2018年6月30日土曜日

MacBookバッテリを交換

 1年前にヤフオクの中古で買ったMacBook late2009に「バッテリの交換修理」のメッセージが表示されるようになった。システムレポートで確認すると、以下のような状態である。

・完全充電時容量:3,265mAh
・電圧数:11,336mV
・充放電回数:686回
 この条件下でのバッテリ容量を試算すると、3.265×11.336=37Wh。出荷時のバッテリ容量は60Whなので、60%強まで能力が落ちている。
 使っているMacBookの最大充放電回数は1,000回とApple公式サイトに記載されており、発売後9年を経て一度も交換した形跡がない。使い続けるうち、30分くらいで警告なしで電源が落ちるようになった。いよいよ寿命である。


 これでは大事な作業ができないので、しばし電源ケーブルをつないで使っていたが、やはり不便である。各種収入が減っている昨今なので、無用な買物は極力控えていたが、調べるとアマゾンで互換品のバッテリが5,300円で買える。
 PC自体に問題はなく、最新OSもインストール可能な機種なので、熟慮のすえに買うことにした。
 今日それが届き、さっそく交換作業を実施。ネットに各種情報があり、参考しつつやったので、特に難しいところはなかった。バッテリの型番はA1331で中国製だが、そもそも最初についていたバッテリも中国製であることを交換時に知った。

 まず裏返して上下に計8本あるプラスビスを外す。製品にプラスとY字のドライバーが付属していて、それぞれビスにぴったり合うので、非常に便利だ。


 裏蓋を開け、バッテリ上端にあるコネクタを手持ちのマイナスドライバーで外す。次にY字ドライバーでバッテリ上端のビス2本を外し、プラスドライバーで下端のビス3本を外した。

 これで既存のバッテリは外れるはずが、左上に引っかかりがあり、どうしても外れない。ネット情報を再確認したら、シールの裏に隠れたビスがあるという。突起部分のシールをめくると、確かにあった。
 ここのY字ビスを外して、ようやく取り外しに成功。ビスはすべて同じ場所に戻せるよう、離れた位置に同じ配置で並べた。

シールに隠れている左上のY字ビス

 逆の順で新しいバッテリを装着。互換品なので心配していたサイズやビス位置に狂いはなく、ぴったりと収まった。
 裏蓋を含めて計14本のビスは一気に固定せず、対角の位置で仮固定しながら進め、うまく収まってから本締めするのが賢明だ。

 全て終わって起動させると、問題なく動く。完全充電時容量は5,972mAhで、製品情報にあった6,000mAhとほぼ同じ数値。電圧数は交換前と変わらず、計算上のバッテリ容量は67Whとなって、ひとまず購入時の状態に戻った。
 取説に「最初は3〜5回ほど完全放電と満充電を繰り返すこと」とあり、当面は使用に注意が必要だ。


 購入後にアマゾンの対象サイトを再訪問したら、なぜか製品情報が消えていた。おそらく私が最後の購入者だったのではないか。
 しかし、「MacBook late2009 バッテリ」で検索すると、同性能の別製品がまだ買えるようだ。2度目の交換はたぶんないと思うが。

2018年6月28日木曜日

ADSL卒業か?

 長年使っているプロバイダのヤフー(ソフトバンク)から電話があり、現在利用しているNTT固定電話とヤフーADSL(12M)の基本料金よりも安いサービスがあるので、切り替えてはどうか?との打診。
 いろいろ聞くと、2002年から連続16年利用している「ご褒美」として、5年間限定の特別割引対象者らしい。
ソフトバンクエアー」と「おうちのでんわ」というサービスで、工事を一切せずに2つの機器をコンセントにつなぐだけで、電話とインターネットの両方が使用可能になるという。
 4月に送られてきたDMでおよその内容は知っていたが、今回はそのDM記載料金よりもさらに安い。
 気になっていた各種のヤフーサービスは、HPやヤフーボックス容量、メルアドも含めて現状のまま。固定電話あて電話料金も現状と同じ全国一律3分7.99円。接続速度は現状の下り12Mより20倍以上早い下り261Mだ。
 電話番号は変わらないが、NTTとの契約は「休止」となり、この手続費用2,000円は使用者負担。FAX受信はこれまで通りで、送信時のみ番号の最初に「0009」を付加する。

 NTTと月額400円で契約中のナンバーディスプレイは、同様のオプション契約があり、キャッチホンとまとめて契約すれば、月額280円と割安になる。
 本体がWi-Fi接続で、2本の有線接続も可能。現状のモデムとWi-Fiルータが不要になり、新たな2つの機器と比べた消費電力は同等である。

 総合的に検討すると、基本料を含めた維持費は現状よりもやや下がる。場所によって接続速度が遅いというネット情報もあるが、ADSLサービスがいつまで続くか分からないという不安もあり、使ってみて不満があれば8日間以内なら無料でキャンセルが可能なので、ひとまず申し込んでみることにした。
 65歳以上なので、契約には65歳以下の家族による電話同意が必要らしい。妻も不可なので息子に連絡をとり、都合のいい時間帯を確認。随分と慎重だが、何かと危ないご時世なので、これくらいでちょうどいいのだろう。
 実際に機器が手元に届くまで何ともいえないが、煩わしい工事や高額費用なしで、長年使っているADSLから脱却できるかもしれない。


《その後の経緯》
 翌日の最終確認で、現在2箇所で電話に接続して使用中のドアホンが使えなくなることが判明。新たに数万円のインタホン設置工事が必要となり、金銭的なメリットはなくなるので、契約しないことにした。大事なことは最初に確認して欲しいものですが…。
 今後ヤフーのADSLが打ち切りになるようなら、別の手段を考えます。

2018年6月25日月曜日

少なくても熱い

 白石区役所まちづくりイベント広場での「チカっと叙情歌サロン」3度目を実施した。昨秋の紙芝居とのコラボ企画を含めると、広場で歌うのは今回で4度目。
 4月から広場を借りる際のルールが変わり、過去に実績があるグループ(個人)は事前審査が簡略化され、借りやすくなった。

 椅子があるので聴き手が落ち着けて、滞在時間も長い。広場の使用料は無料で、駐車場も5時間までなら無料扱いとなる。他の街づくり系イベントと比べ、歌う側にとって好条件が多い。
 投げ銭やCD販売、ライブ告知等の営利行為は禁じられているが、その種の見返りを一切期待しない立ち位置なら、競合相手が少ないという利点にもつながる。
 今回は13時から16時まで長めの時間帯を申請し、原点に戻ってソロでの企画とした。ライブ開始はキリのいい13時30分とし、終了を早めの15時とする。
 いつものように妻を伴って、12時に家を出る。25分で白石区役所に着き、まず持参の昼食をとる。その後保安センターで使用手続きを済ませ、12時50分には広場に入った。

開演15分前

 13時までトイレの位置などを再確認したが、広場のある地下2階にトイレはなく、ひとつ上の地下1階にもなかった。広場から通ずる地下鉄駅のトイレを探したら、案外近い位置にある。同じフロアーに相当するので、混雑するエレベーターで1階に上がるより、こちらが便利かもしれない。

 13時ちょうどに倉庫の鍵を開け、椅子を出す。基準の椅子位置を決め、残りの椅子並べは妻にまかせた。そうするうち、広場ボランティアと事務局担当の方も現れる。
 機材の設営を同時に始めたが、前回から100V電源が使えるようになり、設営が少し楽になった。今回初めて小型の手元スピーカーをモニタ代わりにマイクスタンドに装着した。前回、会場の騒音規制値を5曲目で超えてしまったので、音が聞き取りやすいようにとの配慮だった。
 開始5分くらい前までに知り合いを中心に、10数人の方が集まってくれた。13時30分ちょうどにライブ開始。前半40分は私のセレクションで11曲を歌う。

「時の過ぎゆくままに」「サンタルチア」「黄昏のビギン」「君をのせて」「亜麻色の髪の乙女」「森の記憶(オリジナル)」「ダイアナ」「雨が空から降れば」「空港」「少しは私に愛を下さい」「アビーロードの街」


 他のリクエスト系サロンの場と同様に、フォーク系や昭和歌謡系の曲が好まれる場なので、それに沿った構成とした。演歌は1曲のみで、洋楽系が2曲。
 聴き手が固定化される傾向にあり、マンネリ回避策として初めてオリジナルを歌ったが、事前のMCで曲の趣旨を告知したこともあってか、手応えは非常によかった。先月のカフェライブでも試みたが、アクセントとしてならオリジナルも充分通用する。

 上旬に歌った地域カフェでは「雨」をテーマに前半を構成したが、かなりの手応えを感じたので、同じ趣旨で4曲を転用。聴き手の重複はないので、同じ曲でも問題はない。こうした似た傾向の場でのテーマや曲の転用は、今後も上手に取り入れたい。
 10分の休憩をはさんで、後半開始。この日は気温がかなり低く、小雨もパラつくあいにくの天気。広場横を通り過ぎる人の数が普段よりもかなり少ない。通りすがりに席に着く客がほとんどなく、休憩中に自ら席を回ってリクエストを募った。
(リクエストだけで後半を歌うのは難しいかも…)との不安からだったが、結果的に10曲を超えるリクエストがすぐに集まり、構成に問題はなかった。
 14時22分くらいから始め、およそ40分で12曲を歌う。(全てリクエスト)

「万里の河」「アメイジング・グレイス」「長崎の鐘」「硝子のジョニー(初披露)」「ウナ・セラ・ディ東京」「花の首飾り」「落陽」「星影のワルツ」「for you…(初披露)」「ダニー・ボーイ」「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」「グッド・ナイト・ベイビー」

後半開始直後(戻ってない方が数名 )

 1曲目の「万里の河」で、事務局の方から音量制限(最大80dB)をわずかにオーバーしているとの指摘がある。
 前回も同様の指摘があったので、PAの音量はスタート時からかなり絞ってあったが、前半に連発した叙情系の曲で音量をやや上げたのがまずかった。絶叫系の曲は要注意で、曲調を自分で選べないリクエストの場合、問題になりやすい。
 曲ごとに音量を調整するのも面倒なので、以降危なそうなフレーズはマイクから50センチほど遠ざかり、ほぼノーマイクの感覚で歌った。
 なるべく多くのリクエストに応えるべく、後半のMCは曲紹介程度にとどめて、トントンと歌い進む。2日続きのライブの割に声はまずまず出て、これといったミスもなかった。
 時間等の都合で「冬のリヴィエラ」「マイ・ウェイ」が歌えなかったが、次回への宿題としよう。

 終了後、前半のオリジナル「森の記憶」で「いい曲だ!」と喝采をくれた見知らぬ中年男性が近づいてきて、「とてもよかった」と握手を求めてきた。この広場では初めてのこと。
 延べ集客数は20名程度と過去3回に比べて少なめだったが、聴き手の集中度は高く、場の反応はこれまでで最も熱いものだったかもしれない。

2018年6月24日日曜日

コラボ演奏で喝采

 市内やや遠方にある有料老人ホーム誕生会で歌った。施設長さんとは12年にわたる長いお付き合いがあり、関連施設に移動するたびに年1回ペースで招かれている。
 今回の施設に限れば、都合7回目の訪問。12年もの月日が流れると、職員さんはもちろん、利用者の顔ぶれもゆっくりと変わってゆく。

 事前の打ち合わせのなかで、最後に施設長さんとコラボ演奏することが決まる。最近よくある傾向で、私が伴奏とサブボーカルを担当し、職員や利用者がメインボーカルで歌うという趣向。
 特に施設長さんが歌うと、確実に盛り上がる。おしなべて反応が弱い場なので、歌い手としてはやりやすい。
 14時15分から誕生会の開始。施設のイベントなどあって、ライブは14時25分から始まった。コラボ演奏を含め、およそ40分で12曲を歌う。

「憧れのハワイ航路」「宗谷岬」「瀬戸の花嫁」「ふたり酒(初披露)」「バラが咲いた」「二人は若い」「埴生の宿」「踊子」「古城」「浪花節だよ人生は」「東京ラプソディ」「上を向いて歩こう(コラボ演奏)」


「できれば元気の出る曲を」と事前に施設長さんから要望があり、それに沿った構成で臨んだが、歌に合わせて手拍子をしたり、共に歌ったりする方がけっこういて、進行はおおむねうまく運んだ。

 初披露の「ふたり酒」は他のデイサービスで出たリクエストだったが、ここではやや新しすぎた感。後半に歌った「浪花節だよ人生は」も他施設では受ける歌だが、同じ1980年代の曲ということで、外した感じだ。
 古い曲はまずまず安定した反応があったが、「埴生の宿」からの中盤4曲は聴き手の疲れもあったか、反応がやや弱かった。古ければよいというわけではなく、構成にもうひと工夫が必要だった。
 ソロとしてのラスト、「東京ラプソディ」は場から掛け声もかかり、大いに盛り上がる。この種の古くて元気がよく、手拍子のひとつも出そうな曲。数曲の準備はあるが、温存せずにどんどん中盤でも歌うべきのようだ。

「東京ラプソディ」の前に告知したが、ラストは施設長さんとのコラボ演奏だった。直前にキーや前奏からの入りを確認しただけで、ほぼぶっつけである。しかし、昨年も終了時に「次回はぜひご一緒したい」との要望があったので、うまくやれそうな予感はあった。
 歌い始めると、途中でアドリブのフリや掛け声を入れるなどし、そのたびに会場が湧く。巧みなステージさばきで、私はギターで調子を合わせるだけの楽な役割だった。
 後半になると、アドリブでのハモリが入る。事前の打ち合わせで(やるかも…)との話はあり、私はユニゾンで歌うことが決まっていた。ここだけメインボーカルとしてのバランスに変えたが、これまたピタリと決まって、ヤンヤの喝采を浴びる。
 それまで大人しかった場が、ラスト2曲で最高の盛り上がりを見せて終わった。

 マイクとスタンド、電子譜面は予備のセットを持参したが、手製でやや安定性に欠けることもあって、私が予備セットを使用。問題なく演れた。
 終了後に確かめたら、ずっと音楽(エレクトーン)をやっていたそうで、さすがにリズム感や音感に秀でているはず。場のさばきなど、いろいろと参考になった。

2018年6月23日土曜日

アリを封じ込め

 3月から室内で出没し始めたアリ対策として超音波式の害虫駆除機を2基購入し、4月から24時間連続運転させて出没数を日々記録しているが、いまのところ経過は良好。維持費がほぼゼロの安価なアリ撃退策として、使えるメドが立っている。
 過去の経緯からして、少なくとも7月いっぱいは油断できない。見極めにはもう少し時間がかかる。これに関する詳細報告は後日。

 台所や居間のアリ出没は激減したが、最近になって玄関ドア周辺に顆粒状の木くずが落ちているのに気づいた。以前にも何度かあった気がするが、掃除機で吸い取っても、翌朝になるとまた落ちている。


 時間帯や経緯からして、どうもアリの仕業らしいので、薄めた台所洗剤をスプレーして一晩様子を見た。木くずは落ちなくなったので、次に周辺の隙間をコーキング材で埋めた。
 すると今度は、反対側の土間あたりにアリが10数匹活動している。時間は深夜で、ドアの外から何か(巣作りに必要な材料?)を求めて侵入してくる気配。やはり犯人はアリだった。熱湯と薄めた台所洗剤をかけて撃退した。

 翌日になって玄関ドア外部を点検すると、侵入口のすぐそばにアリの巣を発見。ただちに熱湯を2L湧かして注入する。翌日になってアリの姿はほぼ消えた。
 念のため、反対側のドア枠周辺の隙間もコーキング材で塞ぐことにした。以前には玄関に置いた植木鉢の底や、花瓶に差した花にまで巣を作られたことがある。玄関には巣になりそうなもの、巣の材料にされそうなもものは一切置けない。
 2年前には浴室のドア枠の中にも巣を作られた。アリとの壮絶な戦い、生半可な気持ちでは乗り切れない。

2018年6月22日金曜日

今年も全道展

 小学校時代の恩師から、今年も全道展への招待状が届いた。80歳を超える年齢のはずだが、いまもお元気で確かな創作活動をされているようで、安心した。

 いつものように、妻を伴って車で出かける。会場の市民ギャラリー横の路上パーキングがあいにく満車で、近隣の民間駐車場を探したが、事前にネット検索しておいた1時間200円の格安駐車場が運良く空いていた。


 1時間ほどかけてギャラリーを順に回る。200点ほどの作品が展示されていたが、今年の入選率は50%弱ということで、例年よりも厳しくなったという。
 全体的に鮮やかな色調の作品が多くなったように感じた。長い閉塞状態が続く社会の気鬱を、せめて創作で打ち破ろうとする創作者の意気込みなのかもしれない。
 大作が多く、ひとつの作品を仕上げるのに着想だけでなく、膨大な時間の積み重ねが必要なのだとつくづく感じた。
 デザイン的要素が強い創作作業ならどうにかやれそうだが、アート的な比重が強くなればなるほど、自分には太刀打ちできない世界のように思えた。いまは他からの評価が最も高い弾き語りの世界に専念すべきなのかもしれない。


 帰路にロイヤルホストに寄って久しぶりに甘い物を食べる。脳内が幸せホルモンで満たされた気分。

2018年6月21日木曜日

菜園だより

 気温の上がらないパッとしない天気が延々続いているが、断続的な雨の間隙を縫って、今年2度目の枝豆の種をまいた。前回まいた分は寒さのせいで成長が遅いが、ひとまず無事に芽が出て発芽率は高い。
 今日は前回同様に16ヶ所に3粒ずつ、計50粒ほどの種をまいた。


 新築直後に植えたアイリスが裏庭に咲いているが、今年は水色の花だけが咲いた。茎も1本だけだが、花は計4つ。居間のテーブルからテラス窓越しにちょうど見える位置に植えたので、日々目を楽しませてくれる。
 強風で折れそうになったので、木杭を打ってヒモでしばり、支えている。こんなことは始めてだ。

 もうひとつ薄紫の花もあって、例年ならこちらが数多く花を咲かせるはずが、今年は咲く気配がない。あまり考えたくないが、野ネズミ被害のせいかもしれない。


 野ネズミに大被害を被ったラズベリーの木は、その後の手厚い保護措置により、残った木はまずまず無事に育って、小さな実が数多く見える。

 いつもなら抜いてしまう脇芽も、今年は全く抜かずにそのまま育てた。こちらも順調に育ち、デッキ横がこんもりとラズベリーの固まりになっている。
 若い木から多くの実は採れないが、目減り分を少しでも補って欲しい。順調なら7月中旬から食べられる。

2018年6月19日火曜日

久しぶりの千歳空港

 妹さんの結婚式に出席するため、九州に帰省していた長男のお嫁さんと孫娘を迎えに千歳空港まで車で行った。空港に行くのは久しぶりのことで、到着ロビーを探して少し迷った。はっきりしないが、5年前に家族旅行で箱根に行って以来かもしれない。

 最近は妻が東京方面に旅行しても、迎えに行くのはせいぜい札幌駅まで。JRを利用すれば空港から札幌駅まで40分。自宅から札幌駅までは車で25分。全て車だと自宅から空港まで1時間40分ほどかかるので、このほうが合理的なのだ。
 しかし、今回は孫娘がいるので荷物も多く、移動そのものが大変である。車で迎えに行くのが正解だ。


 やや遅れたが、16時少し前に飛行機は無事到着。到着ロビーのガラス越しに私たちの姿をめざとく見つけた孫娘が、にっこり笑って手を振る。行きのバスや飛行機で体調を崩し、九州では病院に行ったそうだが、意外に元気そうだった。
 駐車場までのコンコース壁際に、動物園のような大型ぬいぐるみや動くテディベアなどが多数飾ってあり、孫娘がすっかり気に入って「すごいね~」を連発。立ち止まったまま、動こうとしない。
「ぞうさん」「キリンさん」「くまさん」「チッチ(鳥)」と、いつの間にか動物の名を覚えている。そろそろ本物の動物園に連れていくべき時期かもしれない。


 朝から慌ただしく、まともに食べていないというので、昨夕に作っておいたかぼちゃクッキーを車中でみんなで食べる。
 夏至が間近で外は明るいが、車を走らせるうち、時計は18時に近づく。どこかでお茶でも…、と考えていたが、早めの夕食にしましょうよ、と話がまとまる。

 幹線道路沿いにあるイオンの飲食店街に行くつもりでいたが、途中で回転寿司のトリトンを発見。「ここがいいい!」と妻が叫ぶので、反対車線だったが信号でUターンして入った。
 孫娘は壁に貼ってあるイルカや鯨の塗り絵を見つけて、大はしゃぎ。帰省中は肉ばかり食べていたというお嫁さんは、久しぶりの魚に喜んでいた。
 ようやく空腹が満たされ、19時ころにマンションまで送り届けて、お役目終了。この日は朝から珈琲を飲むチャンスがなく、帰宅後にようやくありつけた。

 その後、テレビでW杯サッカー、日本VSコロンビア戦を見届ける。開始3分後に相手の一発レッドカードでPKを得るという、予想もしなかった展開で、よくて引き分けと思っていた試合を、2:1で勝ってしまう。
 このまま予選通過できるほど甘くはないと思うが、楽しみが最終戦まで続くことは間違いない。

2018年6月18日月曜日

エレアコS.Yairi復活

 2009年夏にブリッジが割れ、新しいオベーションに買い換えたS.Yairiのエレアコがある。翌年11月にブリッジを自力交換し、弾けるようにはなったが、以降なぜか6弦だけがPAにつないでも音が出なくなった。
 2005年に買って4年使ったが、ネックが細く、弦高も安定していて弾きやすい。何より、カポをしてもチューニングがほとんど狂わないという利点があり、生音に限れば充分に使えるので、予備ギターとしてずっと壁に飾ってあった。

 数日前にふと思いついてまた弾いてみたら、やはり6弦だけPAからの音が出ない。しかし他は安定していて、その日の練習はS.Yairiでやった。
 いろいろ調べると、音が出ないエレアコでも、対策次第では復活の可能性があることを知る。1〜5弦は普通に音が出るので、ブリッジ交換時に弦の振動を拾ピエゾ(圧電素子)を部分的に傷めてしまった可能性が高い。


 以前にも何度か試みたが、もう一度弦を緩めてブリッジピンを全て外した。サドルも外して問題の圧電素子を再点検すると、6弦あたりの細い線が一部切れている。弦の振動がPAに伝わらない元凶は、おそらくこれだ。
 荒療治だが、
ピエゾ部分をプライヤーで強引に引っ張り出し、プライヤーで半分だけひねってみた。すると、ピエゾの欠損していない部分が上になり、サドルの底面と電線の一部が接触する。この状態でサドルを装着し、さらに強く下に押しつけた。
 ブリッジピンを元に戻し、弦を張ってあまり期待せずにPAにつないでみると、音が見事に復活していた。何がビンゴだったかは不明だが、弦の振動がピエゾ経由で首尾よく電気信号に変換されたらしい。

 S.Yairiはもともと値段の割に音がよく、フレットの減りも少ない。しばらく弾いてみて問題がなければ、「使えるギター」として復活するだろう。些細なことだが、ちょっとうれしい気分。

2018年6月17日日曜日

三者三様

 ふと気づくと父の日である。妻がお祝いをしてくれるような素振りをみせたが、私は彼女の夫であり、決して父ではない。よって固辞。
 などといいつつも、3人の子供たちからは、それぞれ心のこもったプレゼントが届いた。


 長女は花と信州そばのセット、長男はメリタの電動珈琲ミルと澤井珈琲(島根)のセット、次男はGODIVAのチョコレートセットである。
(長男のプレゼントはお嫁さんの手配)

 父の日はカーネーションのような必殺アイテムがなく、プレゼントには三者三様の気遣いが出ていて興味深いが、共通しているのは食べ物がからんでいること。こちらの好みをちゃんと分かってくれている。
 キモチをかみしめつつ、美味しくいただこう。

2018年6月15日金曜日

パキラの鉢替え

 復活再生を試みて5月上旬に大胆な挿し芽を試みたドラセナ・コンシンネ、その後一向に芽が出る気配はなく、4つの芽はすべて枯れてしまったようだ。
 すっぱりあきらめて、鉢はパキラの鉢替えに転用することにした。

 パキラは3つあるが、いずれも同じ株から分離させたもの。ドラセナ・コンシンネ同様に13年前の自宅コンサートの折にいただいたものだ。


 株分けや挿し芽で増やした2つは春を迎えて順調に芽を出したが、親株に相当する最も背の高い株だけが新芽を出さず、葉の一部も黄変して元気がない。
 調べてみたら、底から根の一部が出ている。どうやら鉢が小さすぎて根詰まりを起こしている気配。ドラセナ・コンシンネに使っていた鉢が一回り大きいので、鉢替えには絶好だった。


 昨日に続いて気温は低いが天気はいい。ウッドデッキで作業したが、使っていた鉢は予想外に底が浅く、大きめのパキラには不適当だったようだ。

 ついでに新芽が出たあと、やや徒長気味の初雪カズラの切り戻しも実施。伸びた3本の茎を切り取り、現状の鉢の空いたスペースに挿し芽したが、これでうまくいくかどうかは分からない。
 買って1年になるが、独特の白い色は消えてしまっても、緑の葉はそれなりに出て育つので、生命力はあるとみた。順調ならそれぞれ根づくはずだが?

2018年6月14日木曜日

異常低温

 札幌は月曜から平年値を10度前後も下回る異常低温が続いている。陽射しもほとんどなく、時期外れの石焼き芋売りが通りを堂々と行き過ぎた。
 加齢と共に抵抗力がなくなり、昨年同時期には夫婦でひどい夏風邪にやられた。室温は20〜21度あたりをウロウロで、ガマンできない寒さではないが、過ちを繰り返さないよう、この3日間断続的に暖房を点けて凌いでいる。
 ボイラ設定は「弱」でも、6月にこれだけ暖房するのは極めて稀。
 この時期の寒さを「リラ冷え」などとよく言われるが、街のリラ(ライラック)はすでに散っている。そろそろ咲き始める「アカシア冷え」とでも名づけようか。

 今日も状況次第では暖房を点けるつもりでいたが、昼頃から少し陽がさしてきた。日中の気温は13度ほどで平年よりまだ8度も低いが、陽射しがあれば室温は上がり、暖房はいらない。
 ここ数日ずっと沈滞していたが、久しぶりにウッドデッキに出て外仕事に励む。


 まずは手製のマイクホルダの修理。電子譜面台の下にセットするタイプで、路上ライブ用として2年前くらいに作った。やや安定性に欠けるが、最軽量のマイクセットとして重宝する。

 実は月末の有料老人ホーム訪問ライブで、施設長さんから「ぜひ一緒に歌いたい」との要望が出た。このところよくあるシーンで、先日のカフェライブでも予備の電子譜面&マイクセットを使ってコラボ演奏したばかり。
 電子譜面のセットは現状でOKだが、マイクホルダを追加するとやや不安定なので、今日はセットする穴の隙間をホワイトボンド&木くずを使って埋め、ぐらつきを解消させた。


 次に長くヌカ床を入れてきたホーロー容器の蓋を作る。樹脂製の蓋があちこち裂けてしまい、全く機能しない。蓋だけの入手は不可能で、やむなく適当な鍋の蓋で代用してきたが、根本解決のため、100均ダイソーで蓋の代替えに使えそうな品を見繕った。
 買ったのは植木鉢の受け皿。当初は鍋の蓋か大皿で代用するつもりが、直径22センチという条件がクリアできない。売り場を散策するうち見つけたのが植木鉢の受け皿で、底面径21センチの品を発見。テーパー形状で、深さが6センチある。半分くらに切り詰めれば、蓋として使えそうだった。

 予想外に樹脂が頑丈で、切り詰め作業に手こずる。金切り鋸、ノミ、ドリルと試したすえ、最終的には金切りバサミでうまく切れた。
 切り口をヤスリで均して完成。載せてみると、測ったようにピッタリはまってうれしくなった。

左下は劣化した古い蓋

 珈琲ブレイクののち、20年使ってボロボロになった竹製の熊手を解体する。やや小ぶりの樹脂製熊手を同じく100均で見つけた。こんなものまで100均で手に入る時代だ。
 その後、郵便局に行って定額貯金の預け替えをし、その足で母の暮らす施設へと回る。先週末にも行ったばかりで、これといった用はないが、先週初めから始まった新たな転倒防止策の確認をしたかった。
 椅子に座っていても包帯巻きのリハビリ作業中に転倒してしまい、その数この1ヶ月で3度。対応策として施設側が食堂の隅に薄い畳を置き、マットレスを利用した低ソファを作ってくれた。作業時はそこに移動するので、転倒の不安はなくなった。
(老健施設なので、リハビリ作業をやめることはできない)

 他の入居者が集うテーブルから離れてしまうのが難点で、疎外感を感じるかもしれない。マメに通って傍にいてやれば、少しは気も紛れるだろう。
 先週は作業に没頭で会話らしい会話もなかったが、今日はごく普通の調子で、昔のことをいろいろと話した。
 老健施設に移って1年7ヶ月が経つが、半年後に新規の特養が近隣にオープンするので、申し込むことになっている。なるべく早く終の居場所にたどり着きたいが…。

2018年6月12日火曜日

機材収納バックの補修

 先日の地域カフェでは久しぶりに予備PAを使ったが、これによって増える機材は、「アンプ付スピーカー(ヤマハMS101-2)」「設置用三脚」「接続用ケーブル」の3つ。
 いずれも小型軽量だが、メインPA一式を運ぶダンボール箱にはスペース的余裕がなく、収納運搬には小型の帆布バックを使っている。

 路上ライブで乾電池駆動のRoland MOBILE CUBEを使う際に常用していたバックで、L370×H280×D150と小型だが、上記3つがうまく収まる。
 ポケットも3つあってなかなか便利だが、延べ150回ほども酷使したせいであちこちに穴が開き、持ち手はぐらついて生地もヘタってきた。


 買い換えようと代替品を探したが、なかなかイメージ通りの安い品が見つからない。そうするうち、多用していたチカチカパフォーマンスをやめてしまったので、使う機会がめっきり減った。最近では予備PAやプロジェクターを運ぶ際に使うだけで、機会は年に数回。
 しかし、久しぶりに使ってみるとやはり便利なので、この際買わずに徹底補修しようと思った。
 まず穴の補修。古いジーンズ生地でパッチを作り、ボンドで接着。以前にも補修しているが、新たに2ヶ所を追加した。

 次に傷みの激しい持ち手部分を補強する。両端部についているショルダーベルト用のフックを利用し、幅25の手芸用布テープを二重に通して、現状の持ち手と3本まとめて固定しようと考えた。
 固定は当初カシメを買ってやる気でいたが、手持ちのビスでも代用できそうだったので、方針変更。やってみたら割と簡単に固定できた。


 最後にヘタっている布を補強するべく、手持ちのプラスチック板を加工する。側面補強として古いカッティングボードを、底面補強として廃棄クリアファイルの表紙を使った。
(この種の廃材は、常にいくつかを保存してある)
 ひと通り終わって機材を入れてテストしてみると、当初のガッチリ感が復活して安定する。結果的に新たな投資はゼロ。今後の使用頻度は少ないので、当分はこれでやれそうな感じだ。

2018年6月10日日曜日

「雨」を歌う

 数ヶ月前から依頼されていた地域カフェ(日曜カフェ)で歌った。地域包括支援センターの支援を受けた事業で、昨年6月今年2月に続いて3度目の依頼だった。
 場所は札幌ドーム近くの町内会館。第2第4日曜の月2回、年間24回開催されていて、運営は全て地域住民で行っている。代表のS子さんとは路上ライブで知り合って以来の長いお付き合いで、講師としてはすっかり定着した感。

 開始はいつもと同じ10時。声の出にくい午前中ライブだが、認知症予防関連事業ともなると、この時間帯がどうしても避けられないようだ。
 8時50分に家を出て、40分で会場に到着。予備ギターやサブPAを含む多数の機材を搬入し、ただちに設営に入る。


 町内会女性部懇親会など、他イベントでも招かれているので、場としては都合5回目。大きな戸惑いはなく、予定通り10時からイベント開始となる。
 前半は40分で10曲を歌った。

「傘がない」「アカシアの雨がやむとき」「どうぞこのまま」「有楽町で逢いましょう」「雨の物語」「長崎は今日も雨だった」「雨が空から降れば」「黄昏のビギン」「空港」「アビーロードの街」

 地域に事前回覧された案内状には、今回もS子さんによるイベント概要が記されていた。6月とあってライブテーマは「雨を歌う」で、雨に関連する8曲がすでに告知ずみ。この8曲は必ず歌う必要があり、前半に配置した。
 開始の時点で聴き手はスタッフを含めて40名くらいだったが、その後じわじわと増え、最終的には50名近くに達した。前2回は30名前後だったので、過去に例のない盛況である。
 昨年からPAは2台を準備してきたが、それでも聴き手の多さに吸音される感じがしたので、途中で数回ボリュームを上げた。

 1年前は風邪が抜けきらず、薬を飲みつつキーを下げて歌うという最悪の状態だったが、今回は調整が比較的うまく運んで、喉の調子はまずまず。ところが前日の気温が平年より7度も低く、暖房を点けるかどうか、かなり迷った。
 結局点けずに早めに寝床に入ったが、身体が冷えていたせいか、1時間毎にトイレに起きる頻尿状態。全く年はとりたくない。午前中ライブの緊張感も重なって、満足に寝られないまま朝を迎えた。

 開始時は寝不足で頭がボ〜とした状態。ピーク時の声がいまひとつ出ないが、変な力みが消えるという相反する要素のバランスを取りつつ歌うという、奇妙な進行となった。


 ライブ中にも断続的に客が入ってきて、その応対や飲み物サービスなどで場が落ち着かない部分も多少あったが、ジャンルや曲調のバランスを考慮した構成がうまく運んだのか、全体的な反応は悪くなかった。
 曲間のMCは曲紹介程度とし、淡々と歌い継ぐ。前半ラストはややマニアックな「アビーロードの街」だったが、期せずして場内から手拍子が湧いた。出だしの1曲と前後半のラストの選曲は、かなり重要と再認識。
 10分弱の休憩を挟んで後半開始。他のリクエストサロン系の場と同様に、後半は基本的に場からのリクエストで構成する。S子さんが休憩時に集めてくれたメモを見ると、15曲のタイトルが並んでいる。
 時間的に全部を歌うのは難しく、可能な限り応えるべく、ただちに始めることにする。およそ43分で12曲を歌った。

「雨がやんだら」「つぐない」「秋桜」「別れの朝」「あんたのバラード」「ここに幸あり」「糸」「涙そうそう」「なごり雪」「星影のワルツ」「アメイジング・グレイス」「365日の紙飛行機」

 何をどの順で歌うかは任されていたが、全体的に叙情的な曲調が多く、前半同様にジャンルや曲調のバランスをとりつつ、その場の判断で歌い進めた。
 結果として歌えなかった曲は、「氷雨」「シクラメンのかほり」「地上の星」の3曲。余るほどリクエストをいただくのはうれしい悲鳴だが、最終的に応えられない曲が出てしまうのは心苦しい。何らかの救済策が必要かもしれない。


 後半は場が落ち着き、聴き手が集中してくる強い気配を感じた。進行に従って眠気もすっとび、連動して喉の調子も向上したが、途中から右の耳が聞こえにくくなって困った。
 以前にも数回同じ症状になったことがある。寒さに用心して薄いセーターを着て臨んだが、50名の聴き手で場内の熱気は高まり、暑いほど。おそらくは体調不良からくる軽い突発的難聴だった。
 頻繁に水を飲み、休憩時にはセーターを脱いでシャツの袖もまくって備えたが、容易に回復しなかった。

 それでも聴き手の熱気に支えられて、ライブの勢いが失速することはなく、あっという間にラストへとなだれ込む。場のコンセプトにもぴったりの「365日の紙飛行機」を選んだが、こちらにも自然発生の手拍子が湧いて大団円となった。
 最後に代表のS子さんが挨拶に立つと、どこからか(アンコール…)のささやきが聞こえてくる。場の気分は確かにアンコールを求めていたが、時計はすでに予定時刻を超えている。惜しいことをした。
 終了後、Xmasライブへの出演を打診される。さすがに12月のスケジュールはガラ空きだが、もし引き受けると、同じ場で年に3度の出演となってしまう。多すぎないかとそこが不安だったが、「こうして回を重ねるごとに、集客は増えていますので」と、意に介さない。
 よく考えると、似た切り口で先月終えたばかりのカフェライブも、季節ごとの年4回ライブが恒例化しつつある。回毎にテーマを決めてメリハリをつけ、きちんと記録を管理して重複曲を極力避けるなど、工夫次第で乗り切れそうな気がしないでもない。

 帰りがけに多くの利用者の方から声をかけられたが、ある同年代の女性からは、「声に独特の《ゆらぎ》がありますね」と言われた。
 実は過去にも同じ趣旨の言葉をかけられたことが数回ある。要は音色やテンポに規則性と不規則性とが微妙に混じり合った音(声)の状態らしいが、突き詰めると音楽的な癒やしにたどり着くという。かの女性はかって専門的な講座を受けたことがあるそうだ。
 自分でもその正体はよく分かっていないが、褒め言葉であることは確か。指摘を素直に喜びたい。