2021年12月24日金曜日

近未来的有料駐車場

 昨日の家族クリスマス会で長男一家の暮らすマンション来客駐車場が雪で使えず、やむなく近くの有料駐車場に停めた。
 ホーマック等の共同駐車場で、最近になって突然有料化された。最初の1時間が無料で、以降は店舗で1,000円以上利用すれば1時間まで無料というシステム。一般駐車場として使った場合は1時間毎に200円、最大1日600円と、そう大きな負担ではない。

 てっきり料金ゲートがあると思いきや、「有料化となりました」の看板があるだけで、今まで通り普通に入れる。不審に思いつつも、とにかく停めた。
 長男に確かめると、センサー式になっているはずだという。


 およそ2時間半後、帰る際に入口付近をもう一度確認したら、「駐車料金は精算所で」との但し書きを発見する。矢印の方向には、電話ボックスのような精算所が。
 中に入ると、「停めた車のナンバープレート(4桁)を入力してください」との指示。そのまま従うと、「この車ですか?」とのメッセージと共に、確かに私の車の映像が画面中心に表示された。

 どうやら複数ある入口のすべてに車両番号を感知撮影するセンサーが設置されているらしく、その後車をどこに停めたかまで、ちゃんと追跡しているらしい。
 あまりの正確さにちょっと気味が悪くなったが、いまや街角のあちこちに防犯カメラが設置されていて、多くの犯罪を追尾調査している状況である。番号が前後に表示されている車を感知追跡することなど、造作もないことなのだろう。
 調べてみたら、最近の無人有料駐車場はこのシステムが増えてきて、ゲートやフラップ板のある従来の駐車場よりも、逆に料金回収率は向上しているという。
 もし未精算で出ると、「●●番の車、料金をお支払いください!」との警告が拡声器から流れ、同時に黄色の警告灯がグルグル回るという。停めた証拠映像が記録に残っているので、法的措置をとられても逃げられない。
 出入りがスムーズに運ぶため、普通に使う分には便利だが、なかなかすごい世の中になってきた。