2020年6月30日火曜日

ノハナショウブ群生

 予報に反して、まるで梅雨明けのようにカラリと晴れた。午前中に皮膚科に行き、戻ってから再度天気予報を確かめる。雨が降る気配はない。このチャンスを逃してはならじと、隣接する江別市にあるノハナショウブの群生地に行くことにした。

 群生地の存在は他のブログで一昨年知った。開花の時期は長くなく、行くチャンスをうかがっていたが、なかなか実現しなかった。
 今年は母を見送り、車庫の建替えも終わって、時間やキモチに余裕がある。唯一の気がかりはコロナ禍だったが、車で往復する屋外の景勝地なので、感染リスクは低かった。
 Facebookで開花状況は日々把握していて、今年は長雨と低温のせいで遅れていたが、一昨日の時点で五分咲きという情報。今日の好天で一気に開花が進んだのは確実だった。


 車検や地方ライブでよく通る道を走り、要所に立つ案内ノボリを目印に、迷うことなく40分で到着。メジャーな観光地ではないせいか、好天にも関わらず、見物客は数人しかいない。

 無料の駐車場に車を停め、場内を散策。仮設の展望台もあったが、一周10分の散策路をゆっくり歩くのが花を間近に感じられてよかった。
 売店や自販機の類は一切なく、仮設のトイレはある。管理は有志によるボランティアらしく、募金箱が置いてある。駐車料分の気持ちを入れてきた。


 事務局の発表によると、開花は2万本という。色は紫一色のみ。アヤメや花菖蒲、アイリス類のルーツともいえる素朴でシンプルな美しさがある。まるで尾形光琳の屏風絵を見るようだった。
 帰路に珈琲専門店を見つけておいたが、妻がマスクをしてまでカフェに寄りたくないという。それもそうかと素直に従って家に戻ると、ちょうど珈琲タイム。自宅ブレンドの珈琲で豆大福と桜餅を美味しく食べた。


 好天に誘われて、6月上旬に植えた分のグラジオラスが次々と芽を出し始めた。メルカリで10個買ったうち、7個が発芽。残りにも期待しよう。

 6月中旬に蒔き直した枝豆は、芽を出しそうで出さない。調べると種が腐ったわけではなく、低温続きで発芽温度に達していない様子。週末は気温が上がりそうなので、今日は3度目となる種を30個まとめて蒔いた。長引く梅雨に何かと気をもむ日々。

2020年6月29日月曜日

ブタナの花咲く頃

 雨がシブシブと断続的に降り続き、太陽が全く顔を出さない陰気な天候がこのところ続く。
 毎年この時期にやってくる梅雨と呼ばれるありがたくない現象で、コロナ禍に席巻されている今年は、気鬱が一層積み重なる思いだ。

 肌寒く、暖房を点けたくなるのをじっとガマンして、夜間は足元ヒーターと綿入りハンテンでなんとか凌いでいる。
 先週末に予定していた家族BBQは天候不順で延期に追い込まれた。今週末こそ晴れてくれるとよいが。


 雨の間隙をぬって、散歩はマジメに続けている。ときには傘をさしてまで出かけるが、皮肉にもカラスの襲撃を避けるのに傘は絶好のアイテムだった。

 雑草が生い茂っていた自宅東の土手がきれいに刈り取られ、また散歩道として利用できるようになった。
 途中にある幼稚園の敷地には黄色のブタナが満開。タンポポによく似ているが茎がごく細く、タンポポとは属が異なる。咲く時期もタンポポの春に対し、ブタナは初夏に咲く。
 1933年に札幌で初めて発見され、当初は「タンポポモドキ」と呼ばれていたようだ。(Wikipediaより)


 いまは亡き妻の母親が札幌を訪れた際にたまたまこのブタナを目にし、「北海道のタンポポは随分背が高いのね」と驚いていたことを懐かしく思い出す。

 妻は東京の下町で生まれ育ち、勤務していた会社で私と知り合った。その後私の脱サラに伴って北海道に移り住むことになったが、姉妹のなかでただ一人東京を離れて遠方に住む娘を案じ、時折様子を見にきてくれた。
 そんな義母に心配をかけてはならないと、私も必死な思いで事業の構築に励んだもの。そうした気持ちの張りと支えがあったから、引退するまでどうにか続けてこられたように思える。

2020年6月28日日曜日

初めての置き配

 昼前に散歩に出ようと玄関ドアを開けると、玄関ポーチ横の小さな木製踏み台の上に 、見慣れたアマゾンの段ボール箱が置いてある。数日前に注文したドンブリセットだった。
 今日配達されることは事前にメール連絡があり、昨夜何気なくヤマト運輸の「置き配指定」オプションで、「車庫」を指定しておいた。
 これまでは置き配指定でも、在宅時には配達員から直接手渡されていた。今回はなぜか指定どおりに車庫内に置いてある。


 車庫そのものがオープンタイプのため、昨日からの雨模様で水濡れが心配だったが、特に問題なかった。
 しかし、置かれた場所が通りの正面からだと丸見え。こんなことなら、ポストに置き配案内の磁気プレートを前日から貼っておき、引戸があって施錠もできる物置を指定すべきだったと後悔した。
 梱包を解いてみると、特に破損や不足はない。注文したのは長崎の「西海陶器」というメーカーの品。径18センチ×高9センチのドンブリ5個セットで、1個ずつ模様が違う。藍色の和風柄がなんともいい感じで、月末までの5%還元適用品。送料込みで2,755円のお買い得だった。
 あとで気づいたが、アマゾンからは「確かに届けました」と、写真つき配達完了メールが届いていた。


 10年間使ったドンブリ2個セットのうち、最近になってひとつにヒビが入った。割れるのは時間の問題で、代替品をずっと探していた。
 これまでの品は径16.5センチで重さ370g。あちこち探したが同等品は見当たらず、一回り大きいドンブリに決定。いざ手にしてみると、以前より明らかに重い。平均620gもあった。


 さっそく昼食に野菜タンメンを作って使ってみる。ドンブリに余裕があるため、落ち着いて見える。実際に食べてみると、大半はテーブルに置いたままで済む。手で持つのは汁をすするときだけで、両手で持てば重さはあまり問題ではなかった。
 1個だけ梅柄で590gの品があり、他よりも軽いので妻が使うことになる。私は620gのシックな縞柄をひとまず使う。気分次第で別の柄を使うかもしれないが。

 結婚後45年が経ち、新婚時に買った食器類がごくわずかとなった。少しずつ買った他の食器もじょじょに欠けている。次の買い替え候補は、柄の違う皿が4枚しかないカレーライス用の深皿。
 毎日のことなので、食器を新しくするとかなりの気分転換になる。同じ料理も美味しく感じるから不思議。

2020年6月24日水曜日

去年のラズベリー

 昨年家庭菜園で採れて冷凍してあったラズベリーのうち、残った400gの半分を使って、今年最初のラズベリーアイスを作った。
 天気次第だが、週末に家族BBQをやる予定がある。ラズベリーアイスは孫娘の大好物だった。

 材料は冷凍ラズベリー200g、グラニュー糖70g、卵黄2個、ホイップクリーム180cc。作り方は以前にブログでふれた通りで、煮詰める手間がない分、ラズベリージャムよりも簡単かもしれない。


 7月に入れば、新しいラズベリーが採れ始める。今年は数年前に移植した南側の木にも大量の花が咲き、かなりの収穫が期待できる。
 北西側のラズベリーには除草剤散布のリスクがあり、境界に近い部分の採取は避けたほうが無難だ。

2020年6月22日月曜日

そっくり作り直し

 昨夜寝る直前に、上の部分入れ歯の右バネが折れた。3月には左バネが脱落して修理してもらったばかり。今日になって朝食と昼食はなんとか食べたが、収まりが緩くて噛みにくい。作ってもらった歯科に電話し、夕方の予約をとった。

 これまで何度もバネの破損と修理を繰り返していて、3月の修理の際には完全に作り直すことを打診したが、「修理でやれる」と歯科医は言い、結局それに従った。


 今回は椅子に座るなり「そっくり作り直しましょうか?」と、歯科医のほうから提案がある。度重なる修理で、歯科医からのギブアップ宣言か。
 その場で見積りを出してもらうと、およそ5千円。定額給付金も出たばかりで、作り直すことを即断した。現状の入れ歯は簡単な応急処理を施し、代替品ができるまでの間に合わせとする。完成後は予備として使うことになった。

 今日はまず上の型をとり、今後数回通って噛み合わせなどの調整をする。自分にとっての必需品なので、緊急時のバックアップは必須だった。
 歯科のあと、その足で郵便局に回って相続関連書類を大型封筒でまとめて出す。この種の事務作業、まだ当分は続きそうだ。
 その後トライアルに回って定番食料品を調達したが、うっかりしてトライアルカードを忘れた。一度の外出で無駄なく用事をこなそうとすると、どうしても抜けが出てしまう。出る際に指差し確認すべきだったか?事故なく帰宅できたので、よしとしたいが。

2020年6月20日土曜日

つまみ菜食べた

 相変わらず気温は低いが、5/21に種を蒔いたつまみ菜(山東菜)が順調に育ってきた。散歩のあとで間引きを兼ね、大きめの菜を何本か採取。

 まずはお昼にすまし汁の具とし、夕食にはお浸しにする。ほろ苦くて美味しい。60年前に田舎で食べた懐かしい味だ。
 種は半分残してあり、寒冷地は7月上旬まで大丈夫らしい。様子をみながら第2弾を蒔きたい。菜っ葉類は初めて育てたが、こんなに美味いなら来年も作ろう。


 5/30に球根を植えたグラジオラスがようやく芽を出し、最初の芽が20センチほどまで育った。
 5個のうち、最後の1個がいつまでも芽を出さず気をもんでいたが、今日になってようやく芽を出した。
 6月上旬に北側車庫横に植えた5個からは、現時点で2つの芽を確認。やや遅れて西の裏庭に植えた5個は、未だ芽を出す気配がない。種に比べて球根は失敗が少ない。気長に待とう。


 昨日から今日にかけ、子供たちから相次いで「父の日ひまわり」の花が届けられた。それぞれ蕎麦やケーキのおまけがついている。まだツボミの花もあるが、いずれ順に咲くだろう。

 いつものことだが、こうして子供たちの気遣いがあると、子育てに悪戦苦闘した日々を懐かしく思い出す。

2020年6月19日金曜日

当分気は抜けない

 最高気温が16.9度と肌寒く、5月中旬の陽気。あやうく暖房を点けそうになるが、厚着をしてじっと耐えた。
 このところ体温がやや高めなので天候不順でも散歩を欠かさず、しばらく中断していたラジオ体操も1日2回マジメにやっている。

 今日の散歩ではノーマスク姿と3人もすれ違った。札幌では昼カラのクラスターが頻発しているが、公開された店がけっこう近い。
 昼カラに通う中高年の立ち回り先はおそらくスーパーや病院、銀行かホームセンターあたりで、私と重複する可能性が高い。当分は気を抜けない。


 午後から不動産相続関連の資料作りに励む。母の死に伴う諸手続きで、唯一残ったのが実家の土地と家屋のゆくえ。遺言などは特になく、どう処理するべきか身内で相談中。

 長男である私は、20年前に自分で探しあてた土地に自分で設計した家を建て、貧しくとも楽しく優雅に暮らしている。
 維持修繕費も安く、ローンは全て払い終えていて、車庫も昨年自力で建て替えたばかり。引っ越す理由は見当たらない。市内在住の長男も便利な場所に中古マンションを買ってまもない。
 結局のところ、他の身内が相続するか第三者に売却するかしか道はなく、いずれにしても判断材料となる不動産の価値やその算定手段などを煮詰めておく必要がある。相続人相互の意志調整も私が中心になってやらねばならぬ。
 第三者に売却の場合は、売買契約書の締結処理や膨大な遺品の片づけ作業も発生し、さらに解決が長引く。

 8月にはコロナ禍で延ばしてもらった大腸ポリープの手術が控えていて、術後2週間は車の運転を含めた日常行動に多くの制約を受ける。
 大きなヤマは越えたつもりでいたが、実はまだまだやっかいな問題が待ち受けているのか。なかなか楽はさせてくれそうにない。

 久々にTOM語録で吠えてみよう。

《仕事はやるニンゲン、やれるニンゲンに集まってくる》
《やらないよりも、やれる方が遥かにシアワセである》

2020年6月18日木曜日

古くて懐かしい

 先週のことになるが、実家に行って古いアナログテレビを回収し、ケーズデンキまで運んでリサイクル処理してきた。25型の旧式ブラウン管テレビで、一人で運ぶのは困難。妻の助けを借りた。
 母が倒れて病院から施設に移って以来10年余、ずっとホコリをかぶっていた代物。地デジ化によって無用の長物と化していたが、いわゆる「家電4品目」に含まれる。不燃ゴミとしてはもちろん、市の大型ゴミとしても処分できないルールだった。

 いろいろ調べたすえ、ケーズデンキで有料回収してくれることを知り、事前に最寄りの店に電話で確かめてから出かけた。


 店舗入口ギリギリの場所に車を停め、最初にカウンターで手続きをする。台車による回収は店でやってくれて助かった。

 処分費用は3,850円。市指定の大型ゴミだとタンスやサイドボードでも1,300円で引き取ってくれるのでかなり割高になるが、やむを得ない支出である。


 今日はその際に一緒に回収してきた古いアルバムから、姉弟4人が仲良くそろって写っている写真をスキャナーで取り込み、レタッチソフトで拡大修正したのち、プリンターで印刷した。
 およそ65年も前の白黒写真で、当時家に下宿していた地元学校の先生が二眼レフカメラで撮ってくれたもの。古くて懐かしい貴重な記録だった。

 相続関連の書類と共に各自へ送る予定で、配るべき写真はこれくらいしか見当たらず、誰が写っているかさえよく分からない多数の写真はそのままにし、アルバムはひとまず仏壇の棚に収めた。
 次、あるいはその次の代になれば、おそらくお焚き上げの対象となる定めかもしれないが、それでいいのだ。

2020年6月17日水曜日

リモートライブ運用へ

 妻から予約を頼まれていた図書館の本(吉田修一の「路」)が届いたとメール連絡があり、午前中の散歩をかねて近くの地区センターまで歩く。帰路にスーパーに寄って珈琲タイム用のオヤツを3つ買った。
 途中の歩道やスーパーでノーマスクやアゴマスク(アリバイ的にマスクはつけているが、アゴにずらして効果なし)の人々に5人ほど遭遇。
「マスク警察」になる気はなく、ひたすら逃げるのみだが、これでは延々5ヶ月近くも北海道の新規コロナ患者が途切れないわけだ。

 この日の歩数計は計5千歩を突破。ご褒美の「花マル」がもらえる。これが結構うれしかったりする。


 帰宅後、珍しく早めに昼食を食べ、2階に上がってリモートライブの設営をする。自宅でのリモート事業に備えてビデオ通話ソフトZoomを勉強中の長男お嫁さんが相手で、13時ちょうどにリモート会議の予定があった。
 これまでのテストで得た最適な位置に、iMac、マイクスタンド、PA、電子譜面台、ギター、スポット照明などの各種機材をセット。同時にiMacとタブレットPCを起動し、ケーブル類を接続してマイクとスピーカーのテストをやる。本番通りにバンダナやストールも巻いた。

 Zoomの起動テストを含めて10分弱でスタンバイ。前半の30分は私がホスト役となり、弾き語りの聞こえ方がどんな感じか、お嫁さん側で確かめてもらいつつ、録音して送ってもらう段取りだった。
 定刻5分前にお嫁さんが入室し、いざ始めようとするが、画像は届くが音声がどうしても聞こえない。私の歌とギターは問題なく相手に聞こえるという。
 別のiPadにつなぎ換えたり、Wi-Fiルータの再起動など試みるが状態は変わらず、15分ほどが経過。持ち時間が迫ったため、私の歌とギターだけを聞いて録音してもらうことになる。
 画像での手話もどきやチャットによるテキスト交換などで話し合い、ひとまずホスト役を終えることにした。

Zoom動画からキャプチャー

 終了5分後、お嫁さん側がホスト役となって別の会議開始。ところが、今度は互いの音も映像も何ら問題なく視聴できる。理由が不明だったが、要望に応えて各種テストを重ねた。
 20分ほどでこちらも終了。もう一度弾き語りを確かめるべく、ノーマルモードに戻してあったWi-Fi接続を再度高速モードに変えたとたん、映像も音も完全に途切れてしまう。あわててノーマルに戻すと、すぐに復帰した。
 ここで当初の「相手の音が届かない」の理由に思い当たる。会議中に接続モードの切替えをやってはいけないのでは…?
(通信量節約のため、会議開始後にモードを切替えていた)

 事情を説明して、いったん会議を終了する。高速モードに切替えたのち、新規の会議を開いてお嫁さんを再招待した。
 すると、思った通り音も映像も支障なくつながる。歌とギターを再度録音してもらい、メールで送られてきた音源を確かめたが、自宅で聴くのと全く変わらない音質音量で、うれしくなった。これは使える。
 1時間ほどで全テストが終了。接続モードの切替えはケチらずに会議前に終えておくことなど、貴重な情報を得た。お嫁さん側も多くの疑問点が解決できたそうで、互いに有意義な時間だった。
 通信量は実質40分接続で0.25G。前回テストまでの想定内数値だが、もし参加者が複数になった場合、通信量がどうなるかは不明。参加者が外部にいる場合は変わらないはずだが?

 今回、PA(ローランドCM-30)からiMacへの接続は背面のステレオリンク端子からでなく、前面にあるヘッドフォン端子からつないだ。モニターとしての音量とZoomに供給する音量を別々に調整できるし、音そのものが大きく、しかも割れない。
 リモートライブで音が小さいのは致命的だった。今後はこの接続をデフォルトとしたい。

 本番で使えるメドが立ったので、夕方にはHPで詳細に告知した。活動をサポートしてくれているNPO法人にも紹介サイト内の記載変更を依頼した。
 ただ、時流のリモートとはいえ、告知したからといってただちにライブ依頼、とはたぶんならない。参加者側の態勢が大きな壁となるはずで、聴き手が多人数の場合はなおさらだ。
 過去にネットから仕掛けたデザイン、小説、住宅設計など、形になるまでにはある程度の時間を要した。長い目が必要と思われる。

2020年6月13日土曜日

消毒枝豆蒔き直し

 30度に迫る暑さのなか、お昼前に散歩に出かける。マスクを忘れたので、誰も歩いてそうにない畑のコースを選択。道端にアカツメクサが可憐に咲いていて、心がなごむ。
 帰宅後に調べたら、11時過ぎに札幌アメダスで30度の真夏日を記録している。夏が近づいてきた。


 昼食後、手持ちの材料を使って音響用のケーブルを1本作る。3.5ミリのミニプラグ付きケーブルの端部に、6.3ミリ標準ジャック端子をハンダ付けした。
 昨日までにテストして好結果を得たiMacのLINE入力端子利用のリモートライブ、iMac側の規格がミニプラグで、音響系の接続には何かと制約が多い。
 標準ジャックに変換できれば、応用範囲が広がる。変換プラグが市販されているが、買う前にDIYで試したい。


 完成後、さっそくテスト。昨日のセッティングと違うのは、通常ライブと同じようにマイクやエフェクター、そしてエレアコをローランドCM-30に接続したこと。背面の出力端子(ステレオリンク端子)から作ったばかりのケーブルでiMacのLINE入力端子につなぐ。
 PAを2台使うときと同じ要領で、2台目のPAがiMac、という設定だった。
 思惑通り、昨日の設定とほぼ同じ音が得られた。エレアコはオベーションで問題なく、ギターの音量調整も容易。通常ライブの機材や設定がそのまま活かせることになり、俄然やりやすくなる。

 そのほか、iMacの高さや照明もテストを重ねる。20センチの台に載せ、右横からスタンド照明を当てると映像の映りがよいことが判明。また少し前進した。


 珈琲タイム後、先日トライアルで買ってきた枝豆の種を蒔く。5/21に蒔いた種が全く芽を出す気配がなく、寒すぎたのかと1週間前に6粒だけ蒔いた2度目の種も結果は同じ。昨秋に家庭菜園で採取した種に問題があったと判断し、やむなく新規に買った。

 袋を開けると緑色の種が転がり出て驚く。「チウラム種子粉衣」という消毒処理がされているらしい。50粒あり、まず1株3粒を9ヶ所に蒔く。残りは時期をずらすが、今度こそちゃんと芽を出して欲しい。

2020年6月12日金曜日

リモートライブにメド

 昨日からリモートライブのテスト作業を集中的にやっている。いざ公開告知するとなると、より完璧な音や映像を届けたくなる。歌い手として、それが自然なこだわりだろう。

 気になっているのは、ギター伴奏の微妙な音割れ。アルペジオ伴奏のときは比較的問題ないが、ストローク伴奏だとまだ気になる。
 妻が主に使っているiMacに「LINE入力」の専用端子があることに気づき、ホストPCをMacBookではなく、iMacでやってみようと考えた。液晶が大きいので音量のモニター画面とライブ画面を同時に表示可能だし、載せる台も不要。
 これに伴い、歌う位置は普段iMacを置いてある机の前に変更した。

Zoomの録画機能から切り出した静止画

 ところが、問題は全く解決されず、むしろ悪化している。原因が分からず、ライブ用のダイナミックマイクを使っているせいか?と一時は考えた。
「リモートライブにはコンデンサマイクが最適」との記事もある。新たな投資になるが、今後を考えるとやむを得ない気もした。
 一夜明けて再度のテストを試みる。安定しないミキサー経由での入力をやめ、エフェクターからマイク音だけをLINEで入れてみた。ギターはLINEを使わず、生音を直接マイクで拾う。
 Zoomを起動するとき、マイク選択モードなるものがあることに気づく。デフォルトはPC内蔵マイクで、これをLINE入力に切替える。

 Zoomに同時録画機能があることにも気づき、音のチェックはこれでやった。動画から静止画を切り出すことも可能。ライブ音源や写真、動画を別機材で撮る手間が省けるというもの。
 Zoomを起動するとPCのヘッドフォンがなぜか使えず、エフェクターの出力端子を普段はメインPAとして使っているローランドのCM-30につないで、ぜいたくなモニターとした。


 やってみると、音が劇的に回復。ハウリングやギターの音割れは一切なく、エフェクターによるリバーブもきれいにかかる。マイクで拾っているギターの音に強弱をつけにくいのが難点だが、ほぼ公開レベルと判断していい音だった。

 あくまで主催者モードでのテストなので、外部参加者による再度のテストは必要。しかし、大きな進展であることは間違いない。今後、エレアコの使用を模索しつつ、HP等によるネット公開の準備にもとりかかりたい。

2020年6月10日水曜日

まとめて片づく

 昨日はうっかり1時間以上も昼寝をしたせいで夜に眠れず、市の電子図書館で借りた「横道世之介」を明け方まで読んでいた。
 その反動でまたまた日中に睡魔に襲われるという悪循環。ここで眠ってはならぬとムチ打って、午後から市のリサイクルセンターに行く。

 車で10分ほどの距離にあり、古着を無料で引き取ってくれる。母が施設で着ていた衣類のうち、まだ着られる分を中心に我が家で不要になった分を加え、膨らんだ45Lゴミ袋がずっと物置の棚で眠っていた。
 当初はじゅんかんコンビニに出すつもりでいたが、コロナ禍の影響で5月から古着や古布類の受け入れは止まったまま。再開の見通しがたたないため、緊急事態宣言解除を待って市の施設に出すことにした。


 調べた範囲では受け入れているはずだったが、いざ行ってみると、本来は受け入れていないという。ただし、例外的に最初の一回だけは預かるとのこと。次回以降は燃えるゴミとして出すという条件で、どうにか受け取ってもらえた。
 コロナ禍であちこち面倒な事態に陥ってる。見極める目、見切る目が必要のようだ。
 その足で近くにある民間のリサイクルショップにも寄る。不要になったジュニアシートや本などをまとめて買い取ってもらう。
 コロナ自粛巣ごもり生活で各家庭の断捨離が進み、さぞや店は混雑しているかと思いきや、予想に反してガラガラ。たいした値段はつかなかったが、ずっと場所を塞いでいた物が一気になくなってスッキリした。


 最後に同じ敷地にある銀行で預金相続の手続きをする。この日は混雑しがちな5の倍数日だったが、こちらも店内はガラガラ。関係者に持ち分を振り込むだけで面倒な審査等は一切なく、すんなり終了。ようやくひとつ片がついた。

 家に戻って、帰路にあるドーナツ店で買ったオヤツを妻と食べる。このところ続くプチ・ゴーカな珈琲タイムである。

2020年6月9日火曜日

リモート視聴テスト

 昨日の地元紙夕刊に「介護施設でリモートライブ」の記事を見つけた。ビデオ通話ソフトを使って民謡を施設にライブ配信するという。
 2月までは施設を定期訪問していたが、コロナ禍で長い中断。入居者の要望から試行錯誤のうえ実現したようだ。プロ組織らしく、代表者は30代で歌い手は20代と若い。

 発想は私と全く同じで、先を越された印象だったが、こちらもすでに準備は整いつつある。残るは細かい詰めだけだ。


 今日は参加者(聴き手)側の態勢チェックのため、手持ちのタブレットをHDMIケーブル経由でプロジェクターや大型液晶TVにつないで、画像と演奏がどう再現されるか確かめた。
 参加者側が使うと想定される機器はスマホ、タブレット、PCのいずれかだが、スマホは所有せず、PCにはHDMI出力端子がなく、変換ケーブルがあるのはタブレットだけだった。
 音声のないpdfファイルを電子譜面としてプロジェクター表示したことは過去に何度もあったが、映像と音声を同時に再生したことはない。
 自分のYouTube動画でテスト。結果として映像も音声もプロジェクター内蔵スピーカーで普通に再生できた。少人数のライブなら、このままでも問題なく視聴できそうだ。

 試しにヘッドフォン端子から手持ちのPAに音声だけをつないでみると、格段にパワーアップする。大半の介護施設には音響機器が装備されているので、それを利用すると臨場感は増すだろう。


 続いて居間にある32インチ液晶テレビにつないで試す。テレビとしては小型だが、非力なプロジェクターに比べて、映像が格段にきれいだ。内蔵スピーカーでの音声も遜色ない。
 介護施設には食堂の見やすい位置に必ず大型液晶テレビが置いてあるので、これにつないで視聴するのが最も簡単で現実的な選択かもしれない。

 プロジェクターと液晶TVの両方で視聴可能と分かったので、あとは施設の態勢と参加人数によって決めることになりそう。

裏庭で鮮やかに咲いたハマナス

 5月末に近所のスーパー店頭で買ったグラジオラス5個を玄関横に植えたが、その後メルカリで10個460円(送料込み)のグラジオラスを発見。結局それも買って、数日前に道路側アジサイ横に5個を植え、今日は裏庭のアイリス横に残る5個を植えた。

 車庫や物置の建替え、それに伴う敷地周辺のエクステリア整備も整って、今年は園芸関係の作業にむける充分な時間がある。

昨秋の敷設直後

 南側軒下に昨秋敷設した砂利から、スギナが執拗に芽をだす。繁殖力旺盛なありがたくない雑草で、手で抜くだけでは追いつかない。
 防草シートは使い切ってしまい、新たに買って砂利をどかして敷くのは気が進まない。除草剤使用は横の家庭菜園への影響が怖く、結局ヤカンで熱湯をかける無難な手法に落ち着いた。

2020年6月8日月曜日

加齢に伴う衰え

 先週火曜に提出した預金相続書類の一部に不備があり、再提出となった。その処理のため、午前中から近隣の銀行に出向く。
 実は提出2日後の木曜にも別の銀行から連絡があり、同様の指摘があった。その2日後の土曜に今度は簡易書留で別の銀行から連絡がある。木曜の分はその日のうちに不足分の書類を提出したが、土曜の分は平日を待っての処理となった。

 不足していたのは、本籍を札幌に移してからの戸籍謄本。取り寄せた際に区役所の出先機関で用途を詳しく説明し、「連続した戸籍謄本を」と念を押したはずが、一部が欠けていた。
 再度同じ機関に出向く。これが先週木曜のハナシ。前回担当者はかなりの年配で、今回は若い女性職員を見つけて経緯を説明したら、素早く適切に処理してくれた。


 悲しいが、加齢に伴って記憶力や判断力、それらに伴う事務処理能力は徐々に衰えてゆく。自分もいくつか心当たりがある。
 ここ数年で、ライブ開始時間を間違えたり、請け負っていたライブハウスHPの更新情報を間違えたり等の、一歩間違えば大事に至りそうなミスが続いた。

 ライブは合計4つのスケジュール表に記入し、出発時間を前日から携帯アラームにセットして二重三重に備えた。ライブハウスHPは仕事そのものを辞めた。
 その後は大きなポカなく過ごしているが、油断はできない。
 街のリラはすでに散ったが、まるでリラ冷え再来のような寒い日が続く。今日は夜になって、たまらず暖房を点けた。

 5月末に植えたグラジオラスの球根が、ようやく芽を出した。5/21に種を蒔いた枝豆が一向に芽を出す気配がなく、調べてみると腐ってしまったのか、影も形もない。どうやら蒔く時期が早すぎたか?もう少し待って暖かさが戻ってから蒔き直すか、ちょっと迷う。
 裏庭のアイリスは寒さにもめげず、元気に花を咲かせた。入居後20年を経ても律儀に咲き続ける暮らしの目撃者。

2020年6月5日金曜日

リモートライブに進展

 今日の散歩は南側の玉ネギ畑を一周するコースを数年ぶりに選んだ。自宅周辺では最も長いが、散歩にも日々慣れてきて、少し負荷の高い道を歩く気になった。
 出てすぐに散歩必須アイテム「傘(カラス防御用)」「デジカメ」「マスク」のうち、マスクを忘れたことに気づく。しかし、この日はコースの大半が畑で、人に出会う可能性はゼロに近い。そのまま歩くことにした。


 遠く手稲連峰を望む雄大なコースをぐるっと回って家に戻ると、40分近くが経過していた。途中、車3台とすれ違ったが、人との接触はナシ。
 携帯の歩数計は4,500歩ほどで、普段の倍近い。成人男子の歩幅は身長×0.45だそうで、自分の場合なら76センチほど。つまりは3.5キロ歩いたことになる。最終的なこの日の歩数は5,400歩で、中高年は1日7,000歩が理想らしいが、いずれそのうち。
 午後からは懸案事項のリモートライブのテストを再開する。その後の調べで、ビデオ通話ソフトは本来が会議用として設定されていて、声と楽器が入り混じる弾き語りの音源は、伴奏の楽器音を「周囲雑音」とみなして消してしまうらしい。
 前回Google Meetでテストした際、ボーカルは安定しても伴奏ギター音が途中から消える理由はこれだった。

 ネット情報を元にZoomのオーディオ詳細設定「連続的な背景雑音の抑制」をすべて無効化し、さらに「マイク音量の自動設定」のチェックも外す。
 Google Meetにはこの種の設定変更手段がなく、今回は汎用性の高いZoomを再度使ってみることにした。


 主催者側のPCはMacBook、Wi-Fi接続はWiMAXの高速モードで実行。前回同様にボーカル用マイクをエフェクターにつなぎ、ミキサー経由でMacBookにライン入力。ギターは同じくラインでミキサーに入れた。
 iMacにZoomをインストールし、予備アドレスで招待して擬似的な「参加者」とした。ハウリング回避のため、iMacのマイクはオフにする。参加者側の音声はヘッドホンでチェックし、最終的にはICレコーダーで録音して確認した。

 16時過ぎから19時前まで連続2時間半、休みなしでテストを繰り返す。
 Zoomによる最初のテストで問題のあったギター音のブレやバランスの悪さ、ネット接続の不安定、Google Meetで発生したギター音の消失など、各種問題は解決されていた。


 Zoomの時間制限は2台接続なので発生しなかったが、主催者と参加者の両方で使ったせいか、通信量が一気に2.45Gを記録。前回計測でも確認したが、1接続1時間で0.5Gは必要らしい。
 WiMAXの高速モードは月の上限値が7G。テストもほどほどにしなくては。

 エフェクターとエレアコの各種設定は通常のライブと同じでやれる。ミキサーはギターの設定がややデリケート。本番前にiMacを擬似的参加者にして事前テストするのが無難だ。
 エレアコは2台を弾き比べたが、やはりオベーションよりもヤマハが安定する。立ちっぱなしで少し疲れたが、ようやく本番で使えるメドがついた。