この日のホスト(主催者)は長男のお嫁さん。私は単なる参加者だが、ビュー画面の切替えはホスト以外でも自由にやれる。
2階スタジオにMacBookやマイクスタンド、PAなどをセット。歌う位置は窓からの自然光を正面に受ける吹き抜け上部を選択。テーブルもあって台を介してPCを見やすい位置に置け、電子譜面との位置関係も好都合だった。
すぐに歌い始めたが、特にストローク系の曲の場合、音ブレが激しくて聞き取りにくいという。ボーカルが中心となるアルペジオ系の静かな曲は問題なく聞けたようだ。
途中からエレアコのラインケーブルを外して生音に切り替えたが結果は変わらず、次にギターそのものをヤマハのアコギタイプに換えたら、音ブレがかなり改善されたらしい。
推測だが、単音を順に繰り返すアルペジオ奏法に比べ、6弦を一度にかき鳴らすストローク奏法では、音を再現しきれないのかもしれない。
ボーカルは「PA経由リバーブあり」「PA経由リバーブなし」「PAなしの生音」の3つを試したが、ギターの音ブレとの相関関係はなく、普段より音量を上げたほうが聞きやすいという判定だった。
途中で「ネット接続が安定しません」とのメッセージが何度か出て、そのときは音や映像が一瞬途切れたという。おそらくこちら側のWi-Fi接続速度の問題と思われる。
終了後にこの日の回線速度を調べてみると、6.9Mbps。普段は10Mbps以上出ているので、リモート勤務増加で回線が混んでいるのか確かに遅い。月7Gまで使える高速モードでやればよかったと反省。
(Zoomの使用推奨速度は20Mbpsという情報あり)
いろいろ試して、現状のZoomではライブ本番に使えないと判断。いったん会議を終了し、次に最近案内がきたビデオ通話ソフト「Google Meet」を初めて試すことにした。
以前は有料だったが、コロナ禍を機に4月末から無料開放されたという。Gmailに先日自動インストールされていたので、クリックして会議室を開く。長男のお嫁さんをメールで招待したら、あっさりつながった。
仕組みはZoomと大きく変わらず、操作は迷うことなく進む。同じ設定で歌ってみると、Zoomに比べてギター音の音ブレがなく、格段に聞きやすいという高評価。映像も鮮明で、こちらは実用に耐えられそうな感じだ。
計1時間近く試してテスト終了。通信量を調べると、Zoom40分で0.42G、Google Meet20分で0.08Gという結果だった。Google Meetが軽めだが、どちらも大きな負荷ではない。
MacBookのスリープ設定は普段通り5分のままで、会議中にスリープすることは一切なかった。
いろいろ試してみたが、実際に聴き手を対象にリモートライブをするなら、現時点で有力な通話アプリはGoogle Meetか。Googleアカウントを持っていないと主催者にはなれないが、単なるゲスト参加者ならアカウント不要。
最大参加人数は100名、会議時間は最大60分(9月末までは無制限)、無料会員は録画機能を利用できない。
ハイスピードモードでのWi-Fi接続やSkypeなど他のビデオ通話ソフトも今後試してみたい。