2016年9月28日水曜日

タブレットで騒音測定

 このところ頭打ち感のあるチカチカパフォーマンスのライブ進行に関し、ちょっと思いついたことがあって、いろいろと画策中。

 他の場でも同じトラブルが起きているが、やっかいなのが音の問題である。PAを使った場合、音量に相当の配慮が必要だ。いっそPAなしの生音でやろうか…?と思い立ち、その場合の問題点を探ってみた。
 PAなしだと騒音問題は起きにくいはずだが、反対に音が小さすぎて、聴き手に全く届かない恐れもある。自分の歌唱がどれくらいの騒音レベルなのか?チカチカパフォーマンスでは事務局に騒音計が準備されているが、自宅で簡単に測定する手段はないか調べてみた。
 騒音計自体は1,500円くらいで売っていたが、(もしかしてスマホのアプリに騒音計があるのでは…)と調べたら、無料のがたくさんあって驚いた。
 スマホのアプリは手持ちのタブレットPCでそのまま使えるので、ユーザー評価の高いアプリを見繕ってダウンロード。さっそくセットし、自宅スタジオでいろいろ条件を変えて、自分の歌の騒音レベルを調べてみた。


 結果は以下の通り。(アルペジオは「雨が空から降れば」、ストロークは「また逢う日まで」でテスト)

・距離2M:76dB(アルペジオ)ー84dB(ストローク)
・距離3M:74dB(アルペジオ)ー82dB(ストローク)
・距離4M:73dB(アルペジオ)ー80dB(ストローク)
・距離5M:73dB(アルペジオ)ー80dB(ストローク)

 チカチカパフォーマンスでの騒音レベル基準値は、広場境界の円柱部分で80dBなので、ひとまずそれを基準に考えた。ストローク系の曲は生音でも、距離4M以内では基準値を超えることが判明。不思議なことに、4Mと5Mとでは値に大きな違いはなかった。
 4Mというと、私の歩幅68cmで6歩。現状の北4広場の場合、後方の円柱と広場境界にある円柱との距離が5.8Mなので、およそ2/3ほどの位置ということになる。
 アルペジオ系の静かな曲の場合、相当近づいても80dBを超えることはない。しかしストローク系の曲は普通に歌っていると60〜70dB台だが、サビの部分で声を張り上げると、途端にオーバーしてしまう。
(タブレットを斜めに立てて測ると、歌いながらリアルタイムで騒音値が見える)
 ギター単独の音ではどの曲でも基準値を超えることはなく、問題となるのは全てボーカルの音である。「弾く」だけなら問題ないが、「弾き語り」だと要注意なのだ。

 今回試した騒音計は誤差があまりないとの評価だが、狭い空間である我が家と広い地下広場とでは、違いがでる可能性がある。しかし、一定の目安にはなりそうだ。
 いずれにしても、PAなしの生音だと、歌う位置や曲のスタイルを調整すれば騒音トラブルにはなりにくいことが分かったので、次なる段階にむけて進みたい。