2019年10月5日土曜日

LANケーブルの断線

 最近になって、1階居間に置いてあるWi-Fiルータの調子が悪い。起動時のネット接続やサイトの切り替えに時間がかかったり、スリープから復帰すると接続が切れていたりする。

 Wi-Fiルータを利用した無線LANを利用しているのは、1階に置いてあるMacBookだけ。以前はLANケーブルで有線接続をしていたが、機動性を重んじて無線LANに変えた。息子たちがやってくると、接続料の節約目的で、同じ無線LANを利用している。
 3台あるPCは有線LANケーブルでもネット接続可能だが、電子譜面で常用しているタブレットPCは無線LAN限定で、使えなくなると大きな問題だった。
 試しにMacBookをLANケーブルで有線接続してみると正常復帰したので、てっきりWi-Fiルータの故障だと思った。2千円強の安物で買って7年が経過し、壊れてもおかしくない。

 ところが、ときには有線ケーブルでつないでもネット接続できない事態が起こった。もしかするとADSL接続そのものに不都合があるかもしれず、サービス打切りが3年後に迫っていることもあって、契約変更も検討すべきだった。
 そのほか、MacBook自体に問題がある可能性も否定しきれず、トラブルの元凶を絞りきれずにいた。

壁から天井〜床下へのLANケーブル配線

 ふと思いついてMacBookを2階に運び、3本あるLANケーブルのひとつに直接つないでみた。すると、何ら問題なくネットにつながる。しばらく様子をみたが、スリープからの復帰もスムーズ。その時点で直感した。(LANケーブルの問題では…?)
 ライブ用PAの調子が悪く、あれこれ試したすえに、電源コードの断線が元凶と突き止めたことが以前にある。長く使うとコードも劣化して寿命がやってくる。

 調べてみると、LANケーブルを現状の形で配線してから、10年が経過している。1階のWi-FiルータもモデムとLANケーブルでつないでいるが、4本あるケーブルのうち、唯一ありあわせのフラットケーブル2本をつないで間に合わせた。おそらくそのどこかで接続不良が起こっているのだ。

廃棄したフラットケーブルとコネクタ

 さっそく行動開始。2階にある3本のLANケーブルは、丈夫な標準タイプ。1本は使っていないので、これを1階床下へと配線し直し、既存のフラットケーブルはコネクタと共に撤去した。
 1階天井裏と壁、そして1階床下を脚立や懐中電灯を駆使して動き回り、無事に作業終了。さっそくWi-Fiルータを起動させてみたが、にらんだ通り、トラブルは全て解消されていた。

 取り外した2本のケーブルとコネクタはそのまま廃棄。フラットケーブルは薄くて場所によっては配線しやすいが、通信エラーも出やすいと思い知った。
 一時はWi-FiルータやMacBookの買い替え、ADSL回線の切り替えまで検討したが、あやうく回避。消去法でのトラブル解決手段が今回も効いた。