2021年7月31日土曜日

じっと耐える日々

 延々続く酷暑とワクチンの副反応とが重なり、このところずっと散歩を控えていたが、やはり歩くのは健康の基本だった。夕方の気温が下がってくる頃を見計らい、昨日は久しぶりに近くの牧草畑周辺を散策。
 前日は刈り取られた牧草ロールがバランス良く散逸し、絶好の被写体だったが、一日経つと牧草ロールはきれいに整頓されていて、面白味は半減していた。ある瞬間をのがさず切り出す写真の難しさを思い知る。


 北海道では観測史上初となる連続8日間の猛暑日を記録。旭川市江丹別では38.4度まで上がり、道内の7月最高記録を97年ぶりに更新した。

 あまりの暑さで、玄関横の袖壁裏にキリギリスの仲間(ツユムシ?)がへばりつき、夜までじっと動かずに暑さを凌いでいた。
 南側にあるカエデの木にも、枝深くに鳥が長くとまっているのを最近よく見かける。強い陽射しと暑さから身を守り、体力消耗を防いでいるのだろう。虫も鳥もヒトも、ただじっと耐えている。


 夕方になって常用するMacBookが異様に熱くなり、冷却ファンがうなりを上げてフル稼働し始めた。めったにないことで、放置すると故障のもと。あわてて冷たいおしぼりを下に敷いて熱を冷ます。
 暑さに参っているのは生き物だけではない。

2021年7月29日木曜日

譲渡所得税の相談

 7月上旬に予約した実家不動産売却に伴う譲渡所得税の相談日だった。木曜が指定日だったが、想定外の祝日移動などがあり、数週間待たされた。

 予約時間11時の15分前に税務署到着。待合室内の相談者は私以外に1人だけで空いている。
 新型コロナ第5波爆発の兆しもあるなか、相談時間は極力短くしようと、事前に国税庁のサイトで入念に情報収集。最も重要と思われた「譲渡所得の内訳書」は書式をネットからダウンロードし、必要事項はすべて記入済み。疑問点は箇条書きにして持参した。


 ところが肝心の「譲渡所得の内訳書」のチェックでいきなりつまずく。事前の電話相談では、確定申告は各相続人がそれぞれやると聞いていたが、窓口では代表相続人(私)のみが確定申告し、納税も代表相続人1人が行うという指導。
 発生する税金と付随する国民健康保険料上昇分は申告後に相続人が協議し、遺産分割協議書に基づいて按分するよう求められた。
 当初の話とは食い違い、釈然としなかったが、面倒な確定申告手続きが私一人で終わり、税理士への代行依頼の心配もなくなるので、前向きに受け入れざるを得ない。

 その後、必要な添付書類とその提出方法を確認。遺産分割協議書を始め、売買契約書、工事請負契約書、仲介手数料支払約定書、各種印紙代領収書など、持参書類のコピー提出で問題なかった。
 売買代金と同時に戻ってきた固定資産税の精算分は譲渡金額には含めず、証明書類も不要なことが判明。
 20分ほどで相談は終わり、車で帰路につく途中、携帯が鳴る。行ってきたばかりの税務署からだった。
 担当者が上司に確認したところ、やはり当初の電話相談通り、確定申告は各相続人それぞれが最寄りの税務署でやる必要があるとのこと。「譲渡所得の内訳書」は私が作成した通りでよいとの修正判断だった。
「各自の所得に応じて課税する」という考えからすれば、各自が確定申告するのが最も妥当と思っていただけに、ようやくすっきりした。必要な添付書類と譲渡所得の内訳書は、来年の納税時期までに私がコピーをとって各相続人に送ることにする。

 母の死に伴う実家不動産の相続に関し、方針が決まった3月末からずっと奔走してきたが、全て自力でやったこともあってか、関係各所の判断がまちまちで、かなりのストレスに苛まれた。
「換価分割」という相続手法自体が、世間では少ないせいもあるのだろうか。プロならば速やかに対応して欲しいものだが。

2021年7月28日水曜日

酷暑続く

 午前中から気温が33度を突破。そのままぐんぐん上がって、昼過ぎには35.1度を記録した。今夏2度目の猛暑日である。先日の猛暑日(35.0度)が実に21年ぶりだったが、10日足らずであっさり記録を塗り替えた。
 窓を開放しても1階は28度、2階は31度まで上がった。床下土間コンクリート温度を赤外線温度計で測ってみたら、わずか22度。妻はひんやりと涼しい1階床に座布団を敷いて昼寝を決め込んでいた。


 あまりの暑さのせいか、7年前に買ったサンスベリアの葉のうち、1枚が枯れて褐色に変貌。数日様子をみたが復活の気配はなく、すっぱりハサミで切り捨てた。
 買ったときは1株だけで葉も2枚のみだったが、その後どんどん増えて、いまや10数枚の葉がひしめき合っている。記録的な暑さのせいもあるが、鉢が明らかに小さすぎる。時期を見て鉢替えをしてやりたい。
 暑さネタ続きで恐縮だが、今日の全国暑さランキング2位に、生まれ故郷の幌加内町が入っていた。37.3度という、これまた途方もない数値で、調べてみたら観測史上最高記録。
 そもそも冬はマイナス30度を普通に記録する厳寒の地で、過去の猛暑日も3日のみ。(そのうち2日は2021年7月)今年の暑さがいかに異常であるかを物語っている。


 暑さにもめげず、3日前から北東角に植えたグラジオラスのうち、黄色が開花している。
 開花自体は順調だが、雨不足の日照り続きで花がしおれるのも早い。夕方の水やりで何とかフォローしたいが。

2021年7月26日月曜日

孫娘誕生会

 孫娘の5歳の誕生日だった。だいたい昨年と同じスケジュールで、12時に長男のマンションに集合。今回も駐車場が運良く空いていた。

 今年の誕生日プレゼントは、3月から用意してあったミニギター。本当は買ってすぐにあげるつもりでいたが、両親の希望やコロナ非常事態宣言などあって、誕生日プレゼントとすることに落ち着く。


 例によって孫娘はただちに箱を開けることをせがんだが、事前に特に望んだものではなかったせいか、反応は期待していたほどではない。(ギターを弾かせたい)という祖父の希望が、やや上滑りしたかもしれない。
 しかし、ギター自体に興味がないわけではなく、オモチャではない本物が常に手元にあれば、いずれ本格的に弾いてくれることを期待しよう。


 長男が買ってきた寿司、妻が前日から作った赤飯などが食卓に並び、12時半くらいからパーティ開始。途中で両親や他の親戚から贈られたプレゼントを順に開き、主役の孫娘は上機嫌。

 14時半くらいから、ディズニーのプリンセス系キャラをあしらったケーキをみんなで食べることになる。この1年でめっきり成長した孫娘は、助けを借りずにロウソクの火を一息で消せた。


 楽しく遊んで、15時過ぎにお開きとなる。この日も気温は31.4度まで上がったが、南北に開放された窓から心地よい自然風が常時吹き、暑さは特に感じなかった。

 我が家同様にマンションにエアコンはないが、換気機能のないエアコンや扇風機に比べ、窓開放による自然通風なら換気効果は抜群。コロナ対策としては安心できる。
 戸建住宅もマンションも、快適な暮らしのツボは気密断熱と通風のようである。

2021年7月25日日曜日

床下からの冷気

 今日も最高気温は30度超え。ワクチンの副反応はすでに消えたが、うかつに出歩くと熱中症の危険がある。涼しい家の中にいて、じっとしているに限る。
 暑さがピークの13〜14時にかけ、室内外の温湿度を手持ちのデジタル温湿度計で再び測定した。
(1階3ヶ所、2階3ヶ所の窓を開放。エアコン&扇風機はナシ)

・屋外:30.3度、相対湿度60%(札幌アメダス最高気温は32.5度
・1階:28.2度、相対湿度57%
・2階:29.4度、相対湿度54%
・床下:23.2度、相対湿度70%

2階温湿度
1階居間テーブル下

 今回は1階床下の温度も同時間帯に測ってみたが、外気温より7度も低くて驚いた。厚い土間コンクリートに蓄冷された冷気が、1階居間中央に大きくとってある開口部から放射され、これが1階を涼しくさせていると思われる。
 冬は床下に設置されたパネルヒーターからの熱が、ここから家全体に循環し、暖めてくれる。つまり、1階居間の大型テーブル周辺が、季節を通して最も快適なエリアということになる。
 7/7を最後に満足な雨が降ってなく、悪天候はイヤだが、こうも晴れて暑さ続きだと、さすがに辟易してくる。家庭菜園の野菜や花も、ぐったりして元気がない。
 農家は散水車による水やりを深夜まで続けているそうだが、家庭菜園レベルでホースによる水撒きをやる気にはなれず、妥協策として風呂の残り湯をバケツで何杯か汲み、ジョウロで弱っている野菜や花へ集中的に撒いている。

 これがけっこう効果的で、野菜類はまずまず元気を取り戻した。予報では月末まで雨は降りそうにない。雨乞い代わりに、しばらく続けようと思う。

2021年7月23日金曜日

ワクチン接種後の世界

 ワクチン接種後、当日を含めて4日経った。さすがに熱や耳鳴り&難聴、胃腸障害の症状は消え、夜のトイレも2度まで減った。腕の痛みも弱まり、ようやく平常に戻ったように思える。
 4週間後には2回目の接種を控えているが、およその様子はつかんだ。副反応は少し増すかもしれないが、どうにか対応できそう。 

 問題はワクチン接種の効果がどれほど続くのか?という不安。人類にとって未知のウイルスは、ワクチンを作った製薬会社でさえ、本当のところは見通せないようだ。
 変異種に対応するため、3回目のワクチンが必要との一部情報もある。今後、年に一度くらいのペースで予防接種を強いられる世の中がやってくるのかもしれない。


 国民の60%がファイザー社製ワクチンを接種済みというイスラエルでは、人口が日本の1/13以下(930万人)だが、直近の新規感染者数が1,336人に達したという。(日本に換算すると18,000人強)うちワクチン2回接種済みの感染者が52%を占めたという驚くべき事実。
 要はワクチン接種により重症化率は下がっているが、感染予防効果はあまり期待できそうにないということ。
 マスクや手洗い消毒、三密を避ける等々の対策は、外に出るときには靴をはくのが普通なように、今後も延々続ける必要がありそうだ。
 今日も最高気温は30度を突破したが、ほどよい風が吹いて家にいる限り、暑さはあまり感じなかった。
 2階最高室温は29度、1階は26度くらい。通風としての窓開放は2階3ヶ所のみで、1階は窓を開けると肌寒いため、終日閉めて過ごした。

 北東角の敷地境界部に植えたグラジオラスが咲き始めた。隣のアジサイの勢いが強く、押されて窮屈にしているので、アジサイの周囲を細いロープでくくる。さらには、支柱を立てて倒れにくくした。
 南のタチアオイ同様に、いずれは移植が必要かも。

2021年7月21日水曜日

ワクチン接種2日目

 モデルナワクチン接種後2日目。副反応が強いと言われる2日目だが、早朝に激しい耳鳴りで目覚めた。ワクチンを打った側の左耳で、腕からの痛みが肩に伝わり、そのまま耳に及んでいるような不快感だった。
 いったん起きて体温を測ったが、36.4度の平熱。顔を洗ってストレッチ体操をやっても改善せず、聴力は普段の半分くらいに下がっていて、テレビの音が不快に反響する。以前に罹った突発性難聴に症状が似ていた。

ジニア(百日草)の花が咲き始めた

 朝食をとって新聞を読むうち、耳鳴りはじょじょに改善した。そのまま居間でゴロゴロして過ごしていると、睡魔が襲ってくる。起きてまもないが、居間のベンチでうたた寝してしまう。

 妻に作ってもらった昼食を食べたら、また眠くなった。身体は休息を求めている。再び居間のベンチに横になった。いつもなら左を下にするが、注射の腕が痛むため、右を下にする。
 延々眠って、目覚めると16時近く。いくらでも眠れる感じだ。身体はかなり軽くなったので、遅い珈琲タイム後に外に出て、今年4度目となる枝豆と山東菜の種をまく。
 暑すぎて種まきには本来向いてない時期だが、今日は幾分涼しくて過ごしやすい。ギリギリOKだろう。

 その後は普通に過ごし、入浴や夕食は軽めにして自重したが、22時に体温を測ってみると、37.4度(10分計測)というビミョーな数値。いわゆる副反応としての微熱だ。
 倦怠感はないが、用心して今夜も早めに寝たほうがよさそうだ。

《追記》
 漢方の風邪&解熱剤を飲んで寝たせいか、微熱は翌日に治まったが、就寝中1時間毎にトイレに起こされるという、重度の夜間頻尿に見舞われた。ネット情報はごく少ないが、頻尿もコロナワクチン副反応のひとつらしい。

2021年7月20日火曜日

モデルナワクチンを接種

 先週水曜(7/14)にネット予約した新型コロナワクチン集団接種の日だった。予約は13時半だったが、万一の体調悪化に備え、週初めの定番食品買い出しを早めの午前中に済ませた。
 しつこい暑さも一段落し、この日の最高気温はギリギリ真夏日を回避して、29.9度。13時に車で家を出て、会場となる大規模イベント会場「つどーむ」へと向かう。
 体調悪化を考慮するとバス利用が無難だったが、500台の無料駐車場があって車が断然便利。万一の場合は車を停めたまま対処しようと腹をくくる。


 13時15分に着いて、控えコーナーでしばしの待機。札幌の高齢者接種はすでに山を越し、会場に大きな混雑は見られない。基礎疾患のある65歳以下の方も接種対象になっていて、若い姿が多く見られた。
 13時半ぴったりに接種スペースへと案内される。本人確認、クーポン券確認、予診票内容の確認などが順にある。多くのスタッフがキビキビと小気味よく動いている。接種不正があったせいか、本人確認は厳重で、計3〜4回もあった。

 体温測定と手指の消毒をやったのち、医師との面談。気がかりは昨年2月に罹った蕁麻疹のことで、当時の投薬リストを持参してみてもらったら、問題ないとの診断だった。
 予診票チェックでは8年前の大腸ガン手術とその後の経緯を看護師から詳しく聞かれたが、医師からは何も指摘されなかった。


 いろいろあって、13時50分にようやく接種。集団接種なのでワクチンは妻とは異なるモデルナ製だった。
 痛みはほとんどなく、あっという間に終わる。その後15分間じっと待機し、特に変化がないため、最後の説明を聞いて終了となった。

 外に出ると14時15分あたり。なにやかにやで1時間余が経過したが、そう大きなストレスではなく、帰路は普通に車を運転し、途中で午前中に買い忘れたアイスまで買ってきた。


 帰宅後も体調に変化はなく、体温も平熱。最後にもらったリーフレットに「当日は激しい運動や過度の飲酒を避ける」とあり、迷ったが、入浴は軽めにして夕食時に発泡酒350mlを飲む。

 その後も普通に過ごしていたが、接種7時間後の21時ころになって、突然の下痢が始まった。アルコールがよくなかったか、あるいは妻と同様のワクチン副反応か?と疑ったが、ひとまず常備薬の正露丸を飲むと、やがて症状は落ち着いた。
 念のため体温を測ると36.7度(10分計測)。会場の測定で36.6度だったので、ワクチンによる副反応とは言えない。
 因果関係は不明だが、接種後の死亡例もわずかにある。万が一のことを考慮し、「実家売却手続き」→「胃&大腸内視鏡検査」→「コロナワクチン接種」という重要度順にスケジュールを組んできたが、いまのところ無事に過ごせている。
 明日いっぱいは体調悪化の恐れがあり、無理せず穏やかに過ごすよう医師の忠告を受けている。妻も3日目以降は、薄皮がむけるように平常に戻った。もう少しの辛抱か。

2021年7月19日月曜日

暑さと熱さのWパンチ

 札幌アメダスの最高気温が昨日で34.3度、今日はついに35.0度を記録した。13日からの3日間も29度台を記録しているから、延々1週間も酷暑が続いていることになる。
 1階3ヶ所、2階4ヶ所の窓を朝から開放し、もっぱら自然通風のみで涼を取っているが、さすがに暑く、2階では31度を記録した。
 比較的涼しい1階で終日じっとしていたが、それでも室温は28度ほどある。札幌の猛暑日は21年ぶりの記録らしい。熱さで皆家に引きこもっているのか、近隣は不気味なほど静まり返っている。
 妻が昨日の11時半に2回目のコロナワクチンを接種した。1回目よりも副反応が強いという情報があり、大事を取って近くのかかりつけ医まで車で送迎した。
 接種後の変化は特になかったが、うかつに外を歩くと倒れそうな暑さだったので、送迎自体には充分意味があった。

 接種12時間を経ても副反応は腕の痛みくらい。用心して食事は控えめにし、入浴は軽めのシャワーのみ。夜は早めに床についた。


 1回目に比べると拍子抜けの反応だったが、翌朝になって突然風邪のような症状が表れた。鼻水、くしゃみ、節々の痛み、発熱などで、体温を測ると37.8度。普段はせいぜい36度くらいだから、かなり高い。
 倦怠感がとれず、昼食にソーメンを食べて漢方系の風邪薬を飲ませたら逆に気分が悪くなり、嘔吐した。

 やむなく、最近歯科でもらったばかりの鎮痛解熱剤「ジクロフェナク」を自己判断で1錠だけ飲み、横になる。そのまま3時間ほど眠ったら36.8度まで熱が下がり、体調も戻ってきた。
 オヤツにバニラアイスのカップ氷を食べ、涼しい1階床で横になったら、17時には36.3度まで熱が下がり、倦怠感もほぼ改善した。

 夕食は焼魚や煮物を普通に食べ、その後薬は飲まなかったが、体調の悪化はない。「暑さ」と「熱さ」のダブル災難に見舞われた日だったが、どうにか乗り切れたらしい。
 ワクチンの効果が表れるのは月末以降。妻は高血圧の治療中なので、私よりも感染による重症化リスクは高い。少しは安心できそうだ。

2021年7月17日土曜日

酷暑が続く

 昨日から今日にかけ、2日続けて32度突破(札幌アメダス)という酷暑に見舞われた。

 昨日はイボ治療で皮膚科に行く必要があり、午前中から出かけた。最初に長男のマンションに寄って前日採ったラズベリーを届け、その後皮膚科へと回ったが、外に出るたびになぐられるような暑さ。
 あまりの暑さに今夏初めて車のエアコンを点けた。当然ながら、エアコンを使うとリアルタイム表示の燃費がわずかに悪化するが、そんなことは言ってられない。


 暑さで元気がいいのは庭のラズベリーくらい。昨日は800g、今日は560gと、どんどん採れる。
 ラズベリーの横にある真紅のタチアオイも咲き始めているが、ラズベリーの勢いがあまりに強く、完全に押されている。来年は別の場所に植え替えるべきかも。
 暑さがピークに差し掛かった12〜13時にかけ、室内外の温湿度を手持ちのデジタル温湿度計で測定してみた。
(1階1ヶ所、2階3ヶ所の窓を開放。エアコン&扇風機はナシ)

・屋外:31.0度、相対湿度51%(百葉箱に近い条件で測定)
・1階:26.9度、相対湿度60%
・2階:29.3度、相対湿度54%

北側境界で咲き始めたアジサイを生ける

 1階南と西の窓外全面に張った遮光ネットが相当効いている。1階で過ごす限り、エアコンや扇風機の必要性は感じない。

 2階の遮光ネットは寝室南の窓外のみで、1階と同様に張れば効果があるのは間違いないが、技術的にはちょっと面倒。
 以前に比べて2階で過ごす時間は極端に減ったので、いまのところは放置。何らかの事情で暮らし方が今後変われば、対応するかもしれないが。

2021年7月15日木曜日

ラズベリーの効用

 昨日に続いて気温が29度近くまで上がり、一歩外に出ると真夏の暑さ。煩わしい2つの内視鏡検査も無事に終え、涼しい家の中にいて、まったりと過ごす。
 暑さの到来にあわせ、今日から肌着はランニングに換え、長袖シャツも薄手にした。

 涼しくなった夕方に外に出て、次々と咲き始めた家庭菜園のカモミールを採取し、2度目の種をまいた枝豆の鳥よけカバーをすべて取り外す。現段階で今年の枝豆は順調に育っている。



 続けてこれまた鈴なり状態のラズベリーを採取。今日は南側カエデの横にある群生を初めて採った。
 陽当りがやや悪いため、ウッドデッキ横の群生よりも遅れて色づく。それでも500ccカップ一杯が採れた。

 続けてウッドデッキ横の群生に移動。こちらは西日がよく当たるせいか色づきはとてもよく、大型のボウル一杯になった。


 水を満たして虫を追い払ったあと、ザルにあけて重さを量ってみたら、974gもある。夫婦2人ではとても食べきれず、600gをヨーグルト容器2パックに入れて、明日長男一家に届けるつもり。
 200gはヨーグルトをかけて夕食後のデザートとして食べ、残った170gは冷凍した。

 ラズベリーには脂肪燃焼効果、アンチエイジング効果、がん予防、眼病予防、免疫力強化など、さまざまな効用があって、まさに栄養の宝庫。しばらくは夏の貴重な果物として楽しみたい。

2021年7月14日水曜日

ダブル内視鏡検査

 昨夜は0時過ぎまで起きていたが、寝る前に飲んだ下剤が効いて、深夜に数回トイレに起こされた。
 6時のアラームでまた起きて、指定の薬を6錠飲む。その後ウツラウツラするうち、7時から別の下剤を飲む時間になる。いつものことだが、大腸内視鏡検査前は、まるで寝る暇がない。

 起床後の下剤もよく効いて、水で溶いた2Lのうち、1Lも飲まないうちに検査が可能な状態になった。
(便に固形物がなくなり、お茶のようになる)
 2日前から消化の良い食べ物を心がけたせいもあるが、ひょっとすると先週末のBBQでひどい下痢をして、20時間近くも絶食した影響も考えられた。


 この日は新型コロナワクチンの集団接種予約受付日でもあった。9時からネット予約開始で、下剤を飲みつつ、直近の大規模イベント会場に絞って予約を試みる。
 サイト入口で10分近く待たされたが、その後はトイレに通いながらも順調に進み、来週火曜(20日)午後の1回目接種と、1ヶ月後の2回目接種の予約とが同時にとれた。

 PCで作業している最中の9時20分に、病院から状態確認の電話がある。すぐにでも検査可能だったが、他患者の都合で13時に来院するよう言われた。急に時間が空いたので、その後は昼近くまで寝ていた。

コロナワクチン接種予約作業中

 13時10分前に病院着。待合室は前回より混んでいて、患者は20名ほど。細かい問診や血圧測定などあって、13時45分から検査が始まる。
 今回初の試みとして、胃と大腸の内視鏡検査を同時にやることになった。身体の負担は大きいが、絶食が一回で済むという利点もある。過去に胃で5回、大腸で10回という検査慣れしている身。
「まあ、大丈夫でしょう」と医者からのお墨付きもあった。
 まず最初に胃の内視鏡検査をやる。今回の技師(医師?)は以前にも一度担当した中国系の女性だった。会話がカタコトでやや聞き取りにくいが、操作が巧みで、痛みはほとんど感じない。
 サポート役(看護師?)は反対に若い男性。これは初めての経験だったが、患者への対応が細やかで、励まし方も上手。世間でいう「ジェンダー的男女の役割分担」とは無縁の世界で、要は得手不得手の世界なのだと感心させられた。


 計50分ほどで終了。その後1時間ほど待ち、持参の電子本を1冊読み終えたころに診察室に呼ばれる。胃も大腸も状態がよく、ポリープ除去や組織の生検(病理検査)は今回なかった。

 術後8年が経過し、状態が良好なので、大腸の検査は次回から2年に一度に間隔を広げることになった。大腸は検査前の食事制限や下剤の負担が大きいので、これはうれしい。
 ところが、胃には古い潰瘍跡がまだ残っており、ポリープや出血は認められないが、ピロリ菌治療後5年しか経っていないため、しばらくは毎年内視鏡検査をすべきとの診断。受け入れざるを得ない。大腸より負担は軽いのが救いか。
 診察費は6,840円。(2割負担)別々に検査を受けるより、安いかもしれない。
 厳しい食事制限に下剤の洗礼、その合間にコロナワクチン接種予約、そして胃と大腸のダブル内視鏡検査と、シビアで慌ただしい数日間だったが、無事に乗り切れて安堵している。

今回かかった費用》(2割負担)
・エコー検査等:4,728円(検査食1,100円を含む)
・内視鏡検査(胃&大腸):6,840円

2021年7月13日火曜日

終日検査食で空腹

 明日の大腸内視鏡検査に備え、終日検査食限定の味気ない一日となる。昼食と夕食は病院でもらった「デリシア」という指定食だが、朝食は「パンかウドンの消化のよい食べ物」とあるだけで、特に指定はない。
 最近は腹持ちのよい乾麺のウドンを食べていて、溶き卵に加えて家庭菜園の山東菜をよく茹でてトッピングした。なかなか美味い。

 ひとまず満腹になったので、週初めの食料買い出しに出かける。ついでに実家の売却で精算した水道料と電気代を郵便局で振り込む。これにより、実家関連の細かい支出はすべて終わった。
 まだ3ヶ月の瑕疵担保責任が残っているが、万一の場合は別会計としたい。何もないことを祈りたいが。


 札幌のコロナ関連の制限が一段落し、図書館の貸出がネット予約分限定でようやく解禁になった。かなり前に予約してあった2冊を出たついでに借りる。

 帰宅すると、なぜかもう空腹。指定の検査食のうち、昼食のクリームシチューとクラッカーをまず食べる。量は少ないが味はとてもよく、検査食とは思えないほど。
 珈琲は禁止なので、紅茶にレモンと砂糖を入れて飲む。なかなか美味い。明日も魔法瓶に詰めて病院に持っていこう。
 夕食は検査食の大根そぼろ煮と鶏雑炊だが、これは水っぽくていただけない味。いっそ昼と同じメニューにして欲しいが、材料やカロリーの都合で無理なのだろうか?
 気温が29度近くまで上がり、日差しも非常に強い一日だった。1階南側窓外の遮光ネットのうち、東半分は巻いて下端に固定してあったが、今日は正規の位置に張り直した。
 家の中にいる限り、別世界のように涼しく過ごせるが、明日からはさらに暑くなるという予報。早く検査を終わらせ、次なる課題であるワクチン接種へと進みたい。

2021年7月10日土曜日

1年ぶりに家族BBQ

 コロナ禍でずっと自重していたが、新規コロナ感染者数が落ち着いているいま、1年ぶりに長男一家とBBQをすることにした。
 12時半に車でマンションまで迎えに行き、まず長男を拾う。途中の公園で習い事を終えた孫娘とお嫁さんを乗せ、家に戻った。

 家族で集まること自体が、3月上旬以来4ヶ月ぶり。見違えるように大きくなった孫娘が「ジイジ、会いたかったよ〜!」と、まるでドラマのセリフのようなことを言う。


 到着は13時過ぎ。出発前にウッドデッキには、常設BBRコンロの周囲に椅子やテーブル、炭等の準備を整えてある。昨年同様に南風が強いため、南側にはシートを張っておいた。

 ウッドデッキ横のラズベリーが食べ頃で、孫娘が目を輝かせた。ボウルを用意して一緒に採ることにする。炭おこしは長男に頼んだ。
 ラズベリーの棘に注意しつつ、食べられる実の状態を教えながら慎重に採取。やがて小型のボウルが一杯になり、いったん水で満たして虫を追い出す。食べるのはBBQを終えたオヤツの時間だ。


 13時半くらいから食材を焼き始める。予報は曇りだったが、気温は25度前後で、時折日も差す穏やかなBBQ日和。
 食材はいつも通りに焼き鳥、つみれ、フランクフルト、野菜類など。一通り食べたあとで、長男が買ってきた牡蠣、豚バラ、ステーキ牛の角切りなどの第2弾を焼く。
 孫娘は前半で満足して家の中に戻り、妻を相手に、ずっとオリジナル絵本作りをしていた。


 充分食べて、やがてオヤツの時間。まず孫娘にネット通販で取り寄せておいた知育菓子「たのしいおまつりやさん」を渡す。カルシウム配合で、合成着色料・保存料不使用というふれこみだ。
 4歳児にとってはややレベルが高く、一部私と母親が手伝いつつ、4種類のお菓子を順に作る。同梱の粉や粒キャンディを水で練って作るが、「とうもろこし」「チョコバナナ」が実物そっくりにうまく出来た。


 続けて大人を交えて、前夜から作っておいたラズベリームースに採れたての生ラズベリーをトッピングして食べた。
 3日前にも少しだけ試したが、この日はラズベリーがたっぷりあって、載せ放題。孫娘はお代わりを連発していた。



 夕方になぜか急な腹痛に襲われ、トイレに入りっぱなし状態になった。BBQの最後近くに食べた牡蠣があたったのか、それとも単なる食べすぎか?
 他の家族には異常がなく、夕食にラーメンや焼きオニギリなど普通に食べていたので、私だけの問題。その後は自重して、湯冷まし以外一切口にしなかった。

 見事な夕焼けが広がり、あたりも暗くなって昨年買っておいた花火をやろうと外に出たら、予報にない雨が突然パラつきだす。屋根のある車庫側は風が強くて花火には不向きで、次回に順延しようかと話していたら、前日から楽しみにしていたという孫娘がベソをかきだす。


 ウッドデッキ側に回ってみると、上部は遮光ネットですっぽり覆われているため、小雨や風の影響は全くない。水を張ったバケツは準備してあり、濡れた地面は逆に花火には好都合だった。ジャンパーを着て始めることにした。
 マンションや幼稚園、近隣公園では花火ができず、ずっと楽しみにしていた孫娘、最初は少しビビって大人の助けを借りていたが、後半になってようやく一人でやり始めた。


 楽しい時間を過ごして、21時少し前にお開き。孫娘は帰りの車中で寝てしまったが、今年は大人も含めて、誰一人昼寝をせずに乗り切った。
 正露丸を飲んで翌日13時まで絶食を貫いたせいか、私の腹痛はどうにか回復。調子に乗って若い世代と一緒になって食べてはいけない。腹も身の内である。

2021年7月9日金曜日

体温計の誤差

 数十年前から使っている東芝の電子体温計(ME-102A)が古くなり、計測に時間もかかるため、妻から買い替えの要望が出ていた。
 動作そのものには問題がなく、しばし放置していたが、先月末の大腸ガン転移検査と、今週初めに皮膚科に行った際、看護師さんから体温を計測された。
 すると、36.6度、36.5度という高めの数値。自宅で36.5度を超えることは稀で、体温計の誤差を疑った。


 コロナ禍の収まる気配がなく、ワクチン接種後の副反応で高熱が出ることも多いと聞く。こうしたご時世で体温計の予備があってもよいかと考え直し、最新の体温計を買う決断をした。
 買ったのは以前からマークしてあった「テルモ電子体温計 ET-C232P」。アマゾンで送料込1,973円だった。さっそく試してみる。

 起動ボタンを押して脇に挟むのはこれまでと同じだが、決定的に違うのは測定時間。わずか20秒で終了する。これまでは3分かかったから、これは短い。
「10分後の実測値を20秒で予測する」という仕組みで、正確に知るには10分の計測が必要らしい。
 試しに古い体温計と新しい体温計で同じ時間に連続計測し、数値を比べてみた。

・東芝 ME-102A:36.1度〜3分計測(古い体温計)
・テルモ ET-C232P:36.6度〜20秒計測(予測値)
・テルモ ET-C232P:36.3度〜10分計測(実測値)
 なんともビミョーな結果で、予測値で比べると古い体温計との誤差は0.5度もあり、病院での計測値に近い。
 ところが、10分の実測値だと古い体温計との差は0.2度に縮まり、そう大きな差ではない。予測値と実測値を比べると、その差は0.3度。これでは何を信じればよいのか分からなくなる。

 各種体温計のユーザーレビューを見ると、製品による計測値のバラつきはかなり大きいことが分かる。古い東芝の体温計が低めの数値になるのは間違いないように思われる。
 まずは新しいテルモの体温計で予測値を測り、高熱を疑われる場合は、信頼度の高い10分計測で実測値を確かめるという方針だろうか。


《2021.7.11 追記》
 同じ条件で別の日に再度計測したところ、以下のような安定した結果を得た。体温計ではなく、測り方による誤差があるかもしれない。今後定期的にチェックしてみたい。

・東芝 ME-102A:36.3度〜3分計測(古い体温計)
・テルモ ET-C232P:36.3度〜20秒計測(予測値)
・テルモ ET-C232P:36.2度〜10分計測(実測値)

2021年7月7日水曜日

初ラズベリー

 裏庭のラズベリーのうち、陽当りのいい台所窓外の一群が色づき始め、いくつか採って食べた。その数20個ほどでカップ1杯に過ぎないが、いわゆる初物である。


 1年前に採れて冷凍してあった分でラズベリームースを作って随時食べているが、たまたま数日前に作ったのが少しだけ残っていて、ムースの上に採れたてのラズベリーを載せて食べた。

 ラズベリーは採れたてにヨーグルトを載せて生で食べるのが最もうまい。冷凍分と生とが重複するこの時期だけしか味わえない偶然かもしれない。

2021年7月6日火曜日

ワクチンの皮肉

 爪水虫の薬がなくなったので、しばらくぶりに皮膚科に行ったら、大変な混みよう。待合室に座りきれない人は、外のエレベーターホールで待たされていた。札幌の新型コロナ感染者が減少傾向にあり、通院を控えていた人々がいっせいに動き始めたのか?
 入口ドアは開放されていて、ホールの窓は開けっ放し。待合室から外にむけて換気扇がフル稼働中で、はっきりしない梅雨のような天気のせいか、とても寒い。薄手のジャンパーで来たことを後悔した。

 1時間近く待って、ようやく診察室へ。症状が一進一退で、今回から薬が変わった。10年以上も続く長い闘いである。
 来たついでに、背中で大きくなり始めた黒いホクロを診てもらったら、顔や頭にできた老人シミと同じ種類だそう。以前にお腹にできたこともあり、ほぼ予想通り。
 液体窒素で焼いてもらった。10日おきに何度か通う必要アリとのこと。ここまでが昨日のハナシ。


 実家不動産の決済&引渡しが終わって1週間が経過し、建物の瑕疵担保責任のうち、設備関連の保証期間が終わった。これを機に相続関連の手続きをしに午後から銀行に行った。
 事前に混雑状況をネットで調べたので、ガラガラに空いていたが、各種書類の再調査などもあり、処理に40分ほどかかった。
 まだ建物本体の保証期間が残るが、大きなヤマは越えた。コロナ禍のなか、代表相続人としての責務を無事に果たせたことに安堵している。
 替えのきかない大事な手続きの連続で、コロナワクチンの接種は万が一の事態に備えてずっと保留のままだったが、これで安心して予約に進めそう。
 皮肉なことに、ワクチンの供給不足で集団接種予約の一部が中止になり始めている。車で数分の「つどーむ」という集団接種会場が7/17にオープン、ネット受付が7/14開始ということになっているが、果たしてどうなるのか。
 あまりに遅れると、オリンピックも後半に差し掛かり、コロナ第5波が押し寄せてきそうな気がしてならない。いまさらジタバタしても始まらないが。