6時のアラームでまた起きて、指定の薬を6錠飲む。その後ウツラウツラするうち、7時から別の下剤を飲む時間になる。いつものことだが、大腸内視鏡検査前は、まるで寝る暇がない。
起床後の下剤もよく効いて、水で溶いた2Lのうち、1Lも飲まないうちに検査が可能な状態になった。
(便に固形物がなくなり、お茶のようになる)
2日前から消化の良い食べ物を心がけたせいもあるが、ひょっとすると先週末のBBQでひどい下痢をして、20時間近くも絶食した影響も考えられた。
この日は新型コロナワクチンの集団接種予約受付日でもあった。9時からネット予約開始で、下剤を飲みつつ、直近の大規模イベント会場に絞って予約を試みる。
サイト入口で10分近く待たされたが、その後はトイレに通いながらも順調に進み、来週火曜(20日)午後の1回目接種と、1ヶ月後の2回目接種の予約とが同時にとれた。
PCで作業している最中の9時20分に、病院から状態確認の電話がある。すぐにでも検査可能だったが、他患者の都合で13時に来院するよう言われた。急に時間が空いたので、その後は昼近くまで寝ていた。
コロナワクチン接種予約作業中 |
13時10分前に病院着。待合室は前回より混んでいて、患者は20名ほど。細かい問診や血圧測定などあって、13時45分から検査が始まる。
今回初の試みとして、胃と大腸の内視鏡検査を同時にやることになった。身体の負担は大きいが、絶食が一回で済むという利点もある。過去に胃で5回、大腸で10回という検査慣れしている身。
「まあ、大丈夫でしょう」と医者からのお墨付きもあった。 まず最初に胃の内視鏡検査をやる。今回の技師(医師?)は以前にも一度担当した中国系の女性だった。会話がカタコトでやや聞き取りにくいが、操作が巧みで、痛みはほとんど感じない。
サポート役(看護師?)は反対に若い男性。これは初めての経験だったが、患者への対応が細やかで、励まし方も上手。世間でいう「ジェンダー的男女の役割分担」とは無縁の世界で、要は得手不得手の世界なのだと感心させられた。
計50分ほどで終了。その後1時間ほど待ち、持参の電子本を1冊読み終えたころに診察室に呼ばれる。胃も大腸も状態がよく、ポリープ除去や組織の生検(病理検査)は今回なかった。
術後8年が経過し、状態が良好なので、大腸の検査は次回から2年に一度に間隔を広げることになった。大腸は検査前の食事制限や下剤の負担が大きいので、これはうれしい。
ところが、胃には古い潰瘍跡がまだ残っており、ポリープや出血は認められないが、ピロリ菌治療後5年しか経っていないため、しばらくは毎年内視鏡検査をすべきとの診断。受け入れざるを得ない。大腸より負担は軽いのが救いか。