2020年2月20日木曜日

忍び込むウイルス

 介護認定が更新となり、介護度5が3年間延長された母の新しいケアプランの打合せに、午後から施設に行ってきた。
 入口でまず消毒液で手を洗う。次に置いてあるマスクを装着。最後に額にかざすだけで瞬時に測れる非接触体温計で体温を測定する。37.5度以上の場合は家族でも入室できないルール。以前に一度だけ37.4度だったことがあり、面会は許されなかった。

 このシステムは新型肺炎の流行で始まったわけでなく、母が入居した3年前から11〜3月の冬季間はずっと採用されている。
 職員や家族、出入り業者に至るまで例外なしのルールで、ボランティア活動で数多くの施設を回ったが、これほど厳重な施設はどこにもなかった。


 それでも過去3年間で一度だけインフルエンザ患者が出たことがある。重篤ではなかったが、感染ルートは不明。治るまで部屋は完全に封鎖され、一切の面会が許されなかった。
 これだけガードが固くても、ウイルスはどこからか忍び込む。人間の英知などあてにならない。

 母の部屋には100歳の誕生日に使った飾り物がいくつか残されていた。前日に私が持参した花もギリギリ枯れずにあった。記念の銀杯は引き上げてくるつもりでいたが、なかよく収まっているので、もう少し置いておくことにした。
 いろいろやってもらったお礼に、職員さんに菓子折を持参。だいたい2ヶ月に一度くらいのペースで、夜勤のときにオヤツになりそうなものを持っていく。ささやかだが、要は気持ちである。
 デジカメを忘れてしまい、写真はガラホの内蔵カメラで撮った。ところがOSを10.13に上げたせいか、PCへのBluetooth転送が何度やってもうまくいかない。
(Mac側の共有設定でBluetoothがオフだったことが後日判明)
 ちょっと困って、ガラホをWi-Fi経由でネット接続し、苦労のすえに普段使っているGmailの起動に成功。自分のアドレス宛に画像を添付してメール送信することで、ようやくPCに転送できた。また少しスキルアップ。