2020年3月1日日曜日

紙皿マスクを自作

 緊急事態宣言発令中だが、何も食べずに過ごすわけにはいかず、最低限の食料や日常備品の補充は生きている以上必要だった。あれこれ言いつつも、ひとまず人生は続くのだ。
 昨日は散歩をかねて近くのスーパーまで買物に行った。滞在時間10分ほどでバーゲン品を中心に素早く済ませる。店はガラガラだったが、トイレットペーパーとティッシュ、消毒液の棚は空だった。

 一昨年のブラックアウト以来、防災関連品の備蓄は食料品を含めて怠っていない。トイレットペーパーなら、残りがトイレ内の棚に並ぶ4個になった時点で、1袋12ロールをただちに買い足すように決めている。
 他の備品や食料品も同じ基準で、およそ2/3を使った時点で買い足す。
 今回はその新規買い足しをやったばかりで、現時点での残量は15ロール。夫婦2人で週に1ロールあれば足りるので、3ヶ月は軽く持つ。進行中の買い占め騒動とは無縁。
 そもそも、大半の家に洗浄便器が普及している昨今、それほどトイレットペーパーが必要なのか?と疑問になる。万一トイレットペーパーがなくなったときでも、古いタオルが何本かあれば、急場は十分凌げると思うが…。


 スーパーに行った際、従業員は100%、客も大半がマスク姿で驚いた。以前からマスクの効果をあまり信じてなく、病院や母の暮らす介護施設に行くとき以外は装着しない。
 しかし、この時期にノーマスクで買物するのは、たとえ無症状でも非常識と思われかねない雰囲気だった。マスクは30個ほど在庫があり、今回の品切れ騒動でも買い足すつもりはなかったが、騒動が長引きそうな今後のことも考え、手作りを試みた。
 当初は布でいくつか作り、洗って使い回そうとした。しかし、材料になるガーゼの手持ちがなく、ウイルスに対する効果もやや疑わしい。

 いろいろ模索するうち、BBQで使う紙皿を細工することを思いつく。中国でペットボトルを加工したマスクをしている人がいた。繊維ではないから透過性はゼロ。うまく作れば、正面からのウイルスはブロックできるのではないか?


 手持ちの直径150×深さ35の紙皿を顔にあててみると、測ったようにピタリはまる。アゴの部分を切り落とし、両端をビニルテープで補強してから、2ヶ所の穴をそれぞれ開ける。手持ちの太い輪ゴム(100均で入手可能)を切って穴に通してしばる。
 いったん着用し、鼻の両側のやや高い部分を切り落とすなどして形を整える。内側にはキッチンペーパーを二つ折りにしてあてがい、あたりを柔らかくした。隙間はほとんどなく、代用品として充分使えそうだった。

 呼吸には問題ないが、周囲にしか隙間がないため、会話はやや聞き取りにくいかもしれない。買物中限定なので、この時期なら許されるだろう。


 まだ実際には使ってないが、チャック付ポリ袋に入れて持参し、入店前に装着。買物終了後に外して袋に戻す。
 帰宅後は内側のキッチンペーパーを捨てたあと、0.5%に薄めた台所用洗剤を袋に投入し、5分浸して消毒&洗浄。乾燥後に再度利用する予定。(自家用車で行った場合のルーチン)
 使い捨てでも紙皿は防水コーティング済みなので、5回くらいは使えると踏んでいる。25枚の在庫があり、なくなればホームセンターで安く買える。

0.5%台所用洗剤によるコロナウイルス消毒薬代用に関しては、こちらに詳しい。ただし、2002年流行のSARSへの対応策です)
(0.5%は200ccのぬるま湯に対して、台所用洗剤1cc)
(今回の記事に関し、同じことを試みる場合は各自の判断でお願いします)