキの大規模補修により、かなりの廃棄材が発生した。上旬にやった作業の廃棄材は市指定ゴミ袋40L分で、すでに処分ずみ。
 今回の作業による廃棄材には再利用できそうな部分が多くあり、不要部を細断しつつ、取り出して一部を傷んだ床板やBBQ用椅子の傷んだパーツと交換した。


 BBQ用の椅子はウッドデッキを設置した当初からある古いもの。38×184のツーバイ材を主材料にしているが、こちらも経年で腐蝕してくるため、パーツの交換作業が欠かせない。
 最近は38×184のツーバイ材をあまり使わなくなり、廃棄材が発生しない。そこで多くある38×140や38×89の廃棄材を加工してやり繰りしている。


 たとえば幅89の材料を横に2本つなぐと幅178になり、椅子に使うには程よいサイズとなる。
 技術的にはやや難しく、小口部分にΦ8の深穴(50くらい)を開け、65〜75長のビスを差し込んで長いドリルビットを使って締めつける。

 今回は300長の合体板を3セット作り、傷んだパーツと交換した。コロナ禍による価格上昇が止まらず、いまや木材は貴重な存在。有効に使い切りたい。

2022年5月3日火曜日

ウッドデッキ修復完了

 本の修繕ボランティアと雨が重なり、昨日はDIY系外作業を完全に休んだ。というよりも、時間的に何もできなかったのだ。
 初対面の人と長時間接し、慣れない作業に打ち込んだせいか、帰宅後に遅い昼食をとったら急に睡魔に襲われ、17時半までコンコンと眠ってしまった。

 よく休んで今日は体調も復活。ずっと取り込んでいるウッドデッキ修復作業を再開する。柱や梁の主要構造部の修正は終わっていて、残るはスノコ板、つまりは床板の修復だけだった。
 床板には幅10センチほどのヌキ板を小梁の上に15ミリほどの隙間をあけて敷き詰めてあるが、経年で腐蝕が進むため、交換や裏返しを適宜する必要がある。
 まだ使える部所が残っている場合、傷んだ箇所だけ切り捨てて、残りは再利用する。


 事前の見繕いで、1820長のヌキ板(272円)を7枚買ってあった。表面が平滑に仕上がったKD材を当初は使っていたが、価格が高い。構造用なら半値で買えるので、数年前からはこちらを使っている。
 ただ、表面が粗いためそのままでは使えず、紙ヤスリなどで均す必要がある。今回は3年前の車庫建替え時に古い梁の汚れ取りで活躍した電動グラインダーで均すことにした。


 電動グラインダーに専用のディスク型紙ヤスリを装着し、ヌキ板表面のバリを除去してゆく。平坦なプレーナーと違ってムラができやすいのが欠点だが、効率よく平滑化がかなう。

 終わるとただちに腐蝕予防としての木酢液を原液で全面に塗る。園芸用なので安くて塗りやすく、その効果はすでに実証ずみ。
(多くの木酢液には有害なホルムアルデヒドが含まれています。使用は各自の判断でお願いします)


 乾燥後、交換するヌキ板と再利用するヌキ板とを仮配置。方針の決まったヌキ板から寸法を正確に切り、順にビス固定してゆく。
 劣化の激しいビスは廃棄し、再利用可能なビスは油に浸すなどし、新しいビスの使用は最小限にとどめた。

 この日も18時20分まで延々作業し、予定していた床板の交換と補修をすべて終えた。取り外した床板の廃棄分と再利用分の振り分け作業は、後日ゆっくりやりたい。