年末年始の買出し食料品は冷蔵庫に保存するが、量が多いため庫内が窮屈になる。一時的なことなので、そのためだけに大型冷蔵庫に買い替えたり、新たに冷凍庫を買ったりする考えはない。
保存しきれない食品をどこに退避させるかはこの時期の大きな問題で、車庫内に外ムロがあった時期は、もっぱらそこを利用していた。だが、2年前に車庫を建て替えたとき、ネズミ食害の元になる外ムロはあえて設置しなかった。
20年近く使った車庫内外ムロ |
代替案としてクーラーボックスを物置内に置き、食料品を入れてみたが、断熱能力が弱く、外気温が氷点下になると凍ってしまう。
段ボール箱を2重にして野菜等を個別に新聞紙でくるむとまずまずの結果だったが、箱内がマイナスになることに変わりはなかった。
《過去ブログ記事:冬季野菜収納箱》
床下の外気取入口付近にキャスター付台車を置き、野菜置き場にしたこともある。かなりの威力を発揮したが、出し入れが面倒という致命的な欠点があり、今年は越冬野菜を買わなかったこともあって、いまは空である。
《過去ブログ記事:野菜収納箱台車》
新たな試みとして、手持ちのクーラーボックスに断熱的な補強をして、保存能力を調べた。
クーラーボックスの底全面に20ミリ厚のスタイロフォームを敷き、内側にぴったり収まる段ボール箱を入れた。
段ボール箱には20ミリ厚スタイロフォームで内蓋をし、クーラーボックスと段ボール箱の2重保温構造とした。
一夜明けた午後、箱内温度を見ると、+2度まで下がっている。それでもまだプラスだ。
このとき外気温は−3度だったが、直近の石狩アメダスでは7時半に−11.2度を記録している。午前中はずっと−5度以下だったので、この手法での保存能力は悪くない。
いまのところ中の食品が凍結する気配はなく、このまま年末年始を乗り切れそうな感じがする。
《2021.12.31 追記》
テスト開始3日目の13時に箱内が−2度まで下がっているのを確認。このとき外気温−6度で、クーラーボックスごと屋内に退避させた。幸いに食品の凍結は免れたが、この手法での限界を感じた。