2020年2月28日金曜日

トップのあるべき姿

 北海道の鈴木知事が新型コロナウイルスの拡大を阻止するべく、緊急事態宣言を出した。
 期間は明日から3/19までの3週間と長く、ひとまず明日と明後日の2日間、不要不急の外出を控えて欲しい、という訴えだ。

 テレビの会見を生中継で観たが、マスク姿で飾り気なく切々と道民に直接訴えかける姿は心に響いた。政治家特有の計算ずくのパフォーマンスからも遠く、トップのあるべき本来の姿を示している。本来なら国のトップがこうあるべきだが、現状では望むべくもない。
 一昨日の小中学校休校要請でも「結果責任は知事である私が全て負う」と明言。こんな潔い政治家が内閣に一人でもいれば、ウイルス危機は回避されていたかもしれない。

 母子家庭で育った苦労人という経歴のせいか、政治家に最も大切な「情(じょう)」がある。就任時は若さと経歴に不安があったが、見直した。道民の一人として、ウイルス撲滅に少しでも協力したいと思う。


 どこにも出かけず、ミシンとPCワークで終日過ごす。古くなったタオルを再利用し、台ふきん3枚と雑巾2枚を作った。
 さらには、一部にほつれの出たギターケースを補修。そろそろ買い替えの時期だが、もう少し使い続ける。
 午後から図書館に本を返却しに行った妻、帰りにスーパーで買物もしてきたが、いずれも短時間の滞在で手早く済ませたらしい。
 スーパーでは友人にばったり出会ったが、濃厚接触を避けて離れた位置で1分ほど立ち話しただけという。

「むこう1〜2週間が勝負」などと医療専門家がしたり顔で語っているが、そんな甘いシナリオは期待できそうにない。感覚的には最低あと2ヶ月、つまりはGWを過ぎるまで油断はできない気がする。当分はストイックな生活が続く。