2015年2月15日日曜日

フェルト式エコ加湿器

 4年前に買った動力無用のエコ加湿器、ミスティケーブルの効率が極度に悪くなった。グラスに入った180ccの水を空にするのに、3〜4日を要する。
 取説には、「毎年買い換えてください」とある。経年で繊維の隙間が詰まってしまい、毛細管力が落ちてくるらしい。しかし、容器なしの交換フィルターだけを買ったとしても、1,200円もする。縄文暮らしには痛い出費だ。

 一時は文房具の吸取紙で代用できないか、試したこともある。効率は劣るが、それなりに効果はあった。しかし、繊維が弱すぎて、すぐにヘタってしまった。安価だが、とても使い物にはならない。


 いつものようにネットであれこれ調べていたら、フェルトを素材に使ったエコ加湿器を工夫しているサイトを見つけた。吸取紙よりはるかに丈夫で、100均で手軽に入手可能。
 すぐにダイソーに走り、18センチ四方のフェルト5枚入を見つけて買ってきた。極彩色を始め、5つほどの色パターンがあったが、エコ加湿器を意識してナチュラルなセットを選択。

 ハサミで横半分に切り、手頃なカップに入れて試してみると、けっこう効率がいい。既存のミスティケーブルとの毛細管力を比較するため、同サイズのグラスに同じ量の水180ccを入れてスタートしてみた。


 3日後、フェルトの入ったグラスは、ほぼ空に。対して4年経過のミスティケーブルは1/3ほど残っている。買いたてのミスティケーブルは1日で150ccを空にしたと記録にあるが、古くなると毛細管力はフェルトに劣る。
 少なくとも現状のミスティケーブルよりは効率が高いことが分かったので、フェルト加湿器をもうひとつ追加することにした。古いミスティケーブルは全部まとめて広口にカップに移す。
 フェルトは入れる前に水で濡らしておき、半分が水に浸っている状態にする。上端は花びらのように開いておきたほうが効率がいい気がする。

 この種のエコ加湿器は素材が汚れると必ず効率が落ちるので、こまめに洗うのが肝心。製品の取説には「洗えるフェルト」とあった。まあ、5枚で108円なら、毎年買い換えても構わないが。