2021年12月19日日曜日

投稿常連への道

 昨日と今日の2日連続で、地元紙への投稿が採用&掲載された。掲載そのものは珍しくないが、2日連続は若いころの投稿も含めて記憶になく、たぶん初めてのこと。

 昨日の掲載は「読者の声」という一般投稿欄で、家庭菜園のラズベリーに関する内容。米タフツ大の最新研究で、ラズベリーが健康度100点満点の1位にランクされたという新聞記事を引用したもの。
 投稿で記事の引用はほとんどしないが、冒頭でラズベリー栽培の様子を詳しく書き、中盤以降に記事を登場させたところがミソ。

 メール投稿翌日に採用の電話連絡があったが、実際の掲載は11日後と遅れた。「来年夏の収穫を楽しみに待つ」という締めくくりだったせいで、時期的に下旬近くに回ったのだろう。


 今日の掲載は週一回だけ発行される別刷版にある「陽だまり」というエッセイ欄。
 前述の「読者の声」は400字だが、「陽だまり」は500字と字数が多く、内容は提言や時事性よりも日々雑感を記した自由な内容が大半。採用のハードルが高く、自分としてはこちらに力を入れている。

 今回は「自分で散髪」と題し、大学で寮生活になってから散髪代を浮かすために始めた自力散髪がテーマ。大学合格以降、自分や3人の子供たち、はては妻まで延々と自力で散髪するようになった経緯を、妻との会話をからめてまとめた。
 こちらは12月上旬に投稿後、なんの音沙汰もなかったが、13日経って予告なしに突然掲載された。
 実は9月中旬にも同じエッセイ欄で「デジタル終活ノート」と題した内容が掲載されたが、このときも事前連絡はなかった。
 おそらく全ての投稿に共通しているのは、採用が内定して掲載する前に電話確認があること。いたずらや二重投稿防止、本人確認をかねてのことだと思われるが、投稿に励んでいた20代にはなかった措置。これも時代の流れであろう。
 エッセイ欄の事前確認がなくなったのは、このところ掲載回数が増え、担当者に対してある種の「信用」を得たせいかもしれない。つまりは、めでたく投稿の常連入りを果たしたということか。

 今年に限ってもエッセイ欄への掲載は3本で、採用率100%。対して一般投稿欄の採用率は低く、今年は6本投稿して掲載は2本のみ。まだまだ常連には程遠い。
 ただ全体を通して考えると、9本中5本が掲載で、採用率は50%を超える。ギター弾き語り活動の先が見通せないなか、コツコツ積み重ねた投稿活動の結果としては悪くない。
 各投稿欄の常連は多数いるが、それぞれ独特の「型」のようなものを持っている。私の場合、ズバリ「家族」がそれだ。
 過去に評価を受けたノンフィクションや創作作品でも、やはりテーマは家族に落ち着く。今後もその方向性はおそらく変わらない。